気候変動懐疑論者ら、温暖化対策を支持したローマ法王を批判 35
ストーリー by hylom
宗教対宗教 部門より
宗教対宗教 部門より
eggy 曰く、
4月28日、ローマ法王フランシスコと潘基文国連事務総長がバチカンで会談を行ったのだが、その議題の中には地球温暖化などの気候変動についての議論も含まれていた。フランシスコ法王は国連の気候変動に関する世界的な取り組み(12月にパリで開催されるCOP21)を支持する方針であるという。これに対し、英米の気候変動懐疑論者らが批判を集中させているという(Telegraph、The Newyork Times、Slashdot)。
海外のキリスト教信者の間では、天候の変動は神の意志によるものだとして、人間の影響で地球温暖化が進んでいるという考えには否定的な人が多いそうだ。彼らの主張は、ローマ法王は国連から「間違った」情報を与えられている、法王は国連の気候変動の議論に巻き込まれないようにすべきだと、といったものだ。
同カンファレンスでは、カソリック教会の指導者やエコノミスト、科学者などおよそ60人が一堂に会した。一方の懐疑論者らは、そこから数百メートル離れたホテルのカンファレンスルームで、国連や気候変動に関する政府間パネルに対し、「デマを広めて世界を恐怖に陥らせている」と非難していたそうだ。
サッチャー元英首相の政策アドバイザーを務めたこともあり、懐疑論の先鋒として知られるChristopher Monckton氏は、「私から法王へのメッセージは、科学側に見方しないようにということだ」と述べたという。またローマ法王を地動説を異端としたガリレオ裁判で間違った判断を下した7人の判事になぞらえたような発言も行った模様。
要出典 (スコア:2)
海外のキリスト教信者の間では、天候の変動は神の意志によるものだとして、人間の影響で地球温暖化が進んでいるという考えには否定的な人が多いそうだ。
タレコミにこの部分は無いし、リンク先の記事にも見付けられなかった。こんな考えを持っているキリスト教信者になんか会ったこと無いんだが、編集者はインターネッツで知ったの?
しきい値 1: ふつう匿名は読まない
匿名補正 -1
Re:要出典 (スコア:2)
海外というか、アメリカでは、共和党支持者と、信心深いキリスト教徒であると自認する人と、進化論否定者と、温暖化懐疑者が相関しているというデータは割合あるようです。
ただ、この場合のキリスト教徒は、ほぼ、カトリックではないですけどね。
温暖化マッチポンプ記事 (スコア:1)
スラドには定期的に肯定・否定記事が投稿されるけど、いい加減飽きたな。
で、マンネリを避けるために法王出してみましたと。
Re:温暖化マッチポンプ記事 (スコア:1)
気候は神が決定しているというスタンスは知りませんでした
Re: (スコア:0)
日本の政治も今や宗教団体が動かしてるわけですが
Re: (スコア:0)
人間の活動で気候は変動しない論ってのが、神が決定しているというのを暗黙的に示しているんじゃないかな
Re: (スコア:0)
マンネリ解消のために法王動かせるすらど凄いッス
Re: (スコア:0)
法王さんのフットワークなめちゃいかん。
割と気軽に電話してまわってるらしい。
法王からの電話、いたずらと勘違いして切る [livedoor.com]
Re: (スコア:0)
ほぉぅ、なるほど。と冗談はともかく、マンネリというか国連事務総長が法王と気候変動の話するなんて、もう完全に政治の世界に移ってるってことなんでしょう。
法王批判した人は英国(先進国)側からのけん制だろうけど、国連の目論見は経済がそれなりでカソリックの国ということで、メキシコとかブラジルあたりかな?ブラジルの森林への影響を狙ってるのかもね。
Re: (スコア:0)
ブラジルはカトリック激減してる
都市移住で地元教会と離れたらプロテスタントになっちゃうパターンが数十年続いてる
元法王はリベラルだから人類存続の問題に発言するのは当然
気候変動「直ちに影響はない(キリッ」 (スコア:1)
化石燃料も自然エネルギーも、原発同様直ちに影響はないというだけで、数十年掛けて人類を蝕んでいきますからね・・・たぶん気づいたときには手遅れという可能性が高い。
全ての可能性を考慮して、想定外など無いように対策を進めていく必要があるでしょう。
法王がコメントするというのは政治的なものがあるのですが、それで関心が高まるのはよいことです。
俺様こそが正しい (スコア:0)
法王だろうが誰であろうが、自分の主張するものと違うものは間違っている!
ですね。
Re: (スコア:0)
狂信者はどこにでもいるからね。
3年B組 (スコア:0)
「こお~のバチカンが~!」
腐ったミカンは排除しないとな
Re: (スコア:0)
だが、教祖様の言うことは何でも正しい
みたいなものよりはマシかもしれない。
Re: (スコア:0)
Re:俺(ウリ)様こそが正しい (スコア:1)
なにいってんの。ここがふさわしいに決まってんじゃん。
なぜsladではなくsradになったか考えると明らか。
スラドは左から右へと生まれ変わったんだよ。
温暖化寒冷化でない、気候変動でいいじゃない (スコア:0)
温暖化寒冷化とか言うのやめて、「気候変動」とだけ言うようにすればいい。
影響力のある(主にマインドの方の)リーダーが、ある意見を言うと信者がどっと従うので、気をつけてる人はものすごく発言に気を遣ってる。逆に自分たちと同じ意見をリーダーに言わせようとあの手この手でアプローチするのが論者たち。
特に今回キリスト教系の人が非科学を自認した上でわめいているので、ローマ法王としては温暖化寒冷化変動していないのどれという立場を一切とらずに、相手の土俵である神学的アプローチで説得するべきかと思いますね。ギリシア哲学から神の意志であるところの自然界の法則を明らかにしようとして科学がうまれたように、これも神の意志を理解しようとする取り組みであるから支持すると。その上で温暖化・寒冷化・自然要因・人的要因にとらわれることなく真実を理解するべく研究をしてほしいとメッセージを発すればよいかと。
# それでも嫌ならローマ法王を戴かない新たな宗派作ってくれ
#コメ部分にだけ反応したり (スコア:1)
うーん、、宗教も気軽にフォークするんかな。
いや、宗教だからフォークするんかな。
たしかにほとんどのそれは、いくつにもフォークされてきてはいる。
コアとなる部分だけは残してあったり、それすら改変したり。
フォークせず中心に従うタイプというのは、かなり熟成したからか、それとも腐って動かなくなってるのか。
Re:温暖化寒冷化でない、気候変動でいいじゃない (スコア:1)
進化論とか同性婚とかのようにカトリック内部でも意見が分かれてて、それについてのローマ法王の発言に批判があったりするのはこの件に限ったことじゃないですよ。
現代科学についても「神の意思を理解しようとする取り組み」だとして肯定的なメッセージを何度も出してるけど、やっぱり個別に見ればカトリックとしては認めがたいものもいろいろあってめんどくさい。
今回のはバチカンとして自発的にコミットしたわけではなく、国連事務総長との会談の話題の一つでしかないという位置づけの違いもある。もちろん話題として取り上げることについては事前に調整が行われ、政治的意図があった上でしょうけどね。
教義とはあまり関係のないネタでもこんな騒ぎになるんだから、影響力の大きい人って大変だなと思いました。
うじゃうじゃ
Re:温暖化寒冷化でない、気候変動でいいじゃない (スコア:1)
「非科学を自認」てのがオドロキ!
懐疑論が非科学を自認したら終わりじゃないか。
the.ACount
Re:温暖化寒冷化でない、気候変動でいいじゃない (スコア:1)
タレコミの誤訳だろ。原文はテレグラフだと don’t take sides on the science だから、「その科学については中立でいろ」
温暖化詐欺っていうのは (スコア:0)
とどのつまり原因なんてのはどうでもいいんだよ。問題は対策だ。
本来であれば、その対策を立てるために原因を明確化するという流れでなくてはならないのだが
とにかくCO2を削減して原発を動かしたい。だから温暖化は人的原因でなくては困る。などという
じゃぁCO2を削減したら温暖化がとまり気温が下がるのかというと、止まらないというのだからお話にならない。
じゃんじゃんCO2出してでも高温状態の地球で生活できる仕組みを作るか、CO2よりも影響のデカイ、
雲とか水蒸気とか、日本海から発生するメタンとかをどうにかする技術をCO2出しまくりで研究したほうが
よくないか という
Re:温暖化詐欺っていうのは (スコア:1)
水蒸気や雲は多すぎれば雨になって大気から去りますんで。
二酸化炭素はそうはいかない
>とにかくCO2を削減して原発を動かしたい。だから温暖化は人的原因でなくては困る。などという
気候変動の研究は原発とはまったく関係ないところから発しましたよ。
ハワイ・マウナロアの二酸化炭素観測なんか初期は金がなくてひーひー言っていたらしい。
Re: (スコア:0)
Re:温暖化詐欺っていうのは (スコア:1)
政治的利害の関係ない素朴な善意から始まったものが、創始者の意図するところからは大きく外れて最後は巨大な政治的活動になるなんて、まさに宗教の典型的な発展の一例ではないでしょうか。
そうだね、だから「『CO2による気候変動仮説』は、原発振興のためだ」なんていうありえない宗教的信条はどうして生まれたのか、とても気になります。
#CO2削減で原発促進マネーが気候科学に投資されているなら、気候監視系観測ネットワーク(アメリカで言えばNOAAとか)で
#予算不足でばしばし足切られているのが説明できませんが。
Re: (スコア:0)
>そうだね、だから「『CO2による気候変動仮説』は、原発振興のためだ」なんていうありえない宗教的信条はどうして生まれたのか、とても気になります。
そういう藁人形を作っちゃうあなたの脳みそがとても気になります。
福音派に対抗して失地回復を狙う (スコア:0)
バチカンは進化論について、アメリカのプロテスタント福音派と違って
「神は、自然の法則に従って進化するように生物を創造した」としているし、
理論建設にカトリック司祭が関与していることもあるだろうが
ビッグバンは「神の一撃」としている。
ガリレオ裁判以降のネガティブキャンペーンが余程こたえたのだろうが、
基本的に科学的学説に対して反抗的ではないよね。
むしろ過激な福音派に対抗して失地回復を狙っているのかもしれない。
そもそも変動があって当然 (スコア:0)
そもそも変動があって当然で、惑星が誕生してから消滅するまでの超長期的に見れば惑星の温度は徐々に下がっていくのでは?
何がGODで何に対してどのような影響を与える力を持っているのか私は存じませんが。
Re: (スコア:0)
まあ、超長期的視点に立てば、すべての個人はいずれ死ぬし、すべての生物種はいずれ絶滅するし、
すべての文明はいずれ主星の超新星かそれいがいの爆発の道ずれになるし、すべての宇宙次元はエントリピー死で死滅するわな。
それを考えたら、すべての作為は無意味だけど。
明日のランチを美味しいものにするかどうか、をそんな厭世哲学であきらめるのはどうかと。
超長期的に考えて宇宙はエントロピー死するけど、明日のランチが美味いと、幸せは感じられるね。
「明日のランチ、うまいほうがいいじゃない」が、「子供世代のころの環境、快適なほうがいいじゃない」、に伸ばしてみたのが、
「気候変動、どうにかしよう」なんだな。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
気候変動を誰がやっていようと、
それは原因究明の一環に過ぎなくて、
対策さえできるならその方法がお祈りでもいいんです。
その祈れば救われる系の法王さんですら、
人間の力で温暖化対策しろよオラって言ってるんですよ。
それが正しい対策かどうかは別の話として。
サッチャーで久々に思い出す (スコア:0)
>サッチャー元英首相の政策アドバイザー
マーガレット・サッチャーの大学生時代の先生からは、
本当の科学の薫陶を受けてるはずなのだが。。。
どう考えるといいんだか。