早稲田大学、小保方氏の博士号取り消しへ 72
ストーリー by hylom
ぐだぐだに見える 部門より
ぐだぐだに見える 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
正当性が確認できないとして取り消されたSTAP論文の著者、小保方晴子氏の博士号について、早稲田大学が取り消す方針を固めたという(毎日新聞)。
小保方氏の博士論文については「内容の信憑性が低い」などとして調査が行われる事態になっており、昨年7月には不正を認定するも学位取り消しはせずという判断が出ていた。しかしその3ヶ月後の2014年10月には博士号を1年間の猶予期間付きで取り消すとしながらも「論文の訂正や研究倫理教育を受けることで博士号を取り消しを行わず維持できる」という決定が下されていた。
今回の決定は「大学の指示で再提出したが、学内の審査委員会が検討した結果、博士号取り消しが妥当と判断したとみられる」ためだそうだ(毎日新聞)。「論文の訂正や研究倫理教育」が行われたのかは不明。
今回の件は小保方氏が特殊だったのか、それともそのような不正が許される土壌が早大内にあったのか、その辺りも調査して明らかにして欲しいものである。
オンライン倫理教育の単位取得に失敗したからじゃね? (スコア:5, すばらしい洞察)
これ、研究者対象(予算申請者必須)で受講後にテストがあるんだけど難しい。半日近く掛かる。
http://www.jst.go.jp/researchintegrity/education.html [jst.go.jp]
彼女があんな馬鹿なことをしなけりゃこっちも余計な時間を過ごさずにすんだと思うが、しなけりゃ別の人がやってたかも知れない。
あとパブリッシュされた論文実験生データを事務方に提出するルールも新たに出来た。
彼女は自分の上司を死に追いやっただけでなく、CDBを潰し、さらにこういった感じで日本の科学者、事務に迷惑をかけていることを自覚してほしい。
部外者の感想 (スコア:1)
部外者の感想だが、彼女の自覚とか資質は確かに問題だが、そこにあまり関心はない。それ以上に問題だと思うのは、彼女をここまでつけあがらせた周囲だ。もちろん、直接の関係者は震え上がっていると思いたいが、いまいち確信が持てない。
Re:部外者の感想 (スコア:2, 興味深い)
むしろ本人も被害者じゃないかって気がするんだけど。
本人はただの馬鹿正直な良い子ちゃんでした。
人を疑うことはもちろん、悪意というものの存在すらも知らず、まっすぐな心に育ちました。
友達や先輩に教わった実験やレポートのテクニックも、それが不正だなんて夢にも思いませんでした。
この世界をもっと良くする革新的な発見のために、教わった技術を全て惜しみ無く注ぎ込んできました。
くらいでないと発覚前の、自信満々で堂々と会見に臨んでいたあの頃の態度がどうしても理解できない。
Re:部外者の感想 (スコア:1)
私も彼女は被害者だったというのにはかなり同意する。
少なくとも悪意を持って騙そうなんてことは思っていなかったでしょう。
学位の取得については大学によって基準はあるけど査読論文があることが必須になっている。
しかしその論文も指導教官が投稿前にガンガン朱を入れるから本人が書いたところってどこ?となることも
珍しくない。学位請求論文だってほとんど同じようなもの。
研究テーマだって修士から同じ研究室にいれば結局は今までの惰性で進めてきたもので自分でゼロから
始めるようなものではない。理系の学位取得者なんてその程度のもの。
そこでいきなり理研のチームリーダーになっても学生と同じような気分で研究をしていたということでしょ。
理研の上層部もSTAP細胞ありきで彼女を引っ張ってきたので結論ありきで望んだ現象が出てくれば
疑いもしないということ。
Re: (スコア:0)
単にサイコパスとかじゃないのかね。
悪いことをしたなぁ、と思うのは、悲しむ他人につられて悲しくなるっていう共感があればこそでしょ。
そういう能力がなければ、責任とか義務感という概念が成立しないじゃない。
ここまで行くと「迷惑をかけていることを自覚」なんて言っても理解できないと思う。
損得勘定として行った不正行為に利益以上の不利益が返される実例を積み重ねるしかないんじゃない?
Re:部外者の感想 (スコア:1)
自分もこれに同意です。なんとなく惹かれるので詐欺師とか虚言症とかの話をついつい趣味で調べちゃうんだけど、そういう事例との類似点が多いように思います。あまり詳細に説明してもしょうがないというか、興味があれば面白いので自分で調べることを勧めますが、一つヒントを出すと、論文を捏造した人間は――というか論文捏造事件は――彼女に限らずほとんどがこんな感じであり、むしろ最後まで本人は否定し続けるのがパターンです。つまり、捏造論文事件を起こす成立要件にそういう人格が含まれるということです。
ほんとにありえないくらい奇妙な嘘をつきますよ。というかつくみたいですよ。知れば知るほど、なぜバレないと思うのか、バレたときにどうするつもりだったのか、普通の人には理解できない――というかそういうものであると理解するしかない――タイプです。
彼女は大学入試、博士号論文、ハーバード留学、理研に入るとき、STAP論文など、試験ではないハッタリでやってきたわけだけど、たぶん調べれば、小学生の幼少期から、その行動パターンが見つかるのではないかと思います。周囲の人間が、「なんかこの子、変だな」と思うような感じで。そういう人間が一定の確率で発生するのが、人類というものらしいです。
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
まだこんなこと言ってる
結婚詐欺の被害者でもたまにいるような奴が。
Re:部外者の感想 (スコア:1)
困る人大杉で黒歴史として封印される
Re:部外者の感想 (スコア:1)
博士課程だけでいうなら、ハーバード大学のチャールズ・バカンティ氏の影響はかなり大きいと思うんですよね。
Wikipediaの記事や早稲田大学のWebサイトに残ってる本人の留学体験記を読むと、博士1年の夏から1年数カ月行ってたことになっています。
早稲田の博士課程教育については問われて当然ですけど、ハーバードに関しても突っ込んで調べるべきだと思います。
Re: (スコア:0)
ハーバードも学歴ロンダで上がる名前のようですね
上級国民の間ではよく使われるのでしょう。
となると女史の背後関係も気になってきますな。
感想 (スコア:0)
正直e-learningはゴミ(あくまで個人の感想です)。
誤訳の山に根拠のない主観が多すぎな上、アメリカと日本の話の区別も碌にできてやしない。
文科省は納税者にきちんと説明できるような金と時間の使い方をもっとまじめに考えて、
最低限納品物をきちんと監査する責任くらいは果たせよと心底思う。
誤字潰すくらいはいくら三流以下の官僚だとしてもできるだろうに。
Re: (スコア:0)
そんな誤訳・誤字多かったっけ?ともあれ、答え合わせのときに、e-learningへ感想を送れるようにして欲しいわな。
Re: (スコア:0)
これ、研究者対象(予算申請者必須)で受講後にテストがあるんだけど難しい。半日近く掛かる。
ん~、これね~~~
自動車免許の筆記試験と同じで、問題パターンが少ないんだな.
で、何回でもペナルティ無しでやり直せる.しかもオンラインで、間に時間をおかなくていい.
となれば、努力すれば一瞬でうかるよ、うん.
# どっちかというと暗記ゲーだな.
Re: (スコア:0)
うちの会社の社員向けe-learningと同じだ!
効率的にやるには、
・「講習の部」をさらっと斜め読み
・「確認テストの部」で初回はあまり時間をかけず適当に選択して、採点
・不合格だったところのみ正解を見て覚え、2回目は正答してパスする
というもの。
まあ、あまりにも講習内容が分かってない場合は繰り返し回数が増えるだろうけど、ふつうは2回試行でいけてる。
Re: (スコア:0)
テストはかなりの確率で国語入試問題必勝法的に解ける。「○○だから、××してもいい/した」という文構成の選択肢はほとんど確実に誤りだとか。
Re:オンライン倫理教育の単位取得に失敗したからじゃね? (スコア:1)
「老人」という条件(領域?)に引っかかりすぎです。×を付けたら、その論理は「停止しなくてもよい」になるのであって、「老人以外でも停止しなくてはならない」にはなりません。
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
>半日近く掛かる。
いや,テストで間違っても正解が表示されるし,ほぼ同じ問題(選択肢が並び変わる程度)のテストを何度でも受けなおすことができるから,テキストのほうは1秒で読み飛ばしていっても合格できるよ。半時間くらいで終わったよ。
……ひょっとして,その行動を記録されて真の倫理性を判定されているのかな?
本人への通知はまだの様だ (スコア:3, すばらしい洞察)
早大、小保方氏の「博士号」に関する会見開催へ、代理人「現時点でコメントできない」 [bengo4.com]
小保方さんの代理人をつとめる三木秀夫弁護士は、弁護士ドットコムのメール取材に対して、
「(博士号の取り消しについて)大学から正式な発表がないので、現時点ではコメントすることはありません」
と答えた。
本人に伝える前にマスコミに内容をリークとは、早稲田もえげつないやり方をするなあ。
博士号を取り消すかどうかも、世間の糾弾に煽られてか二転三転したりと、
振る舞いに最高学府としての威厳が感じられず、こすい小物感が漂う。
Re: (スコア:0)
取り消しは決定事項で
嫌なら1年以内に条件クリアしろって話だろ
執行猶予中に再犯したようなもんなんだから通知なんていらん
Re: (スコア:0)
理系は一般人が思っているよか
おしゃれもといおしゃべりなんさ。というのは冗談で、
期限の一年間は数週間前だったはずだから、事前リークっていうわけでもない。
スラドのだれもがどうなった?と日記に書いてたよ。
Re:本人への通知はまだの様だ (スコア:2, 参考になる)
「大学の指示で再提出したが、学内の審査委員会が検討した結果、博士号取り消しが妥当と判断したとみられる。早大が近く発表する。」 [mainichi.jp]
期限内に再提出して、審査中だったものの「判断」を本人に伝える前に、
マスコミにリークしちゃったってことでしょ。
それはちょっと道義にもとるのでは?と感じる。問題の人物が倫理に反することをしたからと言って、
それを裁く側もどうふるまってもいいってことはない。むしろ下衆が下衆を裁いているようで、胸糞悪い。
Re:本人への通知はまだの様だ (スコア:1)
気にしないのが早稲田風ですか?w
Re:本人への通知はまだの様だ (スコア:1)
>じゃなくて
二つを別のことだと主張するメリット、この場合どれくらいあるんでしょう?
報じられた内容の価値に比べてもかなーりどーでもいいことに思ったわたし。
Re:本人への通知はまだの様だ (スコア:1)
ご教示ありがとうございます。
>というのがわかるだろ
既にわたし個人は最低評価をつけていたので(関係者の皆さんゴメン)
まだ高評価していたかのように見える誤解を与えていたらお詫びします。
…というのが意味を理解しづらかったわたしにとっての理由です。
これはもう (スコア:2, おもしろおかしい)
学会を追放され、博士号まで剥奪された!
と、マッドサイエンティストになって、怪人を作るしか。
Re: (スコア:0)
会費未納以外で学会を追放されることはないという都市伝説が否定された瞬間である。
Re: (スコア:0)
マッドサイエンティストになれるだけの才能があればよかったのにね…
替え玉受験やる奴と同レベルだしな
Re: (スコア:0)
トゲトゲが付いたボンデージ風味のコスも忘れずにお願いしたく。
前から、似合いそうなお姿だと。。。
で、
スーパーヒーローと恋に落ちるか、あっさりやられるかでルート分岐w
Re:これはもう (スコア:2)
がついてるんですか? [wikipedia.org]
それは、トゲナシトゲトゲですか?それとも、トゲアリトゲナシトゲトゲですか?
こうなると (スコア:1)
早稲田の博士号全般の信用度はどうなるんすかね。
小保方さんが早稲田で博士号を取得する過程に問題や不正が無かったのかは明らかにされてるのかな。
Re:こうなると (スコア:2, すばらしい洞察)
詳しく調べれば、博士号取り消しになりそうな論文なんてゴロゴロしているんだろうなあ。
全部きっちりと
後悔公開すればいいのに。Re: (スコア:0)
去年取り消さなかった時点でディプロマミル確定で、ようやく汚名返上
Re: (スコア:0)
いやいや、遅すぎますよ。
汚名挽回かと。
Re: (スコア:0, オフトピック)
汚名挽回は誤用とか汚名返上の逆の意味じゃないよ
Re: (スコア:0)
どっちに振れても汚名挽回警察が出てくることには変わりないのな。
Re: (スコア:0)
同意
Re:こうなると (スコア:1)
早稲田側がその問題点を公にして是正できないと、今後信頼性を回復するのは難しそう。
実際その辺はどうすんだろ。
Re:こうなると (スコア:1)
そうなると小保方氏の博士号というは、早稲田にしては普通だったんでしょうね。
あの辺りの評価とかまるで知らなかったけど元々そういうものなのか。
こっそり・・・ (スコア:0)
発表してもトップニュースなんですね。
みんなーカタルシス? わしは理系じゃないから知らんが。
早稲田の教官採用(笑)って (スコア:0)
ちゃんと審査してるの?
Re:早稲田の教官採用(笑)って (スコア:3)
Re: (スコア:0)
とりあえず早稲田は、みなし公務員じゃないから何やってもOKとか?
Re:早稲田の教官採用(笑)って (スコア:3)
Re: (スコア:0)
ルールとかきっちり守る人は落とされます
STAP細胞はありますか? (スコア:0)
STAP細胞はありますか?
Re:STAP細胞はありますか? (スコア:1)
門外漢ですが。
ネタにマジレスすると、ES細胞+TS細胞であることばほぼ確定かと。
ES細胞だけの性質じゃないのはTS細胞由来だったんでしょうな。。。
まぁ、博士論文を撤回させても手遅れですが。。
Re: (スコア:0)
胎盤が光るのは写真を明るくすれば、胎盤中の胎児の血液が光って見えるってことで、普通のESだけで済むという話だったような
Re: (スコア:0)
STAP細胞はありまぁーす
Re: (スコア:0)
30年後ぐらいに再発見されることを信じてます。
続報 (スコア:0)
続報 [nikkansports.com]によると、「小保方氏側は猶予期間の延長を求めたが、認められなかった」とのことで、毎日が「大学の指示で再提出したが、学内の審査委員会が検討した結果、博士号取り消しが妥当と判断したとみられる」とか憶測していたことと食い違ってる。
記者会見を11月2日夕に開くらしい。