パスワードを忘れた? アカウント作成
12537689 story
医療

2015年のノーベル生理学・医学賞は寄生性生物による疾病の治療法を発見した3氏が共同受賞 22

ストーリー by hylom
おめでとうございます 部門より
headless 曰く、

2015年のノーベル生理学・医学賞は、米ドリュー大学のWilliam C. Campbell氏と北里大学の大村智氏、中国中医科学院の屠呦呦氏(Youyou、Tu)の3氏による共同受賞となった。Campbell氏と大村氏の授賞理由は寄生性線虫による感染症に対する新たな治療法の発見、屠氏の授賞理由はマラリアに対する新たな治療法の発見。賞金はCampbell氏と大村氏にそれぞれ4分の1ずつ、屠氏に2分の1が授与される(概要プレスリリース読売新聞NHK)。

大村氏は土壌のサンプルからストレプトマイセス属の新たな種を分離し、培養に成功。数千種の株から有害な微生物に対する効果の期待できる50種を選び出した。Campbell氏は大村氏の培養した株を用いて効能を調査した結果、1つの株が特に家畜などの寄生虫に効果を示すことを確認。「エバーメクチン」と名付けられた有効成分の派生物質は、オンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ性フィラリア症(象皮症)の発症率を劇的に低下させたほか、その他の寄生虫性疾病にも適用範囲を広げている。

屠氏は古くからマラリアの治療に使われていたクソニンジン(Artemisia annua)から有効成分の「アーテミシニン」を抽出することに成功。アーテミシニンはマラリア原虫に対する強い効果を示し、マラリア患者の死亡率を顕著に低下させる新たな抗マラリアエージェントとなった。

これら2つの発見についてプレスリリースでは、年に数億人が感染する疾病と戦う新たな手段を人類に与え、人類の健康増進と苦痛の減少に与えた影響は計り知れないとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by yousee (25369) on 2015年10月06日 11時56分 (#2894717) 日記

    毎月お世話になってます。

  • by yellow tadpole (7084) on 2015年10月06日 12時17分 (#2894733) 日記

    賞金はCampbell氏と大村氏にそれぞれ4分の1ずつ、屠氏に2分の1が授与される

    これは功績の評価と考えていいの?
    大村氏があまり金に困ってなさそうだからとかいう事情があったりするのかな?

    --
    〜◍
    • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 12時30分 (#2894740)

      エバーメクチン等の成果に対して1/2、アーテミシニンの成果に対して1/2。
      エバーメクチン等の成果は、Campbell氏と大村氏の共同での成果なので、それを半分。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        3人受賞の場合、1/2、1/4、1/4になるのは割と普通ですよね。
        1/3ずつの方が珍しい。

    • by Anonymous Coward

      2chじゃないんだから、
      読んでからコメントしろよ。

    • by Anonymous Coward

      ところで屠氏で業績は、元をたどれば中国伝統の漢方薬の効能の科学的評価がきっかけって本当?

  • この文脈のagentは「剤」が定訳ですね。抗マラリア剤が正しい訳です。

  • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 13時35分 (#2894791)

    おめでとうございます
    まー中国先生が本気出してくれれば白人ののさばる世界も
    ちっとはましになるかもわからんね

  • by Anonymous Coward on 2015年10月06日 21時06分 (#2895147)

     大村名誉教授の出身地は釜無川沿いの農村(山梨県北巨摩郡神山村、今の韮崎市)で地方病(日本住血吸虫症) [wind.ne.jp]の流行地の中でもかなり酷かった所で、生まれた頃は駆除の模索が始まった頃。
    その悲惨さは、隣村の旭村中の割を題材に「中の割に嫁に行くなら、買ってやるぞぇ経かたびらに棺桶」という民謡があったくらい。

     そして、大村名誉教授が開発したイベルメクチンは、河川で繁殖するブユが媒介する河川盲目症(オンコセルカ症)他の特効薬。
    どっちも河川が関係する風土病という共通点が…。

    • by Anonymous Coward

      元々は物理化学専攻で山梨大学助手時代のワイン酵母の生成する糖の研究から薬学/微生物学に入っていったそうで
      寄生虫症治療薬につながったのはたまたまらしいです

typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

読み込み中...