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7192012 story
テクノロジー

カリフォルニア大学、ディーゼル代替につながるバイオ燃料開発 19

ストーリー by reo
kamosu 部門より

taraiok 曰く、

カリフォルニア大学バークレー校の化学エンジニアたちが新しいバイオ燃料の開発に成功したと発表した。このバイオ燃料の特徴としては、化学者としても知られるイスラエルの初代大統領ハイム・ヴァイツマンが 1914 年に発見した発酵技術を使用した点にある。この技術は第一次大戦時に爆発物の燃料精製や合成ゴム製造に使われていたものだが、燃料やゴムの製造に石油が使われるようになってからは使用されなくなっていた技術だという (SFGate の記事本家 /. 記事より) 。

原料としてはトウモロコシのほかサトウキビ、草などの生長の速い植物か利用できる。こうしたバイオ燃料の代表格としてエタノールがあるが、エタノールよりもガロン当たりのエネルギーが多く燃焼能力が高いことから、ディーゼル燃料の代替物として使用できるとしている。

バークレー校の Harvey Blanch 教授は、この技術は精製の効率が高く、実用性が高いものだとしている。大量生産と流通のためには 5~10 年程度の時間が必要になるだろうとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 本家でも突っ込まれてますが,論文自体は昨年の11月に出ています.
    あれですかね,日本でも朝日とか毎日とかの新聞が妙に時期外れ(時には1年以上前)の論文を「○○が新たに発見された」とか持ってくるようなもんなんでしょうか?
    #その疑問を以前/.Jで出したら,誰かに「とりあえず昔作ったけど使っていなかった記事を,
    #穴埋めとして再利用してるんじゃ無いか?」と言われて納得した覚えが.

    その時にちょうど日記で取り上げていたんでリンク.

    http://srad.jp/journal/558491/%E7%99%BA%E9%85%B5%E7%94%A3%E7%89%A9%E3%... [srad.jp]

    • by Anonymous Coward

      翻訳専門のtaraiokに言ってもなぁ...
      最近、Appleネタが少ない&悪いニュースならある状態なので、翻訳3人衆も何を翻訳すればいいか、迷っているのでしょう。

      • あ,いや,今回の場合,元記事書いてるSan Francisco Chronicle自体がこのネタを今になって持ち出してるんですよ.
        その記事自体には元論文へのリンクもありませんし,論文の発行日時も書いていないので,翻訳側の問題というわけでは無いと思います.

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          いや、翻訳してるだけだから古い記事がなぜ今頃になって出てくるのか、
          と言う疑問には答えられないだろうと言うことなんじゃないですかね。

          古い発表を今頃記事にすると決めたのは元記事の方なのでそっちに聞かないと。
          元記事に論文の発表時期の情報が無くてわかりにくいというならなおさら。

  • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 10時24分 (#2310409)

    ディーゼルエンジンがなくなっちゃうのかと思た

    • by Anonymous Coward

      軽油代替でしょうな。
      ああ、船舶用ディーゼルは重油か。
      言い回しが難しい。

  • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 10時30分 (#2310412)
    アセトン・ブタノール発酵 [alic.go.jp]で出来た液からアセトンとブタノールを抽出して、触媒で軽油相当の炭化水素にする、とありますね。
    菌株が新しいのか、触媒が新しいのかちょっと記事だけだとわかりませんが面白そうではある。
    • by Anonymous Coward

      ソフトバイオマスからのアセトンブタノール発酵を、本当にあと5年から10年で産業化まで持っていける技術を開発できたら、ノーベル賞モノだと思うのですよ、割とマジで

  • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 11時42分 (#2310460)
    • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 12時16分 (#2310484)

      >原料としてはトウモロコシのほかサトウキビ、草などの生長の速い植物か利用できる。

      このような「高等植物」燃料に比べたら、圧倒的に生産性の高い 「藻」燃料の方が有望でしょうね

      「高等植物」燃料は、結局コスト面をクリアできず、頓挫すると思います

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 18時35分 (#2310772)

      両方共消え去りシェールオイル・ガスを使うようになるよ。たぶん

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        シェールはあくまで地政学的な価値しかない。
        採掘コストは在来型ガス田よりだいぶ高く付く。
        これまで天然ガスはカタールとロシアに依存していたから言い値で買うしかなかった。
        在来型でもモザンビークと西オーストラリアの新ガス田の施設が稼働し始めるし、チリの開発も進んでいるので数年後には情勢は一変する。
        現在判明している天然ガス可採量はロシア、イラン、カタールの3国で六割を超えている。
        イランが核開発やめて経済制裁が解除されればさらに情勢は変化する。
        つか、イランは「原子力は生存権だ」と言い張ってるけど、足元の天然ガスが原発何基分かわかってないんじゃないか?

        • by Anonymous Coward

          足元の天然ガス田からはプルトニウムが採れないじゃないか。

    • by Anonymous Coward

      上のヤツは、別名「オーインチキトリウム」なんて呼ばれてて、まず無理です。

      下のは、100万円/kg位の物質生産なら行けます。(現在の高機能藻類オイルの市場価)

  • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 13時33分 (#2310546)

    カリフォルニア大学バークレー校の化学エンジニアたちが新しいバイオ燃料の開発に成功したと発表した。

    ふむふむ

    燃料やゴムの製造に石油が使われるようになってからは使用されなくなっていた技術だという

    全然新しくないじゃん

    • by Anonymous Coward on 2013年01月22日 14時16分 (#2310583)

      発酵技術は新しくないが燃料製造技術は新しい。

      ちょっと詳しく言うと発酵でアセトンとブタノールを得る技術は全然新しくない。
      発酵液から効率よく、また微生物が働きやすいようにアセトンとブタノールを抽出する技術と、そこから灯油相当の炭化水素だけをうまく合成する触媒技術が新しい。みたい。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        (#2310583) のACですが
        × 灯油(ジェット燃料)
        ○ 軽油(ディーゼル燃料)
        ですごめんなさい
    • by Anonymous Coward

      それに、技術はできても、
      それを大量生産、低コスト、環境負荷を少なく、という研究は、高効率を目指して続行すると思うよ。

      この手の新技術!はコストで実用化せず消えてくのが多いしね。

      • by Anonymous Coward

        直近の例だとレアメタル関係の代替技術とかですかね。
        何らかの理由でコストが上がればまた日の目を見るかも?

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