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医療

人間も乳幼児期に抗生物質を投与されると太る? 12

ストーリー by reo
最近体脂肪率が減らない… 部門より

danceman 曰く、

家畜を早く太らせるために家畜農家では家畜に抗生物質を与えるケースがあるが、専門家らの指摘によれば、人間も幼いうちに抗生物質を投与されると太ってしまうらしい。乳幼児期に抗生物質と投与すると、ミクロビオームと呼ばれる腸内の細菌群の構成を変化させてしまうことになり、長期に渡って栄養成分の分解に影響を及ぼし続けるのだという (ScienceNOW の記事本家 /. 記事doi:10.1038/ijo.2012.132 より) 。

ニューヨーク大学の Martin Blaser 氏率いる研究チームが、生まれたばかりのネズミに抗生物質入りの水を与えたところ、7 週間後には抗生物質の入っていない水を飲み続けたネズミと比べて、明らかに多くの脂肪を蓄えているという結果となった。また、1991 年及び 1992 年にイギリスのエイヴォン州で生まれた子供 11,000 人のデータを元に調査したところ、生後 6 ヶ月以内に抗生物質を投与された子供は月齢 10 ヶ月、20 ヶ月、38 ヶ月の時に高い確率で肥満となることが分かったという。

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  • by skapontan (35455) on 2012年08月23日 14時55分 (#2217077) 日記

    自分も小学校ぐらいまでの幼少期に非常に病弱だったので、相当抗生物質を投与されたと思われます。
    だから今こんなに太ってるのか!

    んなわけない。
    大学生ぐらいまではガリガリに痩せてて、どう考えても仕事始めて運動しなくなってからの肥満ですから。

    • by Anonymous Coward

      30超えて代謝が落ちてくると今までと同じ食事と運動でも太ってくる
      筋トレすると脂肪より燃費の悪い筋肉が増えるので同じ運動量でも太りにくいというのは本当なんだろうか。

      • by sumeshi0206 (12305) on 2012年08月23日 18時34分 (#2217278) 日記

        運動で消費するカロリーなんてたがかしれていて
        基礎代謝がメインで消費しています。

        仰るとおり筋肉量が増えれば基礎代謝が増加して太りにくくなりますよ。

        ちなみに食事量おさえて減るのは脂肪だけじゃなく筋肉も分解されます。
        減量後リバンドすると痩せにくくなるのはそのせいです。

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        • by firkragg (40199) on 2012年08月27日 12時40分 (#2219167)
          食事制限で半年で15㎏程減量しました。
          脂肪含め、筋肉がみるみる減って行きましたね。腕が細い細い。

          筋肉も脂肪もどんどん分解されるのを身をもって思い知りました。
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      • by wolf03 (39616) on 2012年08月28日 0時32分 (#2219606) 日記
        それに加えて、自宅(玄関)と駅(ホーム)が徒歩7分、職場事務室(入り口)と駅(ホーム)が徒歩5分になったら
        一時期凹ませた腹がぱんぱんに戻りつつ・・・
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    • by Anonymous Coward

      抗生物質により腸内の細菌群が変化して太りやすい体質となっていたが
      代謝が多い若いころは太らなかった。

      代謝が落ちてから太りやすい体質が表面化した。
      とも言えるのでは。

  • 燃費がよくなっちゃうぞ、要注意な、って雰囲気になる辺りが過渡期ですねぇ。燃費を高めてコストを削減できたら良いんですが、本能はなかなかままならない。
    • by Anonymous Coward

      自然界だと肥満なんてまずありえなくて通常は飢える心配をしなきゃならないと思うんだけど、
      それにもかかわらず、肥満にならない方向の腸内細菌がいるというのは、進化的には
      なんか逆方向のような気がするのですが。

      • マイクロバイオームについては, 丁度今月号の日経サイエンス [nikkei-science.com]で特集されています.

        腸内細菌については, 他にも免疫系の調整やO157などの毒素からの防衛, それに海藻の消化 [srad.jp]なんてことにも関わっているそうです.

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      • by Anonymous Coward

        腸内細菌が利用していた分の栄養が、腸内細菌群の構成変化により未利用となった

        同じ量の食事を摂取した場合、ヒトが吸収して太る

        ということでしょう。
        腸内細菌群の構成変化により、ヒトの栄養吸収器官の栄養吸収効率が向上したのではなく、栄養吸収器官に運ばれる栄養成分量が増加した事により体内備蓄量が増え、肥満になったと考えられます。すなわち、ヒトの栄養吸収能力は以前から充分な能力が確保されていたのに、充分な量の栄養成分が栄養吸収器官に到達していなかった (ことに加え、昔は現代よりもエネルギー消費が激しかった) ために、肥満が少なかったのです。

        肥満にならない方向の腸内細菌がいる

        以降の文は、よくわかりません。そんなこと書いてましたっけ?

        • 肥満にならない方向の腸内細菌がいる

          以降の文は、よくわかりません。そんなこと書いてましたっけ?

          その、「腸内細菌が利用していた分の栄養」を消費していた細菌は何故自然に淘汰されず未だに生き残ってるんだろう? みたいな疑問かと。

          このストーリーの本題の抗生物質と似たような機能を持った化学物質を分泌する突然変異

          栄養吸収能力向上(腸内細菌の構成変化によりそれと同じ効果)

          生存が有利に

          というのが淘汰に影響を及ぼす可能性はありそうなので。

          まだまだいたちごっこの真っ最中でしぶといのが生き残ってる段階、とか、ただの栄養浪費じゃなく何かしらの役にも立ってたのでとんとん、とか色々仮説は立てられますね。

          「役立たずのでくの坊だけど、ただ無害だった」というのが利点になり得た可能性もあるのかな。今時の清潔な空間だと、抗生物質で腸内細菌を全滅させても大した問題は起こらないけど、衛生状態が悪いところでリセットをかけてしまうと危険な菌が台頭する可能性もあって健康被害が出やすい。それよりは無難な菌で埋まってた方がマシだから、抗生物質を内製するような体質は生存に有利とは限らなかった、とか。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        人間も動物も、それ単体で完結しておらず、腸内細菌のようなものと共存共栄してバランスが取れてるわけです。
        腸内細菌が脂肪を分解することでバランスが取れてる、そのバランスを抗生物質が崩してしまうわけです。

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