行方不明の彗星探査機「フィラエ」、岩の間に挟まっているのが見つかる 11
ストーリー by hylom
いわのあいだにいる 部門より
いわのあいだにいる 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
2015年7月の通信途絶後、再び行方不明となっていた彗星探査機「フィラエ」だが、母機ロゼッタの運用終了を月末に控えた5日、ロゼッタが撮影した写真にて再びその姿が確認されたことが発表された(ESAのプレスリリース、NHK、sorae.jp、Slashdot)。
フィラエは着陸時のリバウンドにより日の当たり辛い崖の縁の窪地に着地してしまい、着陸直後と近日点付近を除き電力不足で休眠状態となっており、再度の通信途絶後はもはや完全に消息不明となっていた。今回撮影された写真では、フィラエが大きな岩の陰で窪地に挟まるような形で横倒しになっているのが映し出されており、これまでの電力不足や通信障害の原因が遅まきながらよくわかるものとなっている。現時点では既にフィラエを復旧させる手段はないが、フィラエの着陸位置が特定できたことで、これまでに送信されたデータのより詳細な分析に繋がることが期待されている。
なお、Twitterのロゼッタミッションアカウントでは、今回もフィラエ発見をコミカルなイラストとともに伝えている。
エネルギー注入 (スコア:1)
ただそう思っただけ。
maruken
無茶しやがって・・・ (スコア:0)
どうせ居場所を確認せずにテレポートしたんだろ
# それは「いしのなk(ry
Re: (スコア:0)
ブルー・ジョウント…
Re: (スコア:0)
位相遮蔽装置の実験中に、装置が故障したんじゃね?
未完成の実験機で無理するから。
Re: (スコア:0)
部門名、部門名!
Re: (スコア:0)
かげのなかにいる
Re: (スコア:0)
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星人に鹵獲されたんじゃないのか。
いつかまた会える日を待とう 部門より (スコア:0)
冒頭リンクの前回の記事を見に行ったら、部門名が「いつかまた会える日を待とう 部門より」で運用終了間際に本当にまた会えてなんか感慨深い。ちょいうるっときた。
Re: (スコア:0)
Twitterの寝てる絵がかわいいw
まあそれはそれとして、銛打ち込む方式だと対象が予想外の硬さとかだとどうにもなりませんね。。
Re:いつかまた会える日を待とう 部門より (スコア:2, おもしろおかしい)
Twitterの寝てる絵がかわいいw
まあそれはそれとして、銛打ち込む方式だと対象が予想外の硬さとかだとどうにもなりませんね。。
そうだな、あそこまで行ってくいが残るだろうな。。
「はやぶさ」と「ロゼッタ」 (スコア:0)
■小惑星探査機「はやぶさ」
開発団体:JAXA(日本)
開発目的:技術検証機 ※1
目的地 :小惑星イトカワ(全長535m)
航行距離:60億km(往復)
費用総額:約210億円(7年の運用費を含む)
■彗星探査機「ロゼッタ」
開発団体:ESA(ヨーロッパ連合)
開発目的:彗星構成物質の分析 ※2
目的地 :チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(全長4.1km) ※3
航行距離:64億km(片道)
費用総額:約2,000億円(7年の運用費を含む)
□補足
小惑星:系に所属する小天体のこと
彗星:小天体のうち氷や塵など拡散物質を主成分としたもの
※1 JAXAは次の技術検証のためのシナリオとして「イトカワ」からのサンプル採取を計画した。
なお前半●4つが主目的であり、後半○4つは超過課題として最低限の予算と稼働で実施された。
●イオンエンジンによる推進実験
●イオンエンジンの長期連続稼動実験
●イオンエンジンを併用しての地球スイングバイによる加速操作
●光学情報を利用した自律的な接近飛行制御と誘導
○小惑星の科学観測
○微小重力下の小惑星への着陸、および離脱
○小惑星サンプルの採取
○サンプル収納カプセルの惑星間軌道から直接大気圏再突入・回収
○地表で小惑星のサンプル入手
※2 当初はNASAとの共同計画で、ハレー彗星ブームに後押しされ
アミノ酸の起源を地球外に求める野心的な計画であった。
※3 微弱ながら引力があり、実際にフィラエは3回バウンドしたのち表面へ自然落下した