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宇宙

SpaceX、「Interplanetary Transport System(惑星間輸送システム)」を発表 46

ストーリー by hylom
もう少し良い名称はなかったものか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

SpaceXは27日、メキシコで開かれていたカンファレンスにおいて、火星移民をターゲットとした超大型ロケットや宇宙船からなる「Interplanetary Transport System(ITS、惑星間輸送システム)」を発表した(発表会動画ITSの動画space.comSlashdotITmedia)。

このロケットは以前から「火星移民船 (Mars Colonial Transporter)」として開発が噂されていたもので、直径12m、全長77.5mで、エンジン42基という化け物のような超大型ロケットにより直径17m、全長49.5m、100人乗りの惑星間宇宙船を打ち上げるという途方もないもの。ロケットも宇宙船も完全再使用が想定されており、ロケットは1000回、宇宙船は12回の再使用が可能。メタン/液体酸素系の新開発のラプターエンジンを採用しており、宇宙船には軌道上や火星での燃料補給を想定している。軌道上での燃料補給により、火星へ450トンの輸送力を持つほか、エンケラドスやエウロパへの飛行能力も備えている。

このロケットはサブオービタル輸送機としても使用可能で、NY-東京を25分で結ぶこともできる。既にエンジンの試験は行われており、2022年以降の火星飛行開始を予定している。マスク氏は、1000隻の船を火星に送り込んで、今後40年から100年かけて火星に自立した文明を築いていきたいとしている。

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  • by Anonymous Coward on 2016年09月28日 23時02分 (#3087911)

    「自立した文明」とは片腹痛い

    • by Anonymous Coward

      いやいや、現代世界にも今の形になったのここ100年以内なんて国がゴロゴロしてますよ。
      21世紀なら100年もあればいけるんじゃない?
      片道2000万円 [sorae.jp]らしいので、ぜひ初代国民に立候補したいところ。

      でも太陽系どこでもいいならケレスとかエウロパの方が楽しそうかな?

      • by Anonymous Coward

        国家形態や国家の領域と文明は関係がないと思うけども。

        • by Anonymous Coward

          アメリカ文明って言うし、国家が出来るくらい開拓が進めば火星文明でいいんじゃね?

          • by Anonymous Coward

            アメリカ文化はあってもアメリカ文明はないと思われ。

            • by Anonymous Coward

              南北のネイティブアメリカンがおりまして。特に南米の文明は高度なものでしが。

              • by Anonymous Coward

                開拓~の話をしているの開拓以前の話を持ってくるのは筋が違くない。

            • by Anonymous Coward
              シビライゼーションの各バージョンで選択可能な文明の筆頭がだいたいワシントンなあたりアメリカ人の認識としてはアメリカ文明だと思われる
    • by Anonymous Coward

      そこで完結できる社会、という意味なら、現代の科学で十分いけると思うけどねぇ。
      ゼロからじゃなくて、必要な機材なんかをすべて送り込むのが前提だけど。
      マットデーモンがやってたように、結局は酸素と食料さえなんとかできれば生存は維持できるし。
      まぁどこまでの文明レベルや都市を想像してるのかわからんけど、高層ビルが並ぶような都市は無理だろう。
      運良く現地で良い素材が見つかればできるかもしれないけど、田舎の小さな街程度のものならいけるんじゃない。

      • by Anonymous Coward

        「酸素と食料さえなんとかできれば」
        そこが最大の問題では?

      • by Anonymous Coward

        あのー、電気はどうやってつくるんですか?水はどうやって手に入れるのですか?
        自立した文明というのは、発電機や採掘器を自分で作ることができる文明、を指すと思うのですが。
        仮に手段を知っていても、現実的に鋼材やら半導体やらは作れません。

        植民地以外のものを作れるわけがない。
        そして、その先にあるのは独立戦争。これは人類の歴史が証明している。
        たとえ核爆弾を使ったとしても自分たちには影響ないわけで、かなり熾烈になると思われ。

        • by Anonymous Coward

          > 自立した文明というのは、発電機や採掘器を自分で作ることができる文明、を指すと思うのですが。

          それを作ることができる機械を送り届ければ、それを100年後には現地で作れるようになる、ってことでしょ。
          別に再発明しなきゃならないわけじゃなし、設計図や技術者は最初からあるんだから。

          > そして、その先にあるのは独立戦争。これは人類の歴史が証明している。

          ガンダムの見過ぎw

          • by Anonymous Coward

            それは地球文明のコピーであって火星文明と言えるのだろうか…。
            元コメはそういうレベルのことを言っているのでは。

            • by Anonymous Coward

              いや、人数が圧倒的に足りない。
              そもそも地球は生命維持に必要な環境がすべてあったから必要な人口を維持できた。
              火星はそうじゃないし、質量もかなり小さい。必要な鉱物がどこにあるのかさえ分かっていない。たぶんあるだろうという推測だけだ。

              今自分がこれだけの文明に浴していることを軽く見すぎ。

          • by Anonymous Coward

            > ガンダムの見過ぎw

            AGEをガンダムとは認めない。(w

            • by Anonymous Coward

              最近の若い人はシルエットフォーミュラの事をそう呼ぶのですかのぅ‥

              #中原れい版が好き

        • by Anonymous Coward

          >あのー、電気はどうやってつくるんですか?水はどうやって手に入れるのですか?
          逆にその辺りは全くもって心配していない。
          なんなら太陽光をミラーやレンズで集めて砂を溶解させてってのでも良い訳だから。
          だから発電機や採掘器なんかは簡単に出来る。

          どっちかって言うと食料供給のサイクルが心配。
          まさかまさか食料ってタネと水と光と空気だけで出来るとか思ってないよな?
          必須元素を取り込み効率を考慮して必要最低限以上の量を持っていないといけない訳で、
          それって現地に無い物は地球から持って行くしかないんだよね。

          • by Anonymous Coward

            だから発電機や採掘器なんかは簡単に出来る。

            溶かして整形した砂で簡単に作れるのは発電機や採掘機ではなく建築物でしかない。
            中身は少なくとも生産システム一式(鉱山溶鉱炉部品工場組立工場エトセトラ)が確立されるまでの期間は地球から持ち込む必要がある。食料生産に必要な肥料や土壌改良材水や酸素については初期においては地球から持ち込む事になるな。火星探査で現地にあるとわかればそれを使えばいいしなければ現地の物質を化学反応させて作るか地球から継続的に輸送するしかないな。リサイクルは当然として。
            火星に何があるか次第で難易度が変わるが要はやる気と予算と時間と人的犠牲をどこまで許容できるかというだけの問題。

          • by Anonymous Coward
            窒素もリンもカリも存在が分かってるんで、農業についてはあまり心配しなくていい
    • by Anonymous Coward

      100年経てば3世代は回るから、もう火星語しかしゃべれない人が普通になるレベルと思いますね。
      汝は神なり

      • by Anonymous Coward

        よし、この機にエスペラント語を火星標準語にしてしまおう。

      • by Anonymous Coward

        数千年したら、言語の起源がどこからきたのかいろんな説が出るのかなぁ・・・
        まぁ普通に考えれば地球の英語だろうけど。というか、現地に行って面倒なことにならないように、英語使える人のみ送るんじゃない?
        バベルじゃないけど、やっぱり言語の壁は文化的にも大きいし、現地で問題が起きにくくするよう言語の障壁は外すんじゃないかな。
        最初で頓挫したらおしまいだし。

    • by Anonymous Coward

      自立した文明の定義にもよるね。
      地球がどうかというと、地域間の貿易がないと成り立たないし、
      人類全体で見たとしても、再生産できない地面から掘り出した資源に依存してる。

      じゃあ翻って火星は、もし貴金属かなにかが見つかって、地球と取引して好きなもの得ることができれば、それはもう自立といえる。
      物流を独占したSpaceXがご主人様の植民地状態になることもありうるけど。それは火星の政治次第だもの。
      地球上の国だって人のこと言えない。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月28日 23時19分 (#3087927)

    第一次火星独立戦争の始まりである。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月28日 23時28分 (#3087932)

    本業が危なくなったから金集めを始めたのか?

    • by Anonymous Coward

      金を求むるに火(星)を用いるとはこれいかに?
       
      // 夢を得るには金が要る。金で愛を売る人もいる。何が問題なんだ? という事ですね。

    • by Anonymous Coward

      逆だろ。 本業が順調だから道楽も捗ってる。

      #いずれどこかで大コケしそうではあるが

  • by Anonymous Coward on 2016年09月28日 23時50分 (#3087940)

    ロケットは1000回って、モバイルバッテリーかよと。

    それに、宇宙船の再使用回数のほうが遥かに低いのはなぜでしょう?
    ナウシカじゃあるまいし。

    • by Anonymous Coward

      一つのロケットで一度に人間を火星に飛ばす計画ではないからです。
      まず火星に必要資材を詰め込んだ先行ロケットを送り込みます。これを2回。
      さらに今回発表されたロケットは地球から火星まで直接行くのではなく、
      一度地球軌道上で燃料を再充填する計画です。
      燃料給油用にはまた別のロケットが必要なのでさらに2倍ロケットを飛ばす必要があります。
      つまり人間が実際に火星に行くまで計8回ロケットを発射する必要があるのです。

    • by Anonymous Coward

      これ、最初てっきりファルコン9/ドラゴンみたいに2段式ロケットと宇宙船なんだと思ったけど、どうもロケット=1段目/宇宙船=2段目、で2段目が惑星間宇宙船を兼ねる構造っぽい。
      なので、再突入やらで過酷な環境に晒される宇宙船の方が再使用回数が少ないのかと。

      加えて、ひょっとしたら宇宙船は地球⇔火星で12往復、って意味なのかもしれん。そりゃ寿命も短くなるわな。

      …素直に大型ファルコンヘビー+宇宙船+惑星間航行船とかにした方が効率良さそうなのに、なんでわざわざこんなでかい1段目と宇宙船を?
      宇宙船に火星から帰れるだけの能力を持たせたら、2段目とか全部兼用できたってことかね?
      それとも構成要素を減らした方が信頼性も上がるしコストも抑えられるという読み?

  • by Anonymous Coward on 2016年09月29日 0時18分 (#3087949)

    人間の体の大きさと同程度のスケールの事物の性能がいきなり1ケタ向上することなど滅多に無い
    短期間で新幹線の速さが十倍になったり、高層ビルの高さが十倍になったり、吊橋の長さが十倍になったりはしない
    一方、ミクロの世界では半導体の集積度が倍々ゲームで向上したり、化学分析の感度が十倍向上したり、DNA解析の精度が十倍向上する
    (古典的なニュートン力学が支配する世界か否かの違い)
    さて宇宙開発は、人間の体のスケールの常識が通用するのか、ミクロの世界の常識の通用するのか、どちらでしょうか?

    • by Anonymous Coward

      東海道新幹線の着工から開業までの5年ほどで鉄道の速度は二倍にはなったねえ。
      ライトフライヤーが初飛行してから、ベルX-1による人類初の有人超音速飛行まで50年はかかっていない。

    • by Anonymous Coward

      > さて宇宙開発は、
      > 人間の体のスケールの常識が通用するのか、ミクロの世界の常識の通用するのか、どちらでしょうか?

      宇宙開発はこれからの話で,そこでは今までの常識ではなく
      21世紀の常識が必要になると思います

    • by Anonymous Coward

      爆弾のエネルギーは短期間に数桁向上してる気がする。

    • by Anonymous Coward

      > 人間の体の大きさと同程度のスケールの事物
      の定義がよくわからないけど。
      ロケットの歴史を見れば、サターンVに至るまであたりはあっという間にスケールがでかくなった。
      その後ぱったり巨大化が止まったのはよくわからないが(技術の成熟に努めたか、それともカネが尽きたか)、
      条件さえ整えばまた急にでかくなっても不思議はないんじゃないか。

  • 超巨大建築物とか月面基地とか絵に描くだけの奴。
    実現に向けてお金を払ってくれるところがあるならやりますけどぉ~ってやつ。

  • by Anonymous Coward on 2016年09月29日 8時09分 (#3088020)

    Interplanetary Slave Transporter
    帰ってこれる見込みのないところに機材込みの自費で行くやつなんていないだろ。どう考えても奴隷船だ。

    • by Anonymous Coward

      この輸送システムがないと、奴隷船どころか火星に墓石を打ち込むだけの仕様だったけど、
      これで一応移住という形になりそうじゃない。

      火星に行って、ひたすら生きるための資源づくりに働くだけの生活でも、
      環境さえ整ってれば地球でやるのとどんだけ違うんだ?

    • by Anonymous Coward
      人類の歴史は帰ってこれる見込みのないところに機材込みの自費で行ってきた奴の歴史だと思うがな。まあ君はアフリカのサバンナに帰ればいいと思うよ
    • by Anonymous Coward

      この20万人の中に2000万円払ってでも行きたいやつがいてもおかしくない。
      http://science.srad.jp/story/14/11/13/0423257/ [science.srad.jp]

  • by Anonymous Coward on 2016年09月29日 16時53分 (#3088393)

    42基のエンジンって、そんなN-1みたいなのを制御できるんだろうか。
    40年ほど前と違って、今どきの技術なら大丈夫なのかな?

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人生unstable -- あるハッカー

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