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サイエンス

東京大・東北大、海洋波浪によって発生した超微弱な「脈動S波」検出に成功 8

ストーリー by hylom
聞こえています 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

東京大学および東北大学の研究者らが、大西洋の海洋波浪によって発生した地震波を日本の観測記録を使って検出することに成功したという(AFP東北大学の発表)。

検出された地震波は、2014年12月に大西洋で発生しイギリスやアイルランドに被害をもたらした爆弾低気圧によって波浪が海底に繰り返し打ち付けられたことで発生したもの。

昨今では遠方の嵐によって発生した脈動の観測が注目されており、すでに数千km以上離れた嵐によって励起されたP波が観測可能であることが示されているが、今回の研究ではP波に加えて初めてS波を検出したという。また、低気圧の移動に伴って震源が移動している様子も明らかになったという。

このような嵐によって発生したP波・S波は地球内部を通過して届くため、これを利用して嵐直下の地球内部構造を推定できる可能性があるという。

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  • ストーリーを読んでも???だったが、東北大のプレスリリースに、

    2014年12月9日爆弾低気圧が大西洋で発生しイギリスやアイルランドに被害をもたらしました。その際に海洋波浪により発生したP波は地球深部を伝播し日本にまで到達しました。観測されたP波の振幅は0.1μmと一見小さいですが、同じ地域で起こったマグニチュード6の地震にも匹敵するものです。

    とあり納得。
    しかし低気圧がそこまでエネルギー持っているとは想像できなかった。

    --
    --- de FTNS.
    • by Anonymous Coward

      こういうのは怪しいけどな。

      • 東北大のプレスリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press2016... [tohoku.ac.jp] にはこうある。

        解析期間は12月9-11日の期間、日本列島の高密度の地震計観測網Hi-netの地震計記録(3成分)を解析した所、爆弾低気圧によって励起された周期5-10秒のP波を(図2)を検出した。同時にSH波(水平方向に偏光したS波)とSV波(鉛直方向に偏光したS波)を検出した。S波の検出は初めての事である。
        特にSH波は理論的にはSV波に比べ桁で小さいと予測されていたため、驚きの観測結果である。地震波逆伝播法を用いて震源の位置を精密に推定した所、低気圧の移動にともない震源が移動している様子が明らかとなった(図3)。12時間かけて北東に移動し、次は南へ進路をかえ、さらに12時間後には東へと進路を変えた。海底地形と比べてみると、震源は等深線に沿って移動している様子が分かる。これは特定の水深で脈動実体波が共鳴して振幅が大きくなっている事を示している。

        大雑把に言って、海洋波浪と考えられるのは、その付近を震源とする地震観測がない、低気圧と海底地形に連動した動きをみせているということだから、もうこれは「爆弾低気圧の威力がすごい」ではなくて、背景ノイズに埋もれがちな微弱な振動を検知できる高感度地震観測網 Hi-Net [bosai.go.jp] の検出力と、北大西洋の海底地形・地質探査の成果によるものだろう。

        親コメント
  • by EnergyField (42789) on 2016年09月04日 20時00分 (#3074817) 日記

    これを利用して嵐直下の地球内部構造を推定できる可能性がある

    その用途はたぶん海底資源探索や沈没船特定とかなんだろうけど
    真っ先に「ついにアトランティスが見つかるのか」と思ってしまった…

  • 旨くすれば、SOSUS(水中固定聴音装置群の意)で、潜水艦を燻り出せない物だろうか?
    まあ当面は只の騒音源にしかならないだろうが。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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