
見つかった「ヒッグス粒子」、ひとつの粒子ではない可能性 28
ストーリー by hylom
世紀の発見はまだおあずけ 部門より
世紀の発見はまだおあずけ 部門より
Wingard 曰く、
先日、「ヒッグス粒子らしきもの」が発見されたことが世界中を驚かせたが、これについて「発見されたものはヒッグス粒子ではない」という可能性を唱える研究者がいるという(GIZMODO)。
この意見を主張している研究者は、イリノイ州アルゴンヌ国立研究所のイアン・ロウ氏とジョセフ・リケン氏、ゲーブ・ショーネシー氏。彼らによれば「ヒッグス粒子が存在している証拠とされる現象(スカラー共鳴)」は、別の粒子2つあるいは3つの粒子の組み合わせを想定した場合と同等、という。
ニュートリノの質量 (スコア:1)
オフトピですが、スーパーカミオカンデで観測されたニュートリノに質量があるという実験結果は、従来の理論を覆すノーベル賞級の発見だと言われました。
その後、標準模型に修正はあったのでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。
Re:ニュートリノの質量 (スコア:1)
スーパーカミオカンデでの観測はニュートリノに質量がある可能性を98%とするものでした。
確定とするためには6σ以上の確かさが必要なため、2010年CERNで直接観測が実施されたり、T2K実験などの各種実験が予定されています。
ニュートリノに質量がないとする前提は、弱い相互作用と左巻きニュートリノの関係を説明するために用いられました。
現在ではポンテコルボ・牧・中川・坂田行列(PMNS行列)によって、ニュートリノが質量をもつとされています。
ニュートリノ振動 [wikipedia.org]
クォークの場合にはCKM行列によって、クォーク混合・振動や世代数が3以上となることが示されましたので、PMNS行列が正しいとすればニュートリノ振動はもちろんのこと、レプトンの世代を説明することが期待されます。
相変わらずですけども (スコア:0)
同等だ、と言ってる訳じゃないでしょ。
ギズモの抄訳だって「同等に説明できる」、って科学的な意見を述べてるでしょ。
しかも『「標準モデルのヒッグス粒子の方が、全体的には若干良く説明できる」とも言っています。』ですと。
Re:相変わらずですけども (スコア:1)
「見つかったのはヒッグス粒子で確定」
であり、しかもそれは
「1種類ではなく複数種類である可能性がある」
あるいは
「複数個の粒子から構成されている可能性がある」
って読めるね。
本文では
「発見されたものはヒッグス粒子ではないという可能性」
って言ってるけど。
Re: (スコア:0)
伝言ゲームでもやってるの?不毛だよ.
全体的には若干良く説明できる (スコア:0)
文字通りだと「わずかに良く」だけど、実際の意味は「かなり良く」だろうね。
ヒッグス粒子じゃない可能性も残されているよ、別の方法でも今回の現象を説明できるよ、といっているだけであたりまえのアプローチだと思う
Re: (スコア:0)
なんで実験する前に指摘しなかったの? 金の無駄遣いさせてヒッグス粒子を発見させないようにする宇宙の法則たんの筋書きに従って動いてるの?
Re:全体的には若干良く説明できる (スコア:1)
もともとヒッグス粒子なんてないって言っている人はいて、それを確かめるための実験。
で、今回の実験で、ほぼ確実に、
* ヒッグス粒子がある(確率高め)
* 未発見の粒子が数個ある(低め)
ってところまで、絞れたという話。
今後の実験で、どちらかに確定できるか期待、と。
対称性破れによるゲージ粒子ボソンは3種類 (スコア:0)
強い力を仲介→π+,π-,π0中間子
弱い力を仲介→W+,W-,Z
電磁波については対称性が破れていないので
ゲージ粒子は光子のみ。
Re:対称性破れによるゲージ粒子ボソンは3種類 (スコア:1)
普通はπ中間子をゲージ粒子という言い方はしない。
クォークからなる複合粒子で、素粒子ではないので。
強い力については、クォークを閉じ込めているグル―オン
がゲージ粒子として想定されている(未発見)。
Re:対称性破れによるゲージ粒子ボソンは3種類 (スコア:1)
やや古典的に考えて「核力を媒介」なら、πも違和感ないですかね。
Re: (スコア:0)
ゲージ粒子ならゲージ対称性がないとな
Re:対称性破れによるゲージ粒子ボソンは3種類 (スコア:1)
isospinの対称性じゃダメですか?
Re: (スコア:0)
仲介と言うと、意思を持って特定の粒子に影響を与えに行ったように聞こえる.....
別の素粒子なの? (スコア:0)
仮にヒッグス粒子でなかったとして、CERNが発見したっぽいのは既存の粒子の組み合わせ?
それとも未知の素粒子ってこと?
「ヒッグス粒子のように振る舞うふたつまたは3つの粒子を想定」ってあるから別の素粒子なんだろうとは思うけど。
これって、ヒッグス粒子が素粒子ではないですよ(分割可能)って主張になるのかな。
それともヒッグス粒子とは全く別物の突然現れた謎素粒子を導入するってこと? だとしたらいらないもの導入する必要があるだけ筋が悪そうね。
Re: (スコア:0)
phasonさん以外は馬鹿しかいないんだから、こんなとこで質問するだけ無駄。
Re: (スコア:0)
phasonさんが答えてくれるチャンスがある分無駄じゃないのでは。
# 他にも素粒子屋さん2〜3名ぐらいいそうだけど。
久しぶりに思い出した (スコア:0)
重ね合わせだなんて
残念だが (スコア:0)
最初の「見つけた!」で、見つかってしまったらもったいない。
じらして、じらして、二、三回目の「見つかったかも」で、本物認定してくれた方が本物っぽい。
というのは冗談で・・・・
再検証テストで同様の現象が確認され、ヒッグス粒子しか考えられないという状況まで
追い込んでいただきたいと思う。
つまり (スコア:0)
ヒッグス粒子とウェッジ粒子が見つかったってことだよ
Re:つまり (スコア:1)
んじゃそのうちピエット粒子も見つかりますね!
Re: (スコア:0)
そりゃヒッグスじゃなくてビッグス
Re: (スコア:0)
「別の2つの粒子~」だから問題ない。
# エクスカリ「パ」ー的な
Re: (スコア:0)
うちゅうの ほうそくが みだれる
ってことですか?
いい本ないかな? (スコア:0)
専門家向けの数式ベースとかじゃなくて、概論というか最新動向というか
その辺をうまくまとめてるのがあると良いんだけど。
結構知り合いから聞かれるんだけど良い本が無くて。
--
ボゾンを粒子と呼ぶのは未だに抵抗があるのでAC
Re:いい本ないかな? (スコア:1)
標準模型というか元になっているワインバーグ=サラム理論中心でよければ
ブルーバックス クォーク 第2版
素粒子物理はどこまで進んできたか
著者: 南部陽一郎
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2572052 [kodansha.co.jp]
タイトルは「クォーク」とありますが、場の理論がメインかな。
場の理論で自由度が決まればボソンの数が決まることが理解できます。
初心者から中級者向けかも。
もっと中級者よりだと大統一(GUTS)メインの本なら、そこまでの説明が
あるので、そのほうが分かりやすいかも。
Re:いい本ないかな? (スコア:1)
和田純夫先生の「場の量子論とは何か―統一理論へ近づくための根本原理 (ブルーバックス) 」は、数式をほとんど使わず、図と文章で説明されていました。
当時は、画期的でわかりやすいと思いましたが、今は何も覚えていませんw。やはり、数式による理解が必要なんでしょうね。
ちなみに、私は大学時代、物性化学を先行していましたが、「場の量子化、なんじゃそれ?」状態でした。
抽象的すぎて、訳がわかりませんでしたわ。
Re:いい本ないかな? (スコア:1)
先行→専攻
のtypoでした