ビデオゲームでのトレーニングは高齢者の認知能力向上に効果的という結果がNature誌で発表される 42
ストーリー by hylom
脳トレじゃないゲームでもOKか 部門より
脳トレじゃないゲームでもOKか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ビデオゲームが高齢者の脳のパフォーマンス向上に効果的という発表が行われたそうだ(マイナビニュース)。
この論文はNature誌で発表されており、Nature誌のニュースでも取り上げられている。コンピュータゲームが脳の訓練に役立つという話は何度も話題になっているが、いっぽうで批判的な声も多かった。今回発表された論文では、「NeuroRacer」と呼ばれる、脳のマルチタスク処理能力を強化するための専用ゲームを開発し、実際にその効果があったことが示されているとのこと。
開発された「NeuroRacer」は3Dカーレースゲームだが、左手で車を操作しつつポップアップする標的を右手の操作で打ち落とす、という操作が必要となる点が特徴のようだ。ポップアップする標的の形や色で操作内容を判断しなくてはならず、それによってマルチタスク処理能力を訓練できるということのようだ。実際に20代から70代までの被験者にこのゲームをプレイしてもらったところ、年齢が上がるとゲームのスコアが低下することが明らかになったという。
だが、高齢者に対し4週間の訓練を行った結果、その能力は向上して訓練をしていない20代よりも高いスコアを出せるようになったという。ゲーム内のスコアが上昇しただけでなく、ゲームに関係の無い認知能力の向上も見られたそうだ。
ゲーム脳 (スコア:1)
日本大学文理学部体育学科教授の森昭雄が提唱したのとは逆の結果になったのね
ゲーム脳 [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
ヒント:結果有りきの調査(スポンサー有)
Re:ゲーム脳 (スコア:2)
--------------------
/* SHADOWFIRE */
Re: (スコア:0)
つまり:どっちもどっち
Re:ゲーム脳 (スコア:2)
森昭雄って結局まともに論文の形でゲーム脳論発表したの?
ちょっと前までは頑なに避けてたはずだけど。
それなりにちゃんと査読されるような場で発表してるならともかく、
そうで無ければNature誌とトンデモ本を同列に並べるようなもので、
それは流石に失礼なんじゃないかな?
何を今更 (スコア:1)
ちょっと先進的な民間の有料老人ホームに行ってみ、ワニワニパニック、太鼓の達人が置いてあるぞ。マジで。
どちらもアーケードそのままではなく、車椅子で近づけるように高さや車椅子を入れるスペースがついてたり、ワニワニパニックなら超スローモードや、ベルトでハンマーを固定できるようになってたり、太鼓の達人なんぞ荒城の月とか入ってるとか特別仕様だぞ。
バンダイナムコなんぞ専門子会社まで持ってる [kaikaya.co.jp]。
専用のゲーム機を借りるまでもなく、マージャンやポーカー、スロットなどで認知能力が改善した例は介護のことちょっとかじったことあれば一度は聞いたことがあるはず。アメリカは日本に比べりゃ人口に対するゲームの市場規模は小さく、高齢化率も低いからこれから研究が進むのかもしれないが、日本ではもう実用段階に入っているよ。
後は忘れちゃいけないカラオケってのもあるな。こちらは法律で著作権料が免除されていて介護施設向けの特別格安プランがあったりする。
Re: (スコア:0)
論文読んでないしそもそも門外漢なのだが、既に現場でやってたとしても、何をやったらどう変化したかというのを調査し文章化するのは重要なことだよ。
まあ、既にそんなデータは腐るほどあるってのなら別だけど、この人達も論文調査してないわけじゃないと思うし。
そういうのが積もって、何が有用なのか、どう作ると効果が大きいのかとか、そういうのが客観的になっていくと思うし。
まあ、その分野で日本が未来に生きているというだけかもしらんけどw
Re: (スコア:0)
> 日本が未来に生きている
近未来の日本、過疎で無人になった山中に作られた特別都市「楢山市」を舞台にしたライトノベル
「とある施設の名人老女(ミストレス)」
というタイトルを思いついた。
条件反射 (スコア:0)
単に条件反射が鍛えられただけではないかな? 年をとれば平均的には能力は落ちるし、年をとっても鍛えれば、それなりの結果が出るという以上の話ではないと思う。
Re:条件反射 (スコア:3, 興味深い)
人間って、赤ん坊の時が一番神経回路が多くて、それが1~2歳までに生活に合わせて整理されるという話を聞いた事がある。(初見はアフター0)
その時に使わない回路は縮小して無くなっていくから、それまでに英語の発音などを聞かせておくと良いなどとも。
それに筋肉等もそうだが使って損耗させた部位は拡張して復旧させるが、使わずに消耗していくだけだと復旧されずに消えていく
という事が人体の至る所に見受けられる。(逆に損耗したらそれきりという部位もあるようだけれども)
老境に入ってから復旧能力が足りなくなると、赤子の頃と同様に不要な回路が閉じる現象が起こる可能性があるのかな考えた事がある。
よく足腰が衰えて動かなくなるとボケが始まるというが、足腰の代わりにこういうゲームででも自分と相手がある行動を取らせ続ければ
ある程度はボケる可能性を減らせるんじゃないかと考えた事はある。
#無論、脳そのものが縮退する可能性も考えられるけど、ボケてても時々記憶を取り戻す事があるって事は
#脳よりも脳から記憶を取り出す経路に問題があるんじゃないかと
#PCの勉強をしていた時に、ノースブリッジ・サウスブリッジの項を読んで考えた事がある。
Re:条件反射 (スコア:2)
Re:条件反射 (スコア:1)
しょっちゅうイライラしてて怒りやすい老人が生き残っていなければそれはきっと真
Re: (スコア:0)
ゲーム内のスコアが上昇しただけでなく、ゲームに関係の無い認知能力の向上も見られたそうだ。
Re:条件反射 (スコア:1)
近くの介護センターに行っている爺さんが、「麻雀してればボケない」って言っていたのと大差ない気もするが。
関係無いって言っても、反応自体が改善されれば影響が有ってもおかしくない。
自分が家庭教師のバイトしていた時、教科に限らず読書感想文をやらせただけでほぼ全員が成績アップしたよ。
Re:条件反射 (スコア:3, 興味深い)
自分が家庭教師のバイトしていた時、教科に限らず読書感想文をやらせただけでほぼ全員が成績アップしたよ。
小学生あたりだと、ほとんどすべての教科で国語の問題を解いているようなものだね。例えば、算数の文章問題は、まず読解力を問われる。
そう言う意味で、文章を読ませる訓練は、成績向上につながりやすいね。
Re:条件反射 (スコア:1)
小学生低学年までと高校生以降は読書は好きですが、小学生高学年から中学生の間は読書が嫌いでした。
原因は読書感想文です。失われた5年間を返して欲しい。
Re: (スコア:0)
ビデオゲームが高齢者の脳のパフォーマンス向上に効果的という発表が行われたそうだ(マイナビニュース [mynavi.jp])。
自身の体験や感覚と異なると思うなら、まずは上記リンク先の記事を読んでから、記事の箇所に対応するように異議を提示しては如何か。
Re: (スコア:0)
何が理由で成績アップしたと思うの?
Re: (スコア:0)
鍛えれば結果が出るか出ないか、それが一番大事な研究のテーマなんだと思いますが…。
年をとってもダイエットは出来ますが、身長を伸ばそうという人はいません。
認知能力について鍛えれば効果があるかどうかは、それほど自明ではないでしょうし、
どの程度の訓練でどれだけの成果が出るのかの評価も必要です。
レースゲームとガンシューティング (スコア:0)
こんな感じのアーケードゲーム(2人プレイ向けで、1Pがドライバー、2Pが射撃手)、1990年代頃に見た記憶があるのだけど、思い出せない…
どうでもいいけど、斑鳩2Pモードを一人プレイする人とか、ボケなさそうですよね。
Re:レースゲームとガンシューティング (スコア:2)
グレートだよ (スコア:1)
タイトーのS.C.I [youtube.com]じゃないかな?
Re: (スコア:0)
おそらく88年に出た開発コアランド、販売タイトーでサイバータンクかと。
2プレイだと1Pが洗車の操縦と主砲の発射、2Pがマシンガンの操作というゲーム。
二画面の大型筐体でポスターデザインがシド・ミードというバブリーな仕様。
# 斑鳩はダブルプレイじゃなくても普通のSTGよりやることが多いから稼ぎながらプレイできる人はボケないと思う。
Re:レースゲームとガンシューティング (スコア:2)
Re:レースゲームとガンシューティング (スコア:1)
>2プレイだと1Pが洗車の操縦と主砲の発射、2Pがマシンガンの操作というゲーム。
色んなタイプのケルヒャーの高圧洗浄機を装備した特殊車両を想像したじゃないか。
街中を走りながら、周囲の車を問答無用で洗車していくのが任務。
Re: (スコア:0)
上で出てるけどナムコのラッキー&ワイルドじゃないかな。
サイバータンクは出回りが悪かった反面、ラッキー&ワイルドは地方でも結構見かけたし。
# 当時サイバータンクのCDシングルを苦労して手に入れた思い出。
# あれはいいものだ。
時代がようやくaki_tanに追いついたか… (スコア:0)
日本の誇るFPSゲーマーaki_tan [asahi-net.or.jp]。
DHARMPOINT.comのインタビュー [dharmapoint.com]を載せることで、遅まきながらKotakuもようやく2008年にその凄さに気づいたようだが、natureは気づくまで13年かかったか…
何年かかってるんだ? 遅すぎるだろ、常識的に考えて。
# そこいらのジジババがFar Cry 3とかプレイして
# 初めは流れで人を殺したことにさえ拒否反応示してた主人公ジェイソン [wikia.com]がバース [wikia.com]とかとやりあってる内に
# 段々と相手の海賊的思考に染まって、最終的にはエンディングの中の彼になってしまうが如く
# Far Cry 3をプレイするジジババもまた、それに影響されてそこいらで海賊行為初めたらどうしよう(笑)
Re:時代がようやくaki_tanに追いついたか… (スコア:2, すばらしい洞察)
ネタにマジレスですが一応、「FPSやっててボケてない老人が少なくとも一人存在する」ということと「一定の価値基準のもとで集められた集団に対してコントロールされたゲームを適用して、認知改善効果が認められた」ということの差が、KotakuとNatureの差ですんで、そこんところよろしく。
Re: (スコア:0)
aki_tanさんは、最近はCRYSIS3をプレイされているようですね。
あと有名どころでは、鈴木史朗 [wikipedia.org]さんとか、加山雄三 [wikipedia.org]さんとかでしょうか。
# 言われてみれば、皆さんお元気(身体が元気なのをTV等で頻繁に確認できるのは若大将くらいだけど、どなたもボケてないのは確か)ですね。
Re:時代がようやくaki_tanに追いついたか… (スコア:1)
大山のぶ代 [wikipedia.org]さんも…と思ったら、アルカノイド以外は苦手なのか。
ずいぶん前に同じような話が (スコア:0)
任天堂だかが昔同じ事を根拠にして、高齢者の認知症予防にゲームを活用みたいな取り組みをやっていたような。
Re: (スコア:0)
同じことの繰り返し。
だから、既存の他のトレーニングと比べてより良い成果なのかどうかという触れ方はしなくて、「効果があることが確認された」という表現にとどまっていることが多い。
そりゃトレーニングしないのとするのとじゃ、したほうが効果があるに決まってる。
それを再確認してるだけ。
他のトレーニング方法より優れているとはどこにも書かれてはいない。
mh4 (スコア:0)
70過ぎのばーさんにやらせてみてるんだが、どうなるやら。
Re: (スコア:0)
普段あまり運動などもしないでのんびり暮らしてる方で、投げ出さないでやり続けた場合・・・
反射神経やとっさの判断能力が向上すると思います
#廃人プレーヤーになったら別の弊害がなきにしもあらずですがw
専用ゲームを開発 (スコア:0)
”ゲームが脳の訓練に役立つ”のを証明したかったんだろうけど、
それ用にわざわざゲームを作っちゃったら、”市販のゲームが脳の訓練に役立つ”ことは証明されないね。
市販のゲームは面白いことは市場原理でそれなりに担保されるけど、
この脳訓練用ゲームについては面白いかどうかは分からないし、もしかしたら苦痛である可能性さえあるな。
要するに、クソゲーが認知能力向上に役に立ったところで意味ねえぞ、と
Re:専用ゲームを開発 (スコア:1)
個人差はあるにしろ、それなりに楽しめるんじゃないかな?
ゲームとしてそれほど『面白さ』を重視してなさそうだけど、
訓練によって上達でき、それがポイントとして反映される。
ってのは、なかなか強力なモチベーションだと思う。
Re: (スコア:0)
訓練によって上達でき、それがポイントとして反映される。
それがモチベーションになるなら、世の中の学生・生徒はもっと勉強に前向きになっていると思います。。
わざわざ専用「ゲーム」を開発したという狙いを考えると、
その面白さがモチベーションになるものじゃないと意味がないんじゃないかな。元コメの言う通りで。
Re: (スコア:0)
>要するに、クソゲーが認知能力向上に役に立ったところで意味ねえぞ、と
脳トレってタイトルにすれば売れる
Re: (スコア:0)
脳の訓練に役立つゲームもあることの証明をしようとしていただけで、
そもそも、市販のゲームが脳の訓練に役立つことの証明をしようとしていたわけじゃないんだろう。
リンク先の映像を見る限りは、
一昔前の自動車教習所にあるような「ゲーム風の訓練」って感じのモノなんで、
これを老人が好んでやりたがるか、と言われると微妙な気はする。
Re: (スコア:0)
まず、面白いか面白くないかとは別に
「どのような要素が効くか」
ということを明らかにした実験だと思います。
そういう要素を特定できれば、あとは「面白さ」は別にデザインして、
例えば「萌えキャラ使えばヲタがブヒるだろ」的な売り方もあるかと。
(最近話題のゲームでも、そういう売り方してるのありますよね)
あと、もう一つ別な切り口としては、
「面白いか面白くないかで効き方が違う」
という可能性も考えら得ますね。
プレイヤーにとって魅力的であれば、それに最適化するように脳が適応する、
という可能性です。
「好きこそ物の上手なれ」とか「これを楽しむ者に如かず」とか、
経験則ではよく言われていることですが。
経験の差なのかどうか知りたい (スコア:0)
ビデオゲームを若い頃から習慣的にプレイしている高齢者と、
殆どビデオゲームのプレイ経験が無く、高齢になって初めてプレイしはじめた高齢者と、
どちらにも効果がみられるのか興味があります。
ゲーム自体に効果があるのか、
「経験したことのない物事をやること」に効果があるのか、を調べるためです。
また私の正しさが証明された。家ゴミ和ゴミ全部ゴミ (スコア:0)
この研究で用いられたNeuroRacerはPCゲームである。つまりゲームは無害。有害なのは家ゴミ和ゴミである。この違いが重要