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サイエンス

STAP細胞の論文に「酷似した2枚の画像が使われている」との指摘、著者側は「単純ミス」を説明 61

ストーリー by hylom
査読の時点で突っ込まれなかったのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

発表されるとともに大きな話題となった、比較的単純な操作で作成できる多能性細胞「STAP細胞」の研究だが、その論文において、極めてよく似た2枚の画像が使われていることが指摘されていた。別の種類の遺伝子であるにも関わらず似た画像となっていることから、不正行為が行われているのではとの疑惑も出ており、論文を掲載したネイチャーや研究者が所属する理化学研究所などが調査を行う事態に発展していた(朝日新聞)。

論文の共著者である山梨大の若山教授は、「同じマウスで角度が違う写真を2回使ってしまい、一方の削除を忘れた単純ミス」と説明。また、指導したハーバード大学チャールズ・バカンティ教授も「悪意の無いミスのようだ」と説明している。

今回の「疑惑」に関しては、ほかの研究者による追試が難しいということも背景にあるようだ。

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  • by saitoh (10803) on 2014年02月20日 13時17分 (#2548366)
    「同じマウスで角度が違う写真を2回使ってしまい、一方の削除を忘れた単純ミス」かどうかは、追試しなくても論文だけを読めばわかるのでは? この弁明が正しいのなら、本文から参照されてない写真がひとつあるはずだから。

    さらにこの弁明が正しいのなら、査読者は何を見てたんだってことにもなりますね。 図や参考文献の番号と本文中からの参照関係は、僕は自分が頼まれた査読では必ず確認しますけど。

    • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 14時04分 (#2548406)

      その辺りの話は元記事にきちんと書かれてますね。
      本文では参照されていないということで良さそうです。
      http://www.asahi.com/articles/ASG2L53TJG2LPLBJ002.html [asahi.com]

      仮に記事の内容が正しいのだとすれば
      小保方さんは投稿論文および博士論文を書くときに相当うっかりしており
      かつ、査読者がきちんと査読していなかったということで良さそうですね。

      研究に携わっていない人にとっては信じがたいミスに思えるでしょうが
      個人的には両方ともあり得る話だと思います。
      前々からさんざん指摘されている話ですが
      少なくない学問分野で査読システムが機能不全に陥っているのは明らかなので
      いい加減、学術界全体で問題解決に取り組んでほしいところです。

      親コメント
      • こと文書作成においては、学者のバカさ加減と言ったらとんでもなく、いい大人とは言えないレベルにある。
        てことか。記事読んだときに「おいおい、そりゃいい大人を馬鹿にした話じゃねぇの?」とか思ってたんですが...。まさかそんなだとは...。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      追試が上手く行かないので発表内容に疑義を感じて改めて論文を精査した、というなら筋が通ったストーリーになりますが、
      発表から追試が上手く行かない、までがいくら何でも早すぎるように思えます。
      ついでに、これだけ注目されていて多くの目に触れただろう論文で、写真が同じというのはまだ見落とす可能性があっても、
      本文からの参照漏れがあるというのに、読んだほとんどの人がすぐには気付かなかったと言うのも不思議です。

      論文の読み方の文化の違いなのか、今後どうなるのか気になります。
      • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 17時16分 (#2548575)

        >ついでに、これだけ注目されていて多くの目に触れただろう論文で、写真が同じというのはまだ見落とす可能性があっても、
        >本文からの参照漏れがあるというのに

        厳密にはちょっと違うけど、似たケースとして私の論文の事例:

        ・論文投稿・改訂⇔投稿先雑誌の学会所属エディタ・エディタから依頼をうけたレビューアのコメント、を3回ほど繰り返す。
          (すべてweb上で処理ができ、図表も参照できるシステム)
        ・学会所属エディタが「これならOK」の判断を下す。「Congratulations」レター(メール)が送られてきて、以降は編集作業に。
        ・投稿先雑誌が委託している出版社(超和訳:春者)が組み版業者に図表と本文を流す。ついでに英文校閲も無料でしてくれるらしい。
        ・組版業者が組み版をつくり、「これでOKか?」とメールをよこす(アドレスからインドの業者だとわかる)

        ・このころ、最初のやり取りで疲れていたので、「エディタとレビューアがOKだといったんだからまあOKだろ」と、

        ながら作業しながらOKのメールを返信するボタンを押す間際に

        ・Fig.2 とFig.3 の入れ替え(キャプションと示している図がまったく対応していない)
        ・入れ替えミスされている図がなぜか査読中に送っていた改訂前のバージョン(どっからもってきた)
        ・結果、「この図は何を言いたいがためにしめしているのか」がわからない論文に。
        ・テクニカルターム(投稿先雑誌の業界の、投稿で指定した担当編集者なら知っているけど、隣の編集者ならまずしらない)が、妙な言い回しの一般的な単語に置き換え

        などの、専門分野をわかっていないアウトソーシング先業者による「く○校訂」に気づいて指摘しまくりました。
        いやぁ、これ何も考えずにスルーOKしちゃって、後から論文エラッタ出さざるを得ない例もあるんじゃないかと。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        研究の分野はてんで素人ですが、
        誰でもコツが必要なく7日で成果出るって発表者に言われてたのに
        3週間で誰も成功しなかったら怪しまれるのも無理なからぬことでは?

        • 追試にの件でちょっとググって見ましたが、追試が成功しないのは、特許がまだ認められていないので、何かノウハウを隠しているのではないかという分析がされていました。
          理論自体は単純でも、成功させるには実は(わかってしまえば単純な)コツがあり、そういうものが秘匿されているのではないかと。

          ただでさえ信用されない内容を証拠を揃えて通したということですし、捏造と考えるのは流石に不自然です。
          なので、こうした分析はそれなりに信憑性がある気がします。

          • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 14時19分 (#2548417)
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              こんな「自称院生」の、たいした根拠もない話を
              なんで皆して信じ込んでるんですかね。

              • by Anonymous Coward
                皆というのが、スレまとめの2ちゃんの民のことなら、考えるだけ無駄。
                これを読んだ皆、と言うような意味なら、信じ込んでいると言う観察がおかしい。

                「追試に誰も成功しないなんて極めて怪しい」という素人考えに、
                「追試が出来ないように仕組まれている可能性がある」という新たな視点が加わっただけ。

                どっちにしろ真偽不明だけど、そもそも、もしねつ造だったとしても、
                Natureを謀れるようなやり口を野次馬が見抜けるわけもないので大差ない。
                雑談に面白い意見をありがとう、程度の話。
          • 特許は成立した時点ではなく申請した時点で「先願」が成立する(もちろん、審査請求して不成立ならチャラ)ので、「特許がまだ成立してないから」ってのはちょっと筋が通らないような。
            親コメント
            • by Anonymous Coward

              特許にはノウハウ全部が書かれている訳ではない。

              今追試に必要なノウハウ全部を公開してしまったら、もしも特許が認められなかった場合に独自技術が無になってしまいます。

              • ふとした疑問ですが、あえて特許に書かなかったノウハウを誰かが独力で再発見して、その人が特許を出願したら大弱り・・・なのかな?
                親コメント
              • by Anonymous Coward

                同業者が同じものを作れない位の開示しかしていないものは、
                特許として認められません。
                必要不可欠な一部を隠すことは全く意味がありません。
                申請が全部済んでないとかなら考えられますが。

              • by Anonymous Coward

                まさにその通りで、その部分は賭けですな。

              • そうなります。

                ノウハウとして秘匿した場合、秘密が保持されている限りは他者が実施するのを止められますが、
                一旦そのノウハウが誰かに発見されてしまうと、ノウハウの活用について他者の行動を全く止められなくなるばかりか、
                そのノウハウについて他者に特許取得されてしまうリスクがあります。

                他者に特許取得されてしまった場合、
                自分が先に実施していたことを証明できれば、実施を継続する権利が得られますが(先使用権といいます)、
                先使用権を認めてもらうのはそんなに簡単ではないと言われています。
                ですので結構大きなリスクだと思いますね。

                親コメント
            • by Anonymous Coward

              特許を申請するという人が多いのですが、それなら「先願」じゃなくて「先申」じゃない?

          • 常温核融合の時はすごい簡単な実験なんだけど、詳細は特許で隠すよとやったせいで世界中で無駄な金や時間が浪費された

            今迄の常識をひっくり返すような発表なのだから周りから疑われるのは当然、また過去の論文で加工した画像を使っている人が今回うっかりといってみ信用されない

            本当に再現できるのなら他の研究者にもノウハウを伝えて早いとこ追試に成功してもらうしかない

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            特許申請の問題だとしたら、なぜ論文をパブリッシュして情報をオープンにしてしまったのか、という疑問に繋がります。
            細胞工学の分野は知りませんが、一般的に論文を出した時点で自由に試して良い、と見なされるのでは。
            十分な情報を公開できない段階で、出版を急いだ理由はなんだったのでしょうか。

            • by Anonymous Coward
              特許を申請した時点で、タイトルぐらいは周知されるんじゃなかったっけ?

              するとそこから先回りして、先に論文を出してしまうやつが出るかも。
              特許の成立には関係無くても、万が一にも世界初の発見(論文としての公開)の栄誉を取られるのは嫌でしょ。
              実際にはそうやって栄誉を横取りした誰かなんて評価はされないでしょうけど、けちが付くのは気色が悪い。
              • by Anonymous Coward

                科学への貢献をより重視しているとすれば、「特許問題が原因」という前提が崩れる。
                そもそも、内容的にセンセーショナルだが中途半端な論文を世に出してしまったら、
                メソッドの信頼性が疑われ特許受理に不利にはたらき、研究者としての信用も同時に失うことになる。
                「特許を成立させるための時間稼ぎで論文ではノウハウを隠してる」説にはまったく合理性がないよ。

        • by Anonymous Coward

          小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑
          http://stapcells.blogspot.jp/ [blogspot.jp]

          小保方晴子の論文では「生後7日新生児マウス」由来の細胞によってSTAP細胞を確立されていますが、現時点で上記サイトに報告されている追試では新生児マウスの細胞を用いているのはありません(生物種未記載にはある) 。よって、現時点で再現性がないと断定することはできません。

          私も素人ですが、現段階では素人がえらそうに口を挟まないほうがよさそうですよ。

      • by Anonymous Coward

        あまり触れたくないデータを、1~2文でさっと流してあとは放置なんてのはよく見ますね。
        今回のletterのFig 2gに関してだと、一緒に並べている別の写真はきちんと参照しているので、ぱっと見では気づきにくいです。
        むしろ、これだけ目立ったから見つかったと思いますね。

  • 世界中で誰一人■論文と同じ条件で■追試してなかった不思議wwww
    Ethan said: 失敗、細胞腫への言及なし
    Ruben Rodriguez: 失敗、「ヒト」新生児繊維芽細胞使用
    Elliott Schwartz: 失敗、「ヒト」繊維芽細胞
    Subhash Kulkarni: 失敗、新生児全血、成体全血
    Sasha: 失敗、マウス胎仔繊維芽細胞、マウス成体神経幹細胞、マウス胎児神経幹細胞
    Hong: 失敗、マウスES細胞
    Yoshiyuki Seki: 失敗、マウス胎仔繊維芽細胞
    Andres: 失敗、「ヒト」胎仔繊維芽細胞
    Dr. Pierre Debs: ←■NEW!!!!!!! 初めて論文どおり(マウスがやや年寄りだがw)で実験して成功( complete data set の提出待ち)
    http://brow2ing.doorblog.jp/archives/1788791.html [doorblog.jp]

    >今回の「疑惑」に関しては、ほかの研究者による追試が難しいということも背景にあるようだ。

    #門外漢のみんなはあわてずゆっくりみまもろーよ(´ー`)

    • そのコピペ、出回っているみたいですが、成功ってところの元ネタはhttp://www.ipscell.com/ [ipscell.com]の
      > Dr. P wrote on 2/17/14 about a mixed bag of results:
      の報告なんですかね? Dr. Pとしか書かれてないんですが。
      これだとすると、ちょっとまだ非公式の一言報告という程度に見えますし、そもそも、
      > 2. Repeat of the above is underway.
      ですから現地でも確認中というレベルでしょう。成功と言ってしまうには早すぎると思います。

      ただ、私もバイオの実験は門外漢なんですが、無機物の世界でも、
      同じ研究室の中でも○○さんしか成功しない、とか、
      同じ装置を使っていてもだんだん結果が悪くなる、とか、
      だから装置をクリーニングしてみたら全くできなくなった、とか、
      こんな話はいろいろ聞いた気がするので、ましてや発表からまだいくらも経っていない今の時点では、再現できなくても驚かないかなぁ。

      今回の件は、
      ・成果が衝撃的すぎた
      ・画像に怪しい所がある(ミスとしては既に認められた)
      ということもあるので、ひときわ懐疑の目が向けられているんでしょうけどね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

       「同条件での追試なんかよそに任せて、ウチは、一歩先に進むぞ。」ってとこなんでしょうね。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 13時29分 (#2548378)

    この論文を元にして作ったみたいな報道があったけど、
    じゃあこっちも捏造したってこと?

    • by Anonymous Coward

      過去/.J記事のハーバード大、ヒトの皮膚細胞からSTAP細胞作製か [srad.jp] に関しては
      最後に 「…か」と非断言表現もしくは疑問表現がついております(折り目の後にあれば東スポ風)ので無問題                    か?

    • by Anonymous Coward
      この論文自体、ハーバードの教授との共著でしたよね。 ノウハウの部分で特許が認められるまで秘匿している可能性があってもハーバード内では公然に成っている可能性はないでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 13時51分 (#2548397)

    この件以外の幾つかの疑惑について、以下がまとまってます。

    小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑
    http://stapcells.blogspot.jp/ [blogspot.jp]

    • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 14時21分 (#2548420)

      同じ業界で偽造論文やらかして大騒ぎした例があるから、
      神経質になるのは仕方が無いと言うか、当然だとは思うのだけレ江戸

      だけどそのブログの人、
      https://www.blogger.com/profile/03513633746083109180 [blogger.com]
      ずらっと他人の論文に疑惑を述べるブログばかりやってて、
      その中にはとっくに追試が行われた件などもかなり含まれているよう。

      怪文書って程度かなあ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 15時18分 (#2548463)
      間違った写真を載せちゃったというのはよく分かる。
      複数人で締め切りギリギリまで頑張るとえらいことになる。
      締め切りが12時間後で最終的な結果が出るのにあと10時間だから、
      レイアウトの調整なんかのために仮のグラフを入れて仮の文章を入れて、とか。

      絶対何かやらかしそうな気がするので、自分の場合には、仮の図の代わりに
      「偽造」とだけ書かれた画像ファイルを入れることにしている。共著者はいやがるが良くないがしょうがない。
      実際に、ファイル名間違えで違うグラフになっていたことにギリギリになって気付いたこともあったし。
      最後の最後って、いかに文章を良くするかに注力しすぎて、そういう大きなところへの注意が薄れがち。
      親コメント
      • 仮のデータ入れたままシステムを本番稼働させたら...

        何なんだろうね、このあたたかさの違いは。羨ましい。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        もうちょっとplace holderとかinsert imageとか柔ら機表現には出来ないんでしょうか、
        偽造って画像に出てたらみるたびに!!!ってなってはかどらない気がしてならないんだが
        ただどこに何入れたら良いのかは時間あっても迷ったりするのでアイディアは参考にさせてもらいます。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 13時51分 (#2548398)

    即座に問題のある論文を取り下げて、正しい論文を再投稿するのがスジでは?
    調査なんて時間の無駄でしょ

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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