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テクノロジー

消えるマントは3Dプリンタで簡単に作れるようになる 29

ストーリー by reo
サン・ゲンファの時代 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

光の方向を曲げたりすることにより、中の人が見えなくなるという「消えるマント」。2006 年に「消えるマント」の理論を考えたデューク大学の Yaroslav Urzhumov 氏 (参考: /.J 記事) は、3D プリンタを使用してこの「消えるマント」の製造できるようになるという (gizmig の記事Wired UK の記事本家 /. 記事より) 。

初期の消えるマントは高価なグラスファイバーと銅などの高価な材料から作られていたが、Urzhumov 氏は、3D プリンタで利用可能なポリマーと ABS などとの組み合わせで消えるマントを作ることを目指しているという。その結果、光学ガラスやプラスチックから可視光線域をねじ曲げるメタマテリアル (複合人工材料) を作り出すことに成功した。こうした可視および赤外線をねじ曲げる光クローキング (隠れ蓑) 技術とメタマテリアルは飛躍的に進歩しており、Urzhumov 氏曰く、市販レベルの 3D プリンタと一晩中プリンタを動かす電力、1000 ドル程度の予算で消えるマントを作り出せるようになるだろうとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 今回のデューク大学の発表(Optics Letters)は,「低損失誘電体コートによる自由空間クローキング」
    で,専門家の立場からすれば,3Dプリンタを使ったからすごいとかそういうことではありません.

    今まで,隠れ蓑を作るためには誘電体と導体を使ったメタマテリアルが必須でした.これは,
    構造より長い波長にとっては,それが「負の誘電率」,「負の透磁率」に見える,という性質を
    利用して,通常の誘電体では実現できない電磁波物性を実現する,と言うアイデアです.

    一方,今回の発明は,ごく普通の樹脂をつかってクローキングを実現しています.したがって,
    技術的な分類で言えば,メタマテリアルと言うよりは誘電体多層膜コートによる無反射に近い
    概念です(カメラや、メガネのレンズなどで広く実用化している).

    どこが凄いかというと,直進してくる平面波に対して,どの方向にも反射がおきない干渉パターン
    と,それを実現する薄膜状の誘電体配列を発見したという点でしょうか.

    ※Xバンド(波長3cm)に対してはあれでも充分「薄膜」です.

    メタマテリアル研究が盛んになり,「干渉により電磁波の進行方向を制御する数学」が
    大きく進歩したのが今回の発明の原動力になったものと思います.

    • by Anonymous Coward

      反射しないと真っ黒に見えちゃったりしないの?

      • by rhodamine (32563) on 2013年05月16日 12時13分 (#2381358)

        説明不足でした.

        干渉と回折によって,平面波が裏側に回り込みます.
        したがって,円柱の裏から見ると,まるで何もないように
        感じられるわけです.

        これが,単純な反射防止と今回の技術の一番の違いです.

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ということは、マントと言うよりは円筒が出来上がると考えればいいのかな?
          透明電柱

    • by Anonymous Coward

      >どこが凄いかというと,直進してくる平面波に対して,どの方向にも反射がおきない干渉パターン
      と,それを実現する薄膜状の誘電体配列を発見したという点でしょうか.

      ものすごく大雑把に言えば、ABS樹脂をある一定のパターンで積み重ねていくと、回折が生じて、光が曲げられるっていうことなのかな?

    • by Anonymous Coward

      >どこが凄いかというと
      いやいやいやいや、論旨から見て目玉は低価格材料+特殊な制作設備不要に尽きるでしょフツー。
      特に軍事関係で前線拠点での迷彩手段の選択肢を大きく変える発明と聞こえる。
      単純に考えても、見晴らしのいい地形に伏兵として装甲車部隊とか配置して待ち構えることが可能になる。
      そうなれば、見晴らしがいいから注意しなくて良いってことにならなくなる。
      結論として偵察の負担が増大するわけだから、手段として所持していると相手に思わせるだけでもチョー有利。
      そういった軍事的需要が高いことがインセンティブとなって、研究の方向性を決めていると思うな。

  • by iwakuralain (33086) on 2013年05月16日 11時57分 (#2381333)

    どこに置いたか分からなくなるじゃないか

    と思ってしまった…

    • by Anonymous Coward

      超音波で探せばいい

    • by Anonymous Coward

      分からなくなるたびに3Dプリンタで作り直すので、床には見えないマントが敷き詰められてたり

  • by Anonymous Coward on 2013年05月16日 13時16分 (#2381406)

    前と同じく「マイクロ波」に対して消えるだけだよね。

    消えるマントと聞くとすわ光学迷彩と思う人が多いから(いや実際マイクロ波に対して光学迷彩だ!と言われればそうだけど、一般的に光学迷彩って可視光線全域に対して消えることだと思うんだ)
    マイクロ波ってどっかに入れたらいいと思うんだよ。

  • by primavera (9253) on 2013年05月16日 15時08分 (#2381503)
    gizmigのリンク先見て、スタパ齋藤がレポートしてるのかと思っちまった。
  • by mycampus (46174) on 2013年05月16日 17時21分 (#2381646)
    でもそんなに絶妙な状態で効果を発揮できるなら触っただけでもずれたりして見えるようになっちゃったりするんじゃないか? 構造色って丈夫だっけ?
  • by Anonymous Coward on 2013年05月16日 11時56分 (#2381330)
    消えるマントってなんすか?
  • by Anonymous Coward on 2013年05月16日 13時28分 (#2381429)

    外を見たらどうなるの?

    • by Anonymous Coward

      もし、外からの可視光すべてが迂回するような素材の「中」から見たら、すべての光が中には入らないので真っ暗なのかな。
      ピンホールでも開けとけばいいと思うけど。その程度なら「無いも同然」かと。

  • by Anonymous Coward on 2013年05月16日 19時35分 (#2381748)

    いや、何でもないですw

  • by Anonymous Coward on 2013年05月16日 20時07分 (#2381768)

    外から見えなくなったとしても、影は残りますよね?

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