「白鼻症候群」からコウモリを救え 22
ストーリー by hylom
たかがコウモリ、されどコウモリ 部門より
たかがコウモリ、されどコウモリ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
コウモリを絶滅の危機へと追いやるという「白鼻症候群」の新たな治療法が開発されたという(WIRED)。この病気はコウモリの皮膜や組織を破壊して冬眠中の体力を奪うことで、たった8年間で5,700万以上のコウモリを死滅させたという。これまで研究されてきた治療法はどれもうまくいっていなかったため、新たに開発されたバクテリアによる治療法について期待されているという。
研究者がこの病気を問題視しているのは、コウモリが生態系で果たしている役割にあるようだ。コウモリは冬眠以外の活動期間中、毎晩自身の体重の3分の2に相当する昆虫を消費する。その昆虫には作物に大損害を加える害虫も含まれており、北米におけるコウモリの減少は年間で2,290億の農業損失を引き起こす可能性があるという。
2,290億 (スコア:0)
どこの通貨?
# ジンバブエ、、は廃止か
Re: (スコア:0)
Wired USの元記事
The loss of North American bats could cause agriculture losses totaling about $22.9 billion a year.
Re:2,290億 (スコア:1)
$22.9 billionだと、229億ドルだよなあ。一桁違う。
たった8年間で5,700万以上のコウモリを死滅させたという。
原文
killing more than 5.7 million bats in just eight years.
570万匹です。一桁違う。
訳者は英語の桁取りについて何か勘違いしているらしい。
Re: (スコア:0)
もしかしたら翻訳者は「英語に堪能な日本人」ではなく「日本語が達者な外国人」なのかもしれない。
つまり、勘違いしているのは日本語の数字の位取りの方。
文中で助数詞をつけないところなど、怪しいところがある。
Re: (スコア:0)
2,290億本の作物に影響があるのかもしれない。
#あるいはキロとかトン?
Re: (スコア:0)
US WIREDだと
>agriculture losses totaling about $22.9 billion a year
これ229億ドルじゃね?
コウモリは減少に弱い (スコア:0)
コウモリは個体数がネズミの次に多い哺乳類だと言われています。
飛行やエコロケーションなどの能力で餌を取るのが上手い、
また、冬眠できるので寿命が長いなどの特徴によってここまで繁栄したのでしょう。
しかし、高い能力の反面、子供を年に1頭ぐらいしか産まない種が多いため、急激な個体数の減少には弱いです。
一度大幅に減少するとなかなか元の頭数には戻らないと思われます。
Re: (スコア:0)
コウモリって日本でもけっこういるよね。
星とか見るのが好きだから夜中に空見る機会が多いんだけど、けっこう飛んでる。
気にしない人には想像できない頻度で見かける。
#山奥とかじゃなく一応県庁所在地の住宅街ですw
Re: (スコア:0)
東京都23区の西の端っこにて、夕方かなり暗くなってきてる時に自転車にてまったりと走行中、肩に小鳥さんがぶつかったことがあります。
暗くてその姿はよくわからなかったのですが、最近の小鳥さんはあんなに暗くても飛べるんだなあと感心しました。
#彼らは小学校の校庭には毎日出没してます。
Re:コウモリは減少に弱い (スコア:2)
夜明けの歌舞伎町で空を見上げるとたくさん、飛んでる。
# というか、夜中こそいっぱい飛んでるんだろうと思うけど
# 見えない。
Re: (スコア:0)
物干しざおを振り回すと離れたところでもフラついて落ちてくるまでがデフォ。
Re: (スコア:0)
夕方暗くなってきた頃に飛んでいるのは、漠然と鳥だと思い込んでる人は結構多いようです。
よく見ると鳥の飛び方とは違う(いきなり方向を変えたりする)ので気づくのですが、
普通は鳥が飛んでいるところをまじまじと眺めることはしないので気づかない。
ふくろうでもなければ、鳥がこんなに暗い中を飛ぶはずが無いということも、あまり深く考えないので、
思い至らないよう。
以前、蝙蝠を見たことが無いという人に、身の回りに普通にいる、たぶんあなたも見てるはずだけど
そうと気づかないだけ、と話すと「またまた」と最初は信じなかったのですが、
後日、「夕方に飛んでいる『もの』をよく見てみると、本当に蝙蝠だった」と話していました。
Re:コウモリは減少に弱い (スコア:1)
飛び方とおおよその形を見分けられればコウモリはすぐに見つかりますね. ちなみに私が最初にコウモリを目にしたのは八丁堀の掘割のところ [google.com]なんていう都会のど真ん中だったりします. まあ四半世紀前のことですから, 今でも住んでいるかどうかは分かりませんが.
ただ最近は, ツバメが深夜でも街灯の虫目当てで飛んでいることが多いので, 動きだけだとコウモリと間違えやすいですけど.
# 都会や住宅街のコウモリはやっぱりアブラコウモリ [wikipedia.org]かな?
Re: (スコア:0)
リョコウバトみたい。。
蝙蝠生かすことを考えるよりも (スコア:0)
農薬撒いたほうが早くない?
まぁ、「研究者がこの病気を問題視しているのは、」
その解決方法じゃ自分の飯の種にならないからだと思うけど。
Re: (スコア:0)
農薬は蒔いたところしか効果がないけど、コウモリは自発的にエサを食べに行くからね。例えば、森林の横に農地がある状況だと、森林で昆虫が大量発生したら、毎日農薬を散布しなければいけない。
果たして救うことが良いことなのか (スコア:0)
放置して絶滅->そこから新しい生態系、放置して絶滅寸前->そこから新種誕生なんかが自然が求めた流れということはないのだろうか?
人間が身勝手にコントロールするということには変わりなく、人間が種を絶滅に追いやることと根本は同じということはないのだろうか?
Re:果たして救うことが良いことなのか (スコア:2)
コウモリを救うことが目的ではなく、農業被害を守ることが目的の身勝手なコントロールです。私はそれが駄目だとは思いません。人間の利益・幸福のために環境に手を加えるのは、人間が長い歴史の中で絶えずやってきたことであり、これからも続けていくでしょう。それが人間の利益・幸福のためになるのであれば、よいことなのだと思います。
もちろん、そういう考えでない人がいることは理解しています。
Re:果たして救うことが良いことなのか (スコア:2)
ヒトが病原菌を根絶することと、病原菌がコウモリを根絶することに本質的な差はない。
人間が身勝手にコントロールできる、などという思い込みこそ身勝手なのでは。
Re: (スコア:0)
誤:「白鼻症候群」からコウモリを救え
↓
正:「エボラ出血熱」から人類を救え
もう最近の西アフリカ惨劇を忘れている。
Re: (スコア:0)
人類を救うのはよいことなの?
自分の周りに来さえしなけりゃアフリカで誰が何人死のうが関係ないと思うんだが。
Re: (スコア:0)
え?まじで?