あるAnonymous Coward 曰く、横浜市立大学・谷口英樹教授らの研究グループが、さまざまな細胞に分化できるiPS細胞から肝臓と同じ働きをする数ミリサイズの細胞を作り出すことに成功した(NHK)。この「ミニ肝臓」を肝臓病患者に移植する臨床研究の計画も進められているという。 ハフィントンポストによると、研究グループでは2019年度にiPS細胞から作った臓器を人間に移植することを目指しているそうだ。
分散配置できるのかな (スコア:2)
数ミリで機能するなら、四脚の付け根のリンパ節に分散配置すると疲労回復効果が高そう。
脂肪肝の一部を切り取って置き換えるなら、単純に脂肪肝の一部を切除してほっとけば、細胞分裂で元のサイズに戻りそうだし。
# 突っ込み待ちだけどIDで。
同じ働きをする? (スコア:1)
肝細胞ではないってことなのかな。
Re:同じ働きをする? (スコア:1)
肝臓と同じ細胞でできた塊ってことでしょうね。
そもそも「数ミリサイズの細胞」という言い回しがおかしいので
これが細胞塊の間違いだと思います。
(人間の1個の細胞で数mmはありえんでしょう。)
Re:同じ働きをする? (スコア:2, 参考になる)
肝臓は、生体肝移植の時に半分こしたりすることからもわかるように、ある意味モザイク的になっていて、その最小単位が肝小葉(2mm)です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Lobules_of_liver [wikipedia.org]
プレスリリースをみると、血管とかそういう部分を全部付けて「ミニ臓器」だといってるみたいなので、単に肝細胞の塊ってわけじゃないみたい。つまり、「肝小葉が1〜数個しかない肝臓」、なんだと思います。肝臓の機能は数百種類あって、中には肝細胞(を使うけどそれ)だけでは有効じゃない機能もあるでしょうから。もちろん、この肝臓には本物にはある機能がオミットされいている部分もあるはず。問題は本物にない機能が付いてしまっている場合で、いわゆる副作用的な何かがある可能性は捨てきれません。動物では当然試してるんだろうけど。
Re: (スコア:0)
iPSを開発した山中伸弥氏が主に目指している用途(創薬での投薬・観察対象)なら問題ないんじゃない?
より人間に近い組織で影響を観察するのが簡単になるから、効率が良くなる。
鼠だの豚だの猿だのの細胞なんぞより遥かに有効なデータが期待できる。
癌化とかもiPS由来の癌化率とか分かってりゃ計算である程度排除できる筈だし、
結果が多少違うだろう問題についても次のステップで調べるんだから問題ない。
薬になるかもしれん無数の化合物や人工ウィルスの効果をさくさく絞り込めれば超有益。