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御嶽山の噴火による犠牲者、その大半は噴石による外傷が原因 124

ストーリー by headless
避難 部門より
insiderman 曰く、

御嶽山の噴火により多くの死者が出ているが、死因の大半は噴火による噴石が当たったことによるものだという(毎日新聞の記事中日新聞の記事産経WESTの記事)。

噴火の写真を撮影していた犠牲者も多く、写真撮影をしようとして逃げ遅れた可能性も考えられる。また、家族に連絡しようとしていたのか、携帯電話を握りしめたまま亡くなっていた人もいるとのこと。

噴石は数センチから十数センチといったサイズだが、その速度は時速300kmにも達すると考えられるそうだ。この速度で頭部に噴石が激突した場合、ヘルメットをかぶっていたとしてもそのダメージは防ぎきれないという。

もし不幸にも噴火に遭遇したら、まずは噴石から身を守る手段を見つけるのが重要なようだ。

なお、気象庁の常時観測対象となっている47火山のうち、噴石から登山者の身を守る避難壕(シェルター)を設置しているのは10~11火山にとどまるという。阿蘇中岳の避難壕のように、劣化が激しく設置時期も不明なものもあるようだ。避難壕設置を検討する自治体もあるが、設置・維持の費用負担は大きい。山梨県の横内正明知事は富士山での避難壕設置について、「何千人も収容できる大きさのものは現実的ではなく、規模や場所を検討する」と述べているそうだ(中国新聞アルファの記事産経WESTの記事くまにちコムの記事中日新聞の記事)。

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  • 富士山での避難壕設置について、「何千人も収容できる大きさのものは現実的ではなく、規模や場所を検討する」と述べているそうだ

    富士山に限ったことではないけど、
    数を用意できないなら、入山数を収容人数以内に制限したほうがいいのでは。
    ですから。

    そして制限ついでに入り口で名簿の記入と保険料込みの入山料を厳格徴収するとか。

  • by eukare (2230) on 2014年10月12日 21時03分 (#2692786) 日記

    滅多にあることではない(あって欲しくない)ことだから、好奇心がそそられるのも分かるのだけど、

    噴火の写真を撮影していた犠牲者も多く、写真撮影をしようとして逃げ遅れた可能性も考えられる。

    ってのはまさに「好奇心は猫を殺す」だなと。

    • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 22時46分 (#2692836)

      正常性バイアスってやつです。
      真っ当な人間の真っ当な反応です。

      親コメント
  • by EnergyField (42789) on 2014年10月13日 19時58分 (#2693249) 日記

    まずは噴石から身を守る手段を見つけるのが重要なようだ。

    小石とはいえ300km/sもの石礫が人体に飛来したら、ジュラルミンの盾でも背負っていないとほぼ防げない。
    では家にこもればというと家(の屋根)は人体より明らかに大きいので300km/sの石礫の暴打や火山灰によってあっという間に危険になる。
    おまけに火山ガスも怖いので一点に留まるのは自殺行為。ということで身を守るよりもさっさと下山した方がいいのでは?

  • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 14時56分 (#2692592)

    事後対策だけしっかり考えればいい。捜索隊を全力バックアップ

    • 探索すらできないのか。産業用ロボット以外のロボットは、所詮おもちゃということか。

      親コメント
      • そんな用途で開発した機械がなかっただけでしょ?

        • 不整地・泥濘地・急斜面の走行または踏破能力。なお要救助者を踏まないよう、移動前に周囲を感知する必要がある。
        • バイタルサインの感知装置及び金属探知機等内蔵(ただし岩石が該当金属を含んでいる場合の有効度は不明、また火山灰の厚さがどこまでいけるかも不明)
        • 極めて高度な自律性、発見者の正確な位置通報能力(回収まで考えると超大型になりそうなので不可でしょう), なお携帯電話の電波が届くことは担保されない
        • 長時間の活動能力、低温・高温にも耐える必要あり

        こんなお金のかかりそうなものをどこからも依頼もないのに自主的に作るところなんてあると思います?

        親コメント
        •  昔から極限作業ロボットなどかなりの予算を使っています。
          火山灰に埋まった人を探すという現在の状況でなく、もっと初期の人間が行けなかったときの状況を考えています。
          とりあえず,飛行機から投下して移動ができて連絡がとれれば、カメラとマイクとスピーカーだけでもよかったのではないでしょうか。
          火星でもロボット動いているのに、なんか情けない話です。

          親コメント
    • 死体発見だけしっかり考えればいい。捜索隊を全力バックアップ

      #意味わかりません

    • by Anonymous Coward

      費用対効果なら公共機関による捜索は72時間までで、あとは自然に還っていただくとか...

    • by Anonymous Coward

      予防的対策で有効なのは噴火の可能性のある山への入山規制ぐらいか。

    • by Anonymous Coward

      動画みたけど山というより戦場な雰囲気だったですぜ、ぴゅんぴゅん銃弾が飛んでくる感じ。

      まぁしかし北アルプスなんかも捜索断念な遭難者が多いらしい(マンガ岳より)ので
      それなりに諦めていただくしかないかと。

  • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 16時05分 (#2692616)

    噴石は一体何mくらいまで上昇して落ちて来たのやら

    • Re:時速300kmって (スコア:5, 参考になる)

      by annoymouse coward (11178) on 2014年10月12日 17時41分 (#2692649) 日記

      小石が300km/hのような高速で飛んでいる訳ですから
      空気抵抗などの影響はかなり無視できます.

      つまり空気抵抗や小石の回転とか空中分解等を無視すれば,
      運動量が100%保存され,
        300km/hで地面から上方向に打ち上げられた小石は 300km/h で地面に激突します.怖いですね.

      運動量が100%保存される前提で,何mくらい上昇するのか,計算してみます

      まず,打ち上げ時の垂直方向の初速をV [m/s] ,小石の重さをM[g]とすると
      打ち上げ時の小石の運動エネルギーは 1/2 M V^2

      つぎに,最高点の高さを H [m],重力加速度をG[m/s^2]とすると
      最高点での位置エネルギーは M G H

      運動量が保存されるので,最高点では,打ち上げ時の運動エネルギーが全部位置エネルギーに変わります.
      よって 1/2 M V^V = M G H となります

      以上から
      H=1/2 V^V/G
      となります.

      このように質量Mが消えるので
      最高点の高さは初速のみに依存していて,
      初速が同じであれば質量によらず同じ高さまで上昇することがわかります

      最後に,大雑把にHの値を計算します.
      重力加速度は標高で変化するけど,それは無視して G≒9.8[m/s]
      初速の垂直成分は300km/hと仮定して V=300km/h ≒ 83m/s
      この仮定で計算すると H=347.2[m]になります.

      というわけで,小石の質量によらず
      大体347mぐらい上昇するみたいです.

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 18時44分 (#2692704)

        > 小石が300km/hのような高速で飛んでいる訳ですから

        空気抵抗は、速くなればなるほど、劇的に大きくなります。
        300km/hで飛んだ場合、空気抵抗が無視できるとは思えません。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 21時53分 (#2692813)
          >空気抵抗が無視できるとは思えません。
          じゃないでしょ。相手が計算してるんだから自分も計算して数字出してみせなよ。
          24時間以内に回答が無かったら#2692649が正解ってことで。
          親コメント
          • by guicho2.71828 (38877) on 2014年10月13日 2時34分 (#2692921)

            m dv/dx = -mg - 1/2 \rho v^2 S Cd , where:

            m = 0.01 [kg]
            g = 9.8 [m/s^2]
            \rho = 1.225 [kg/m^3]
            S = 0.01^2 [m^2]
            抗力係数 Cd= 2.0 (直方体) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E5%8A%9B [wikipedia.org]

            $ maxima
            Maxima 5.32.1 http://maxima.sourceforge.net/ [sourceforge.net]
            using Lisp GNU Common Lisp (GCL) GCL 2.6.10 (a.k.a. GCL)
            Distributed under the GNU Public License. See the file COPYING.
            Dedicated to the memory of William Schelter.
            The function bug_report() provides bug reporting information.
            (%i1) v1: 300000/3600;
            (%i4) s: 0.00001;
            (%i5) cd: 2.0;
            (%i6) rho: 1.225 ;
            (%i7) g: 9.8;
            (%i8) m: 10;
            (%i19) motion: m*'diff(v,t)=-m*g-(1/2)*rho*(v)^2*s*c ;
            (%i26) ode2(motion,v,t);
                                  sqrt(c) v
            20000 atan(---------)
                                    4000
            (%o26) - --------------------- = t + %c
                                  49 sqrt(c)

            眠いからやめ... あとは #2692704 が自分で初期値当てはめて頑張って
            http://maxima.osdn.jp/maxima_21.html#Differential-Equations [osdn.jp]

            --
            新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
            親コメント
          • by under (46851) on 2014年10月13日 0時04分 (#2692874)

            そもそも元レスに空気抵抗を無視できる根拠が示されてないのに、なんで反論にだけ計算を求めるんだろう。
            速度が速いほど空気抵抗が重要になるのは一般論として常識だし…
            めちゃ速いから重力と空気抵抗が釣り合って既に終端速度に達していると考えるとかならまだ分かる。

            親コメント
            • by under (46851) on 2014年10月13日 0時08分 (#2692877)

              他のレスに既にあるように空気抵抗の影響で減速する暇もなく(終端速度に達するはるか以前に)
              ぶつかったとみるなら空気抵抗を無視するのは理解できる
              その場合、どのくらいの高さまで上がったか自由落下運動として考えるのはむなしい話になると思う
              だってここで空気抵抗による減速を無視したら、重力加速度も同様にかなり無視するはめになるから

              親コメント
      • 非難コメントばっかりなので、擁護方向のコメントも書いときます。
        以下、とっても概算。詳しい計算は面倒くさいのでパス。結果のオーダーは変わらないと思う。

        野球のボールの終端速度が150km/h [srad.jp]というのを基準に考えますが、

        終端速度は「密度に比例」「サイズに比例」することを考えると、
        野球のボールは約150g/体積約200cm3 [wikipedia.org]=約750kg/m3、噴石は密度2500kg/m3 [srad.jp]で、密度は約3倍ですね。
        今回降ってきたのは人のこぶし大から頭の大きさぐらいの噴石 [srad.jp]だそうですが、
        人のこぶし大(≒野球ボール大)の噴石で終端速度は500km/hぐらいで、
        頭の大きさぐらい(≒直径20cmぐらい≒野球ボールの3倍)の噴石だと、終端速度は1500km/hぐらいということになります。

        無視できるほどとは言いませんが、300km/hは終端速度よりもそれなりに小さいので、
        空気抵抗を無視した元コメの計算は、大ざっぱな試算としては十分意味があると思います。

        親コメント
    • by miyuri (33181) on 2014年10月12日 16時32分 (#2692628) 日記

      350[m]くらいかなー。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年10月12日 18時33分 (#2692693)

      野球ボールの終端速度が42.5m/s(153km/h)だそうです。
      噴石の軌道が低いと終端速度になる前に地表に激突するので、300km/hなら野球ボールより大きい(表面積/体積が小さい)か低い軌道で撃ち込まれたんでしょう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2014年10月13日 10時08分 (#2693000)

      http://kazan-g.sakura.ne.jp/J/QA/topic/topic52.html [sakura.ne.jp]

      > 火口から3km以内で50cm-1m以上の岩塊(見かけの密度が最大2500kg/m3程度の緻密な 安山岩)が
      > 多数発見されました.これらの17個について落下地点,落下角,射出角な どに基づいた落下速度が
      > 133-198m/s (空気抵抗を考慮した場合) と見積もられていま す.

      と火山学者のセンセーは仰せです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年10月13日 10時19分 (#2693002)

        ていうか、産経の記事にももう少し詳しく書いてあんじゃん。
        
        > 噴石は最長約一キロ先まで到達していた。火口から一キロ先まで到達した場合、
        > 噴石の初速は時速約三百六十キロで、標高差を考慮すると、人のこぶし大から
        > 頭の大きさぐらいの噴石が、時速約三百キロで地面に落下したという

        親コメント
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