蜂群崩壊症候群の原因は、殺虫剤「イミダクロプリド」か 26
ストーリー by reo
諸説紛々 部門より
諸説紛々 部門より
danceman 曰く、
米国において 2006 年よりミツバチコロニーが激減する現象 (蜂群崩壊症候群) の原因は、殺虫剤として広く使用されているイミダクロプリドによるものである可能性が高いことをハーバード大学の研究者らが指摘している (mongabay.com の記事、本家 /. 記事より) 。
ミツバチは植物の花蜜を吸うときに殺虫剤に晒される可能性もあるが、今回着目されたのは養蜂家がミツバチに餌として与えている高果糖コーンシロップ。米国では 2005 年以降、トウモロコシの生産にはイミダクロプリドが使用されている。
研究チームは、4 つの蜂の巣をそれぞれ、イミダクロプリドの濃度の異なる環境で観察を行った。12 週間後の段階では蜂は全数生きていたが、23 週間後にはイミダクロプリドに晒された蜂の 94 % が、濃度の高い順から死んでしまったとのこと。今回の研究で使用されたイミダクロプリドの濃度は低く、一般的に作物生産に使用される濃度より低かったという。
imidacloprid (スコア:1)
イミダクロプリドでは
http://en.wikipedia.org/wiki/Imidacloprid [wikipedia.org]
Re:imidacloprid (スコア:1)
タイトル: イミダクトプリオ
本文: イミダクトプリド
指摘: イミダクロプリド
結局どれなの...
Re:imidacloprid (スコア:1)
「諸説紛々部門」にそんな質問したらもっと増えるからやめて。
Re: (スコア:0)
プリオじゃなくてプリドだろ、というところまでは気付いたのですが、イミダクトじゃなくてイミダクロだというところは見逃している程度の鳥頭編集者です、すみません。
修正しました。ご指摘 thx です。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
偏食よくない (スコア:1)
年がら年中、同じ物ばかり食べてるからこうなる。
だから好き嫌い無くいろんな物を食べなさいとあれほど。。。
Re: (スコア:0)
>今回の研究で使用されたイミダクトプリオ剤の濃度は低く、一般的に作物生産に使用される濃度より低かったという。
- 極端な偏食で同じ物(密や花粉)ばかり食べている。
- 体が小さいため、体重辺りの摂取するカロリーが相対的に多くなる。
- 群れ全体が同じ女王蜂から生まれ、遺伝的な多様性が少ない。(人間に飼育されてるミツバチはさらに減ってるかも。)
ということで、ミツバチは汚染の影響について受けやすくなるような、最悪の条件が全部揃っていたということなのかな。
Re: (スコア:0)
蜜も花粉も、なるべく特定の花のものだけを集めるように人の手で巣箱を移動されてしまうのですね、養蜂って。
Re: (スコア:0)
人間にとって毒性のある花から蜜をとってくるとまずいですしね。
Re:偏食よくない (スコア:3)
特にこの時期、スギ林やヒノキ林の近くに巣箱を置いてしまうと大変です。スギとかヒノキから花粉や蜜を集めてしまうので、花粉症の人は鼻粘膜・涙腺決壊症候群になってしまうとんでもない蜂蜜が…。
# 風媒だぞソレ。
Re:偏食よくない (スコア:2)
ミツバチはスギやヒノキに付着しているカイガラムシの甘汁を集めるそうです。
花粉の時期には湧いてないと思われますが……
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re: (スコア:0)
> 養蜂家がミツバチに餌として与えている高果糖コーンシロップ。
異性化糖をミツバチで濾過して蜂蜜にするのなら、異性化糖をそのまま食べればいいじゃない。
そういう人工蜂蜜って多いらしいじゃない。日本の「純粋ハチミツ」の中にも。
Re: (スコア:0)
花の無い時期の非常食だよ。
本来の非常食は人間がちょろまかしているからね。
私の中ではオオカミ少年化しつつある、このお話 (スコア:1)
去年、原因はオーストラリアが発生源の最近と聞いた。
先月、寄生バエの発生が原因と聞いた。
そして次はコレと。
なんというか、様々な理由が重なったと言えばそれまでなんだろうけど。
「次はなんだよウイルスか?天然ガス排水か?」とか、そんな感想しか出てこなくなりつつあるなあ。この話。
Re: (スコア:0)
端から見てると確かにそう見えるけど「仮説はいらない、真実だけが欲しい」というのもなあ。
仮説検証はオオカミ少年ちゃう (スコア:0)
これをオオカミ少年と言っちゃう人は、研究とか仮説検証とかやったことのない人なんでしょうね。
#「答のある問題ばかり解いていられるのは、高校生までだよねー」
Re: (スコア:0)
どちらかというとオオカミ少年なのは仮説のうちからそんな報道をしちゃうマスコミのほうか。
でもマスコミに露出するときは世間から自分がオオカミ少年の片棒担いでいるかのような目で見られかねないリスクは認識しておいたほうがいいよ。
Re: (スコア:0)
この問題って、死骸はちゃんと回収できているんだっけ?
回収できていないのなら、適当に思い付きを述べているだけで、検証とは別のもの。
簡単に言うと、この先、10も20も原因候補が出てくるのでは?ということ。
# 最初に解明したという称号が欲しいため、ろくな裏付けもなしに発表しているように見える。
# どう考えても、この問題は死骸を探す方が先だろ。
Re:仮説検証はオオカミ少年ちゃう (スコア:2)
># 最初に解明したという称号が欲しいため、ろくな裏付けもなしに発表しているように見える。
それは何か論点がズレてる。
称号が欲しい。それはもちろんだ。優れた研究者がそれ相応の称賛を受けて何が悪い。
裏付け無しに発表。一刻も早く原因究明するためには、仮説段階でも発表するのは良い習慣。
特に今回のように原因不明の場合は、皆がアイデアを持ち寄ってブレーンストーミングして
土台を作るのは原因究明の第一歩。
そして今回の研究では、
「高果糖コーンシロップの原料のトウモロコシの生産にはイミダクロプリドが使用されている。」
「一般的に作物生産に使用される濃度より低いイミダクロプリド(?)でミツバチは死ぬ」
という情報があるんだから、十分な研究結果も出ているわけで、裏付け無しで発表したわけでもない。
># どう考えても、この問題は死骸を探す方が先だろ。
これは違うと思う。
#というかここで勘違いしてるんじゃない?検証の仕方をしらないんだなあと。
まず小さな死骸を見つけるのが難しい。
また自然界だと死骸なんて、蟻とかに食われてすぐに無くなるでしょ。
死骸が見つからないのはごく自然な話。
そして仮に死骸を見つけても、それが「自然死」か「蜂群崩壊症候群」によるものかは区別が付かない。
たとえば原因がイミダクロプリドの過剰摂取(当初は安全値)という仮説があって初めて、
死骸を見つけてそれのイミダクロプリド量を測ってみるという調査に意味が出てくるのであって、
この情報無しだと仮に死骸を見つけてその化学物質の量を測っても「イミダクロプリドは基準値
以下で問題ない」として、その危険は見過ごされただろう。
化学物質や何かが原因でなかった場合はそういう調査は時間の無駄。
いずれにせよ、「イミダクロプリドが当初思われていたより少ない量で蜂を死に至らしめているのが原因」
という仮説を検証するには死骸を見つけることは意味が無い。むしろ高果糖コーンシロップ以外の
イミダクロプリドを使ってない餌を与えてみて、コーンシロップを与えた群れとそうでない群れとの間で、
蜂群崩壊症候群の発生回数を比較する方が効果的。
それに目的は原因究明ではなく、蜂群崩壊症候群の回避だからね。
養蜂家はだめもとで、既に別の餌を与え始めてるかもしれないよ。
Re: (スコア:0)
> 養蜂家はだめもとで、既に別の餌を与え始めてるかもしれないよ。
オーディオとか新薬の話になると養蜂家にも知らせないで対照群を作らないとダメだと言ってる人たちはどこ行ったんです?
Re: (スコア:0)
だから
>それに目的は原因究明ではなく、蜂群崩壊症候群の回避だからね。
なんだってばさ。
オーディオとはまったく違うし、新薬の場合ともそれなりに違うレイヤだろう。
Re: (スコア:0)
そういえば
蜂に与える餌を替えるという対処があったね
Re: (スコア:0)
死骸は完全対消滅してるから見つからないんだよ。知らなかったの? ソースはやおいちゃん
Re: (スコア:0)
関連ストーリー見れば一目瞭然ですね。
Re: (スコア:0)
WiKiを見るとイナイイナイ病とか、狼少年ギャグになっちゃってる。
アメリカの話というが、日本はどうなんだろうか。
放射能の影響は出ていないのだろうか。
花粉で放射能濃縮があるが?
Re: (スコア:0)
進行中の研究なんてみんなそんなもんですよ。よっぽど決定的な実験なんかが出るまでは。
分野とか現象によっては、そもそも「決定的な実験」なるものが存在しない場合もあって、そういう場合には何とも間接的でわかりにくい結果を積み上げてはああでも無いこうでも無いと延々と議論を繰り返して、何十年かすると「まあこんな感じなんじゃねぇの?」と何となく一番もっともらしいどれかに落ち着くという。
群盲象を評すというかまあ、そんなもんですよね。