米科学的不正行為担当者、官僚との折衝に疲れて辞任 31
ストーリー by hylom
科学と官僚の間に 部門より
科学と官僚の間に 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
米国政府内には、生物医学研究における科学的不正行為を監視する「Office of Research Integrity」(ORI)という組織がある。ここで研究課の指導官を担当していたDavid Wright氏が、官僚との対立によるフラストレーションから2年で辞任することが話題になっている(Science、slashdot)。
氏は、著名な研究者や科学者と関われる最高の仕事であったとも述べているものの、それは仕事の35%に過ぎず、主な仕事は保健・福祉省(HHS)の官僚組織との折衝であったようだ。
たとえば2~3日で終わると考えていた仕事が何週間から何か月も必要となることも多かったという。またORIの予算は多くの高官によって細かく管理されているだけでなく、秘密主義かつ独裁で責任を負わなかったという。彼が書いた辞表には「ORIで過ごした時間はもっとも悪い仕事だった」と書かれていたとしている。
記事のタイトルを見て (スコア:5, おもしろおかしい)
不正行為を行う方の人かと思ってしまった
Re:記事のタイトルを見て (スコア:2)
自分も。「不正行為監視担当者」と書くべきですよね。
Re: (スコア:0)
いつもながらここの編集者の仕事のクオリティには驚かされますね。
いっそタレコミの取捨選択だけをすることにして
投稿に手を加えないようにした方がいいんじゃないかと思う。
Re:記事のタイトルを見て (スコア:2)
今回のタイトルはタレコミから変わっていないんだけど。
Re: (スコア:0)
だから、仕事しないなら仕事しないって明言したほうがよくない?
Re:記事のタイトルを見て (スコア:1)
情報元へのリンクだけ貼ってタレコむ人もいるからなあ。
編集者の仕事は必要だよ。
Re: (スコア:0)
リンクだけしかないタレこみはフォーム入力の段階で弾けばいいだけ。
誤字だらけの編集者を残す理由にはならん。
Re:記事のタイトルを見て (スコア:3, おもしろおかしい)
2人しかいない編集者、ユーザーの苦情のフラストレーションから辞任に
Re:記事のタイトルを見て (スコア:1)
2人しかいない編集者、ユーザーの「自分勝手で身勝手な」苦情のフラストレーションから辞任に
って感じでしょうか。
# ホント、こんな状況でよくやってくれてますよね…。
# 私ならとっくに投げ出してますね。尊敬。
Re: (スコア:0)
間違った情報を振りまくくらいなら、むしろ存在しなくなった方がいいのでは?
偏向・捏造にしかなっていない記事も珍しくないですし。
暇つぶしの場所が減るのは残念と思わなくもないがどうでもいい。
Re: (スコア:0)
あったよな、秋田の村医が次々辞めていくって話し。
Re:記事のタイトルを見て (スコア:1)
「ウイルスソフトを入れましょう」みたいなもんですね。
人によってはこういうの根本的にいっしょみたいで…。
類似の案件 (スコア:1)
「○○障害」とは○○ができない事か、○○を過剰に行ってしまう事か。
「○○者」とは○○をする者か、○○のターゲットとなる人物か。
「○○チェック」とは○○を許可する事か、○○を拒否する事か。
「○○する」とはAがBに課す事か、BがAに応じる事か。
Re: (スコア:0)
「俺はロリ」
俺はこれがすげぇ気になる
ネットワーク管理者の仕事 (スコア:5, 興味深い)
ネットワークのお守りは仕事の35%に過ぎず、主な仕事は業務中に2chやyoutubeをアクセスさせろというユーザーのクレーム対応や勝手にソフトをインストールして不安定にさせたPCの修復、第8層・第9層との折衝であったようだ。
このコメントは実話ではありません。
35%もお守りが出来るなら文句は言わねえよ・・・
Re: (スコア:0)
逆の立場から見るとユーザーの仕事は業務を知らないネットワーク管理者の自己判断による制限にクレームを出したり、おろそかになってる本業のネットワーク管理を督促したりすることなんですよね。
トップレベルの会社に妙な制限はないのでこういうことしなければならないのは今の会社しか選べない自分の実力が足りないのだと認識してます。
Re: (スコア:0)
>トップレベルの会社に妙な制限はないのでこういうことしなければならないのは今の会社しか選べない自分の実力が足りないのだと認識してます。
別のACですが、なにが言いたいのかわからない。
妙な制限をかけるのは、いちいち検閲するだけのハードウェアリソースが確保できないからであって、
トップレベルの会社は、ふつーにハードウェアで検閲しているだけじゃないの。
後から不適切なアクセスの証拠を使って、リストラするのが目的だからね。
素直にアクセスできないのを感謝した方がいいと思うが...
日本にもORIが必要 (スコア:3, すばらしい洞察)
と感じる昨今。
Re:日本にもORIが必要 (スコア:2, 興味深い)
小保方事件も明らかに文科省官僚が共犯だからなあ。
日本で同種の組織作っても所轄官庁によっては元記事と似たような感じで骨抜きにされる。
Re:日本にもORIが必要 (スコア:1)
官僚が共犯くさいのはアルツハイマーの方じゃないかな。
どこも一緒なのね。 (スコア:2, 興味深い)
>2~3日で終わると考えていた仕事が何週間から何か月も必要
てっきり官僚文化とは神経質なまでにキッチリした日本人的な気質が生んだものと思っていたが。
論理とシンプル大好きなアメリカ人まで官僚になるとこうなるんだな。
てことは、やっぱり仕組みの問題なんだろか。
それとも官僚という職に惹かれてしまう人間性?
個人的には近づきたくないくらい嫌な仕事だと感じるんで、なりたくてなった奴の気持ちも考え方もさっぱりわからんのだが。
Re:どこも一緒なのね。 (スコア:3)
Re:どこも一緒なのね。 (スコア:2, 興味深い)
アメリカの場合、エリート官僚は日本と違って猟官制ですが、今回の場合はその弊害が強く出ている気がします。
猟官制の場合、エリート官僚の出入りが激しくなるわけですが、それらの人材は経済界や大学などから供給されるわけです。
# 供給されるというか、経済界や大学、行政などのエリートの世界で人材をシェアしているというか。
となると、日本と違って、経済界や大学の支配が行政に及んでくるわけで、以前から問題になっています。
# 日本の場合は、エリート官僚は官僚組織から動かないので、(天下りOBからの圧力などを除けば)官庁の組織利益にこだわる傾向にあります。
ORIの目的から考えて、保健・福祉省に入り込んでいる製薬会社の人材や、エリートを排出する大学出身の人材との利害衝突は激しいでしょうから、今回のようになっても仕方がないのではないでしょうか。
Re:どこも一緒なのね。 (スコア:1)
国民性とかもあるかもしれないけど、
上が仕事の内容とか意義をわかってない、ってのが一番の原因っぽいよね。
仕事してるように見せるため会議させられるみたいなこと書いてあるし。
上がダメだと下は腐るしかない的な普遍の構造に見える。
ていう状態だからこんな記事を表に出したのかな。
# まぁ上としても本当にわからんからこうなってるだけで、積極的な悪意は
# ないんだろうけど。ダメなんだけど、改善するのは簡単じゃないとおも
# 政府系は多かれ少なかれこんなもんな気がせんでもない
# 手広くやらんといけないからある程度はしょうがないのかも
パーキンソンの法則 (スコア:1)
ご指摘の通り仕組みの問題です、官僚になりたくてなった人だけの問題でなく、
条件が揃えば中小企業のシステム管理部門でも発生したりする問題です。
http://note.masm.jp/%A5%D1%A1%BC%A5%AD%A5%F3%A5%BD%A5%F3%A4%CE%CB%A1%C2%A7/ [note.masm.jp]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%8... [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
官僚とはそういうシステムなんじゃねぇの?
外野であるマスコミとかのフィルタを通してしか、我々は知りえないので、(日本の)官僚に対するイメージに
無知/無理解による理不尽バイアスがかかってないとは言えない。
Re: (スコア:0)
料亭で政治家が官僚と議論して見込みのありそうなのを政界に引き込んで右腕にする、
みたいな事をやっていた過去の日本は神経質とかキッチリとは程遠いですよ。
小額の食事代でも賄賂に当たる問題と考えられるようになったのはそんなに昔の事ではない。
神経質になったのはアメリカなど外国の影響です。
Re: (スコア:0)
巨大な組織を運用しようとすると、
ある程度はどうしてもそうなるんじゃないですかね。
少なくとも私には対案が思いつかないので、
あまり文句は言わないようにしています。
Re: (スコア:0)
何か陰湿っぽい話があればとりあえず何でも
「こういうのって日本特有の風潮だよな」
と無根拠に補強したがるのは日本特有の風潮だよな。
Re: (スコア:0)
サティのピアノ曲に「官僚的なソナチネ」ってのがあるぐらいだから結構普遍的な概念なのかもしれない。
ちなみにサティはフランス人ね。
「役人というものは仕事がないと困るけど、働きたくはないんだよ。」 (スコア:0)
http://merutosan.blogspot.jp/ [blogspot.jp]
http://merutosan.blogspot.com/2013/09/03.html [blogspot.com]
「役人というものは仕事がないと困るけど、働きたくはないんだよ。」
まさに名言。