ゲノム情報を共有する「DNA.LAND」プロジェクト 7
ストーリー by hylom
プライバシーの塊を如何に安全に記録するのか 部門より
プライバシーの塊を如何に安全に記録するのか 部門より
taraiok 曰く、
いちいち血を採取せずに何百万人ものゲノムを研究することができるよう、遺伝学者らがDNAデータベースを構築するプロジェクト「DNA.LAND」を立ち上げた(nature、Slashdot)。
DNA.LANDは、遺伝子関連企業でゲノム解析した人を中心に勧誘を行い、その情報を共有することを目指しているという。こうした情報共有は一部企業でも行われてはいるが、共有されているのはゲノムについてのみであり、データを採取した人物の健康状態などの詳細な情報については共有されていない。このため、遺伝子情報と疾患との関連付けを行えていないという。DNA.LANDはこうした採取した人物に関する情報も共有することを目指しているようだ。
ゲノムに限らず (スコア:2)
健康状態とその他あらゆる個人情報を大規模なデータベースにできれば
「コーヒーを飲むとガンになりにくくなる」
みたいな仮説が一瞬にして検証できて便利そうだけど、なかなか難しいんかね
登録した個人は何らかの有益なフィードバックが得られるし、医療関係者側はもちろん大助かりだし、WINWINな気がするのだが
ヒト由来サンプルの争奪戦が進行中 (スコア:1)
ネイチャー記事にあるように、「いちいち採取せずに」というところが当件のポイントと思います。
その「いちいち」に大変な手間があれこれ絡んでいるので、その大変なことを経てきた血液など体の一部(サンプル)が貴重なものになっています。それで、こういう、「協力しましょうよ」という感じの非営利目的のデータ蓄積プロジェクトの背景には、ヒトの体についての情報を得たい人々によるそのサンプルの争奪戦があります。
石油持っていれば諸々の交渉時に好ポジションを得る、というエネルギー業界でやってきたことを、バイオテク界が石油でなしにヒト由来サンプルでもってやり出している、という感じですかね。
サンプル争奪戦はそして、ヒト由来のもののみに留まっていません。先のノーベル賞受賞対象のアベルメクチン系化合物を産生する菌のような微生物リソースも対象になっています。名古屋議定書はそういう争奪戦沈静化のためにもあるのでしょうが・・ヒトサンプルは同議定書の対象外ですね。
.landドメイン (スコア:0)
.landなんてドメインがあったのか。
日ユ同祖論 (スコア:0)
とか、そんな系統の嘘がバレそうやね。
RMSがアップを始めました (スコア:0)
RMS「まずはゲノムにGPLを埋め込まないと」
Re: (スコア:0)
神々「ジャンクDNAに仕込んだEULAに従いご使用ください」
Re:RMSがアップを始めました (スコア:1)
神々の宣伝条項がどんどん増えていくとか?