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宇宙

彗星の特徴は地球外微生物の活動によるもの? 18

ストーリー by hylom
旅する微生物 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ESAの水星探査機ロゼッタおよびフィラエによって詳細な観測が行われている「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」だが、英大学の研究チームは6日、同彗星の奇妙な外観や有機物といった特徴は、彗星に地球外微生物が存在しているためではないか、という新説を発表した(AFPBB)。

探査機によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の観測では、氷の湖を覆う黒い外殻や底が平らのクレーター、表面に点在する大きな岩などの特徴的な地形が発見されている。複雑な有機物質も検出されており、表面の黒い層はこれら有機物質ではないかと推定されている。

研究では、彗星におけるガスの噴出が本来昇華を起こせないはずの距離で始まったことに着目。これは微生物の活動により表面下に高圧ガスのポケットが形成され、そこから有機物質が噴出し彗星表面に再供給されているためではないかとの説が掲げられている。同彗星の表面に、割れ目が塞がれたり岩が動かされたりした痕跡がみられることにも言及されている。

研究チームではまた、この微生物が液体の水を用いている可能性を指摘。彗星が太陽に近づくにつれ、表面の氷が融けだして雪のような状態となるため、この微生物は太陽に近づくにつれ活発化するはずだとも述べている。

近年ではエウロパなどの氷天体での生物の可能性が言及されているが、微生物とはいえ小さな彗星上でも生命活動が行われているとなれば、これまでの宇宙観を大きく塗り替える発見になるであろう。今後の調査に期待がもたれるところである。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by manmos (29892) on 2015年07月10日 12時50分 (#2845354) 日記

    きっと納豆菌 [hatenadiary.com]だ。

  • by the.ACount (31144) on 2015年07月10日 12時44分 (#2845346)

    注目を集めるには良い手だね。

    --
    the.ACount
    • by Anonymous Coward

      生命は彗星がどっか宇宙のその辺から運んできたんでしょ?
      子供の時に読んだぞ。

  • by ciina (26410) on 2015年07月10日 13時50分 (#2845385) 日記

    水星探査機ロゼッタ→彗星探査機ロゼッタ

    水星近辺に彗星来たのかと疑ってしまった

  • 宇宙と生命の始まりとかを扱うTV番組では、よくユーリー-ミラーの実験(の現代版など)を例に挙げて、たかが電気や紫外線でアミノ酸ができるんだから生命なんて簡単に作れるんだ、といった論に持っていこうとする。

    アミノ酸や有機化学物質ができた程度ですぐに生命ができようはずもないだろと。
    単純そうに見える単細胞生物でさえ、その内部には驚くほどの精密構造がある。それらを分裂なりして再生産する設備がある。そもそも遺伝のような機構は信じがたいほど複雑だ。遺伝物質だけをそこに置いても再生産はできない。それを読み解く装置(タンパク質)、読み解いた暗号から目的の分子構造を作る装置、できた分子を正しく配列する装置などが組み合わさって、ようやく二代目が作られる。

    DNA/RNAだから難しい?
    いまの地球ではRNA/DNAを基礎的な遺伝物質とした生命体以外は見つかっていない。もしかしたらDNA/RNAで安定する前には、我らの思ってもみなかったような簡単な物質で生命情報を伝達していたかもしれないが、それらは微かな証拠さえ残っていない。そもそも存在しなかった可能性だって高い。

    乾燥しつくした砂漠やイエローストーンの高温の蒸気泉とか凍りつく寒冷な場所でも微生物が生きているから宇宙で生命が発生するのは可能だと言う。
    おいこらまて、それこそ超進化した後の状態なんじゃないのか?

    わたしゃ、地球はあまりにも特殊、特別なとんでもない幸運が起こったと考えてるクチ。
    や、もしかしたら宇宙にとっては不幸かも知れないのだが。
    生命の発生の確率は 0 と見分けが付かないくらい小さかったろうと思ってる。
    だいたい、ひとつの銀河にひとつか二つの惑星で条件がそろうくらいに。
    そのくらい悲観的な数字だろと思ってる。

    • by Anonymous Coward

      高等な生命の存在は余りに特殊な奇跡でしょうが、核酸以外の物質による複製情報の保存は存在します。生物とは呼ばれていませんが。
      酸素以外の物質による酸化反応でエネルギーを取り出す生物も存在してます。酸素なしで電子伝達系が回る。
      そういう事例はある。ならば、リン酸でないエネルギー代謝だってありそうだ、じゃあ、ハビタブルゾーンの外にも単純な生命の兆しがあってもおかしくない。という発想です。

      実際、単細胞生物すら期待してなくて、とにかく何らかの自己複製の兆しだけでも見つけたいし、みつかれば世界中が大騒ぎするんです。つまらない大人以外はね。

    • by Anonymous Coward

      宇宙の大きさと時間の規模を甘く見すぎてるだけでしょ。それは。

  • by renja (12958) on 2015年07月10日 19時33分 (#2845564) 日記

    つまりGか

    #彗星の表面にみっちり敷き詰められたソフトマッチョな人型昆虫……

    --

    ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
  • by Anonymous Coward on 2015年07月10日 13時05分 (#2845362)

    いないだろうけどな。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月10日 13時06分 (#2845363)

    公転周期で大氷河期が来て絶滅となると
    生命体としては定期的に発生できても
    知性体への進化は難しいでしょうね
     
    互換性のない次の生命体に知性を伝えないと
    発展不可能ですので
     
    ガイア理論のように水生自体を生命体ととらえれば
    知性用の使い捨てプロセッサとして微生物を使って
    というのは可能性ゼロとも言えないけれど
     
    # クラウドを超えるコメットコンピューティング

    • by Anonymous Coward on 2015年07月10日 16時00分 (#2845441)

      現在のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に関して言えば公転周期6.57年で、遠日点が木星より少し外、近日点は地球より少し外です。寒い世界でゆっくりと暮らす生物にとっては、6.57年なんて一日かも知れませんね。

      実際問題、この彗星がこの軌道になったのは恐らく比較的最近の事で、それまでは億年単位で太陽系の最果てを漂っていたのではないでしょうか。

      もし、各種の氷の固体の中のゆっくりとした分子の拡散を使って生命活動を組み立てている生物なら、凍っているのが本来の活動し成長する環境で、彗星が溶け乾きかけている今は、彼らにとっては世界の終わりでしょう。

      ひょっとしたら、太陽に近い今は、今までの蓄えを総てを使って沢山の胞子を産みだし、これを太陽風に乗せて再び太陽系の最果てを目指す、長い長い生活環の最後の時期なのかも知れません。彼らが彗星のガスの噴出を促進するのは、胞子をより広くばら撒くためかも知れません。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        太陽風に当たって妊娠した

    • by Anonymous Coward

      ソラリスだ!ソラリスだ!

    • by Anonymous Coward

      >公転周期で大氷河期が来て絶滅となると

      休眠状態に入ります。

      >互換性のない次の生命体に知性を伝えないと

      分裂により増殖するので最初から知識をもっています。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月10日 14時34分 (#2845401)

    正物質と反物質の間で世代交代する生命が出てきてたっけ。

  • by Anonymous Coward on 2015年07月10日 18時51分 (#2845536)

    どうせアーキア類だろ?
    地球のアーキアだってワケワカな生態で
    軽く100年ぐらい細胞分裂しないんじゃないか?と言われるものもいるみたいだし
    存在がRNAでしか確認できなかったりと不明な点が多すぎるんだよ
    一見有用性が低そうだけど
    地球の物質循環の大きな部分を占めてるんじゃないか?
    と言われ始めて随分経つのに全然研究が進んでない
    他所の惑星や彗星のアーキアなんて正直どうでもいい
    地球のアーキアについてもう少しまじめに研究しろよ
    自分たちの住んでる環境の重要なプレーヤーなんだよ
    もう少し関心持とうよ

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