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バイオテック

インフルエンザウイルスの約10倍という巨大サイズのウイルスが発見される 45

ストーリー by hylom
まだこの世には解明されていない謎がある 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

仏エクス・マルセイユ大の研究者たちは、チリ中部の河口と、豪メルボルン近郊の浅い池の底からウイルスの概念を覆しかねないほど巨大なウイルスを発見したそうだ(朝日新聞ナショナルジオグラフィック)。

このウイルスは長径約1000分の1mmの楕円形をしており、インフルエンザウイルスの約10倍、小さな細菌並みという記録破りのサイズだという。議論を呼ぶ大きさであることから「パンドラウイルス」と名付けられたそうだ。記事では微生物の分類の見直しにもつながりそうだとしている。

また、物理的サイズだけでなくDNAの数も巨大で、一般的なウイルスの数百倍の遺伝子数を持つという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • でかいねえ。 (スコア:5, 参考になる)

    by genjuro (15076) on 2013年07月25日 7時40分 (#2427978)
    今回のウイルスが1μm,プランクトンは数~数百μmであることを考えると,その大きさに吃驚します。
    人間で言えば,スーパーボールが体にくっついてきて,そこからどんどん組織が壊されていくとか,怖すぎます。
    • by Anonymous Coward

      見えない微粒子に体が壊されて行くのも十分怖いと思います

  • いやそれ故に見つからなかったんだろうな。
    光学で見えるものがウイルスであるはずがない! と…

    • 今回ので既成観念が取っ払われたから、
      これから同スケールのウィルスがバンバン発見されたりしてね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 9時06分 (#2428017)

        いやもう取り払われているから重点的にさがされていて今回見つかったんですよ。
        この研究グループは前にも巨大ウィルスを見つけていて今回は記録更新したってことです。

        以前に見つかったときは光学顕微鏡でも見えるから細菌に擬態している(ミミック)ということでミミウィルスと名前がつけられているし、これだけでかい
        ウィルスなのでウィルスに感染するウィルスもすでに見つかってます。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 9時13分 (#2428024)

          20年ほど前に発見されているところのミミウィルスも、今回のウィルスで特徴だといっている
          ・小さな細菌並みという記録破りのサイズ
          ・物理的サイズだけでなくDNAの数も巨大で、一般的なウイルスの数百倍の遺伝子数を持つ
          という特徴は持ってるので、本当に単なる「記録更新」でしかないですよね。しかも何度か目の。

          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 9時47分 (#2428046)

            >本当に単なる「記録更新」でしかないですよね。

            そうでも無い。
            これまでのとの違いで言えば、

            ・ミミウイルス系の大型ウイルスの塩基数は1Mbあたりのものばかりで、「このぐらいのサイズが限界なんじゃない?」とか言われていたのが一気に倍になった。
            まあ程度の問題って言えばそうなんだけど。

            ・ミミウイルス系とは形成の仕方が全く違う。これまで見つかっていたミミウイルス系は「カプシド(殻)を作る」&「中身を作る」→「殻に中身をぶち込んで閉じたら完成」。
            今回のは、「中身を増やしながら、周りに同時進行で殻を作っていく」→「完成」と、全く組み立て方が違う。
            また、殻の形状自体も全く違う(ミミウイルス系はicosahedral的だが、今回のはそんな構造は無い)。
            この辺は次の部分とも関連。

            ・遺伝子がまるで別物。ミミウイルス類は多くの遺伝子を含むが、それらは既知の別の種にも含まれる遺伝子(とその類似物)が多く、由来(他の生物との繋がり)がおおよそ推定できるものだった。ところが今回のものは、大部分が由来不明な新規な配列であり、既知のミミウイルスとは根本的に違う分類である可能性が高い。
            さらに言えば、これだけ違う遺伝子を持ったものが単独で存在しているとは考えにくいので、これまで気づかれていなかったこいつの仲間が多数いて、独自のグループを作っている可能性がある。
            (これが、「新たなドメインを作った方が良いのではないか?」という提言に繋がる)

            親コメント
            • 何となくウィルスの生活史(?)って、世代を追う毎に要らないものがそぎ落とされて必要最小限の遺伝子だけ残って小型化くような環境をイメージしていたので不思議な思いです。
              親コメント
              • by Anonymous Coward

                生物学上の歴史としてみると、遺伝子には
                役に立たないものがどんどん追加されていく。
                なぜならそぎ落とすフェーズがないから。

              • http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0#.E6.95.B0.E3.... [wikipedia.org]

                それからゲノムサイズが大きくなると大量の情報を保存できるが複製に使うエネルギーが増え生存に不利に働くため、一定のゲノムの大きさで自然選択圧が掛かる。

                という話があって、理屈的にはそうなる気がします。

                ところで、ここの「ゲノムサイズの例」を見ると、最大のゲノムを持つ生物ってアメーバなんですね。
                今回のものを含め、巨大ウイルスはアメーバから見つかってるようなんですが、なんか関係があるんでしょうか。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                その前の段落で「イントロンや遺伝子間のジャンクDNAの長さが原因」でゲノムサイズが大きくなっている生物がいるということは、自然選択圧などないことを意味しているのでは。

              • by Anonymous Coward

                アメーバは有性生殖をしないので、無駄なゲノムが
                蓄積しやすいというのはあるかも知れない。

              • by SanPierre (37035) on 2013年07月25日 18時43分 (#2428462) 日記
                ええと、まずイントロンもジャンクDNAも「役に立たないもの」「無駄なゲノム」とは限らないということが近年になってわかってきているのですよ。
                イントロン [wikipedia.org]

                イントロンは一見無駄に見えるが、選択的スプライシングや、エキソンシャッフリングを可能にし、また、mRNAを核から運び出す過程や、翻訳効率などに関わっていることがわかってきた。

                ジャンクDNA [wikipedia.org]

                ゲノム上の塩基配列には、翻訳を受けないいわゆる非蛋白質コード領域が多数存在することが知られており、この中には、DNA複製の開始点として定義される複製起点、あるいはプロモーター、エンハンサー、サイレンサーといった遺伝子の発現を制御する生命活動に非常に重要な領域が含まれている。このことは、「蛋白質にならない領域=無駄な部分」ではない事を明確に示している。

                したがって、ゲノムレベルにおける遺伝子の機能に関する、時代遅れの誤った認識を与える'ジャンクDNA'という用語は使用が避けられるべきものであり、'非蛋白質コードDNA'(noncoding DNA)のようなより正確な用語の使用が好まれる。

                まぁ、本当に無駄なゲノムをたくさん持っている生物もいるのでしょうが、その場合でも「自然選択圧などない」というより「種によっては自然選択圧は小さい」とした方が正確でしょう。
                カルソネラ・ルディアイ [wikipedia.org]のように、生物なのにパンドラウィルスの約15分の1のゲノムでやりくりしてる奴もいますし。:)

                親コメント
              • ではなぜ ゲノムの量≠肉体構造の複雑さ なんだろう?
                人間はアメーバなんかより少ないゲノムでどうやって肉体を構成しているのだ?

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                ゲノムの使い方が違っている。
                ほんの一例であるが、哺乳類の免疫機構は自分で
                遺伝子組み換えを行うことで多様な免疫タンパクを
                生産させたりしている。
                (1987年 ノベール賞利根川進 抗体の多様性に関す
                る遺伝的原理の発見)

              • by Anonymous Coward

                実際には、本当にジャンクな部分もあって、変異が大きく、個人ごとにさえ異なる部分もありますね。
                犯罪捜査の個人特定に使われるので、警察にとってはジャンクではないのでしょうが。

              • by Anonymous Coward

                プログラムコンテストとかで、僅かなコードで信じれないほど凄いことをやってるのを見ることがあります。
                無能なコーダーがコピペの連発で徒にサイズがでかいだけのコードを量産してたりします。
                そんな感じなのかなと思ったり。

              • つまり、いたるところでコードの再利用を行うことで、助長を無くしてコーディングの効率高めていると。

                親コメント
              • そういうのをコルモゴロフ複雑性というんだね。

                http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%82%B4%E3... [wikipedia.org]

                計算結果の複雑さからコードの複雑さを計算することは不可能であることが証明されている。
                まあ、DNAはチューリング完全ではないので、その類じゃないが。

                親コメント
              • by Anonymous Coward

                k.inabaさんがコルモゴロフ複雑性のことをコードゴルフと表現していたのは目からうろこでした。
                http://www.kmonos.net/wlog/123.html#csr11_3 [kmonos.net]

          • by SanPierre (37035) on 2013年07月25日 12時30分 (#2428144) 日記

            20年ほど前に発見されているところのミミウィルス

            発見されたのは1992年ですから21年前ですが、しばらくはグラム陽性菌の一種と思われていて、「実は巨大ウィルスでした」という論文が発表されたのは2003年とそれなりに最近ですよね。
            参考:http://en.wikipedia.org/wiki/Mimivirus [wikipedia.org]

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            でも、すごい!

      • by Anonymous Coward

        既成概念じゃね?

  • 今まではメガウイルス(粒子直径440ナノメートル)が最大といわれていたので、新チャンピオン誕生ですね。
    これまでウイルスは人、家畜、栽培植物など人間の生活に関わるような領域でしか調べられていません。
    野生植物や海洋生物を対象にしたウイルス探索は始まったばかりで、これからもいろんな発見があるでしょう。
    • by Anonymous Coward

      今回の研究グループ、なんかもう一発隠し持ってるとか伝え聞いてる。近々出てくるはずなんでちょっと楽しみ。

  • 生物に感染して増える、DNAを持った非生物って、既存のウイルスの概念の範疇では。
    「得てして小さい」という経験則からは外れているけど。

    これだけでかいとサイズの問題で感染対象が限定されそうだけど、
    細胞は細胞ででかいのがいくらでもあるし、
    探せばもっと大きいウィルスがいてもおかしくない。

    • by Anonymous Coward

      にわとりとかダチョウの卵みたいなものか

    • by Anonymous Coward

      どっちかというと「生物に感染して増える、DNAを持った非生物」だから「ウィルス」と呼んでるけど、
      今までのウィルスとは違う、という発表じゃないの?

  • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 6時52分 (#2427972)

    もしかしたらあなたの友人は隠れウイルスかもしれませんよ

    • Re:人間サイズのウイルス (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2013年07月25日 7時44分 (#2427980)
      殺そうとしても、なかなか死なない。
      ブルース・ウイルスとか。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        あれは小物だ。リスだしな

    • by Anonymous Coward

      地球そのものが宇宙に漂うウイルスという可能性も・・・

      • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 8時08分 (#2427989)

        そこは、人間が銀河系にとっての病原体でしょ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          つまり、
          「遺伝子を残すために生きてるわけではない」
          我々は進化してるわけだ。

          ぼっちとも言うが。

          • by Anonymous Coward

            とりあえずそのエロ動画を閉じてから言うんだ。

        • by Anonymous Coward

          >そこは、人間が銀河系にとっての病原体でしょ。
          「トップを狙え」のネタだっけ?

          #Matrixもこの手のネタひっぱってたけど、退廃的SFとかCyber Pankってこういうの割とありそう。

          • by Anonymous Coward

            B映画にヴァイラスというのがありまして……ヴァヴァヴァヴァイラス。

  • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 9時09分 (#2428021)
    • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 11時12分 (#2428099)

      このウィルスも悩んで大きくなったんだろうね。

      親コメント
      • >このウィルスも悩んで大きくなったんだろうね。
        久方ぶりに/.Jで大笑いした、元ネタってウィスキーのCMだったとおもうのだけど、自分の脳内で「グラスの底に顔」の人とまざっちゃって明確に思い出せない。

        #ソッソ、ソクラテスかプラトンか、ニッニ、ニーチェかサルトルか♪
        #歌詞は思い出せるのに広告の商品が思い出せんとかCMとして大失敗な気がする

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          サントリーGOLD900 [youtube.com]のCMですね。

          # ♪とんとんトンガラシの宙返り
          ## あれはあのねのねのパロディ?

    • by Anonymous Coward

      大きければ凶悪なウイルスでもマスクで簡単に防げる

      • by Anonymous Coward

        その凶悪ウイルスとやらにマスクをかぶせるのは誰の仕事ですか?

  • by Anonymous Coward on 2013年07月25日 13時31分 (#2428184)

    なんか迫力のない言い回しだな

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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