地球温暖化に懐疑的なトランプ氏の大統領就任によってNASAの気候変動関連研究が止まるおそれ 53
ストーリー by hylom
大きな痛手 部門より
大きな痛手 部門より
taraiok曰く、
ドナルド・トランプ次期米大統領は以前から「地球温暖化はでっち上げ」と主張しており、大統領の就任後には気候変動関連について大幅な予算削減があると見られている。トランプ氏の上級顧問であるBob Walker氏の発言によれば、氏はNASAの地球科学部門における気候変動関連部門の研究予算をすべて削減する方針のようだ(guardian、Slashdot)。
これによってNASAがこれまで行ってきた温度、氷、雲や他の気象現象に関する観測や研究が停止することになる。Bob Walker氏によれば「進行中のNASAプログラムをすぐに止めることは難しい。また私は気候研究が必要であると信じる。しかし、気候変動研究は政治色が強くなってきており、研究者の仕事を徐々に蝕んでいる。トランプ氏は科学分野は政治化されるべきではないと考えている」としている。また、トランプ氏は深宇宙探査には予算を回していく方針だという。
これに対し米国立環境研究センターのKevin Trenberth氏は、気候変動研究は衛星観測のない暗黒時代に逆戻りすることになるだろうとしている。
まあどうせ (スコア:2)
ハリケーンの観測を取りやめるわけにはいかんだろうから、ついでにうまくやるんじゃね
日本も続け (スコア:0)
タイトルオンリー
Re: (スコア:0)
わからん。
懐疑的ならば、だからこそ観測研究はしっかりやらなければならないはずなのだが。
タイトルが釣りだよね。タレコミは「政治化された科学」であるとして予算削減方針、なんだけど。
懐疑的=否定派という解釈はいつどこでも迷惑だなぁ。
「新治療法に懐疑的」というと、「もうちょっと情報が集まらないと信用できない」ではなく「新治療法が間違ってるって言うんですか!証拠だせ!」みたいな人が湧くし、
「●●政策に懐疑的」というと「否定派か!もっと良い方法があるなら出せ!」って来るし、
「あのアニメ面白いの?」と聞くと「かわいいよ?」って返すし(それは違う)。
Re:日本も続け (スコア:2, 参考になる)
もう"skeptic"ではなく"denier"扱いになってますね。
まともな懐疑論者はMullerくらいのもので、彼が検証の結果「やっぱ本当だわ」となってから、
「懐疑論」はほぼ絶滅、あとは「アーアー聞こえなーい」状態なので。
ただ、最近はトランプも「ある程度の関係はあるが、どの程度かが問題だ」と軟化してはいるようですけど。
http://toyokeizai.net/articles/-/146496 [toyokeizai.net]
Re: (スコア:0)
推進派ってのは「他人の金で何か新しいことやりたい奴」なんだから。 自分の金でできるなら推進派にならずに勝手にやるだけだしな。
だから懐疑派は敵。
いつの間にか (スコア:0, フレームのもと)
暑くなっても、寒くなっても、大雨が降っても、カラカラ天気が続いても、何にでも使える便利な言葉。
地球の気候が変動しなかったことなんか、なかったはずだが。
Re:いつの間にか (スコア:5, 参考になる)
「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は1988年に設立されたもので、意外と古い言葉です。
近年特に使われるようになったのは、
「地球温暖化」という基本的な事実は既に確認されており、
「では、暖かくなることでどのような変化が現れるか」という各論に焦点が移ったためでしょうね。
「地球の気候が変動しなかったことはない」は事実ですが、その原因は様々です。
そして、現在得られる知見からは「自然的な変動の原因」では「現在起きている気候変動」を説明できず、
一方、「人為的な変動の原因」を考えるとうまく説明できるために「人為的気候変動」として研究されています。
そういうわけで、1992年に始まった「気候変動枠組条約」では「気候変動」という言葉を
>「気候変動」とは、地球の大気の組成を変化させる人間活動に直接又は間接に起因する気候の変化であって、比較可能な期間において観測される気候の自然な変動に対して追加的に生ずるものをいう。
と定義しています。
Re: (スコア:0)
CO2で温暖化するのはダメだけど(特に不都合もないのにね)、太陽活動の変動で氷河期が来て人類が滅亡しても別に問題はないってこと?
Re:いつの間にか (スコア:4, 参考になる)
>意味あるの?
はい。
「人為的な原因による温暖化・気候変動」であり、かつそれが「不都合」であるならば、その原因を取り除く方針も立てられます。
そして、研究の結果「2℃以下に抑えた方が良いのでは?」ということで、現在の枠組みが出来ています。
「自然の原因による変動(太陽活動や地球の軌道要素など)」で起きていることは取り除くことが困難ですが、
「人為的な原因でどれだけ気候が変動するか」が明らかになっていれば、それを利用して「自然の変動」をコントロールできます。
「太陽活動の変動で氷河期が来て人類が滅亡」しないようにするために必要な研究です。
宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」は、自然災害(冷害)を人為的な火山の噴火(による二酸化炭素放出)で回避しようとする話ですが、
そのようなジオエンジニアリングは、火星への移住などに必要なテラフォーミングとも関わり、将来の人類のために重要な研究分野ですね。
Re: (スコア:0)
気候変動は困ります。特に不都合に関して言えば色々あります。人間の活動で阻止あるいは減速できるならすればいいしできないのであれば気候変動後の地球環境にいかに適応するか考えればいい。
人為的気候変動であれば人間の活動を変更すれば阻止できます。
//私が死ぬ頃でも影響は然程出ていないのでこのままほっとけばいいと思う。直ちに影響が出るものではない=人間に実感できるものではない。
Re: (スコア:0)
その言い方だと段階的に行われるものや他者との合意が必要なものはすべて嘘つきになってしまうな。
Re: (スコア:0)
「そういうバカどもを含む社会で、できるだけ合理的に政策を決定するにはどうするのか」というのは、気候変動の研究の社会学的側面です。
Re:いつの間にか (スコア:2, 参考になる)
この15年で気温は上昇し続けてますよ?
http://data.giss.nasa.gov/gistemp/graphs/ [nasa.gov]
今年も記録を更新するのはほぼ確実ですし。
2005年に記録を更新してから2009年ごろまで「停滞」が言われたのは「短期間(数年間)の変動を説明できる理論がない」ということで、
「今世紀末までに」などのタイムスパンで語られる「地球温暖化/気候変動」とは別の話しです。
そして、その短期間の変動も「ENSOなど海流の影響」とされています。
この「停滞」論はすでに2010年に観測記録を更新したので死に体となってます。
短期間の変動で「上がった下がった」をいう粗雑な懐疑論はすでに何度もギャグのネタあつかいです。
http://www.skepticalscience.com/graphics/Escalator500.gif [skepticalscience.com]
https://www.youtube.com/watch?v=se75GW_JDhU [youtube.com]
Re: (スコア:0)
いくらでも恣意的に処理できますよ。
Re: (スコア:0)
その「恣意的に処理されている」と主張して懐疑論団体からの資金で気温の解析を行ったバークレー校、MullerたちのBESTプロジェクトなど、
様々な団体で異なった解析法で、いずれも「地球の平均気温は上昇し続けている」という結果が得られています。
地上の観測点でも人工衛星でも、いずれも矛盾する結果は得られていません。
したがって、現在の科学的見地からは「温暖化は止まっていない」とするのが主流です。
反論としては、単純に観測点のデータを平均したもの(面積による補正などを考えていない)、
「1998年を超えていない」という話を逸らせたもの(Roy SpencerのUAHが生き残りですかね?)くらいしかありません。
これらは明らかに「おかしな話」であり、科学としてまともに取り上げる価値はありません。
(UAHの人工衛星データは、成層圏の寒冷化の影響が大きいと考えられています)
Re: (スコア:0)
長期の予測などしたところで信用する人はいませんよ。
Re: (スコア:0)
地球温暖化/気候変動の理論は「要因を継ぎ足さなければならないような理論」ではありません。
短期間の変動とは「全く別の話」です。
いわば、「春から夏にかけて暑くなる」という数か月の予測と「4月1日の気温を当てる」という個別の予測との違いです。
Re: (スコア:0)
どっちもやらないといけない
ほにゃらら年に何度暑くなってその結果いくらいくらの金額と何人の人命に被害が出る、それに対して何億円かけてCO2減らせば金と命をどれだけ救える、という議論をしないと何の意味もない。ぽややんといった感じの当たればいいね責任は負わないけど、みたいな話するくらいなら100円出してアフリカ人にワクチン買ってやった方が億倍マシ。
Re: (スコア:0)
はい、「どっちも予測できる」ように科学は進歩すべきでしょう。
近い将来、さらに天気予報は正確になるでしょうね。
しかし、「長期の予測で平均気温が~度上昇する」という情報だけでも有意義です。
作物の南限/北限、干ばつ/洪水対策など「長期のリスク」を見て用意することがありますから。
「ほにゃらら年に何度暑くなってその結果いくらいくらの金額と何人の人命に被害が出る」の例では、
2011年の震災で全国の原発が止まったとき、懸念される電力不足のモデルとなったのは「2010年の猛暑が起きた場合」でした。
その例でいえば、「2050年以降、2010年の猛暑が常態化する」という長期的な予測が立てられれば、
「2052年はどうか」という個別の年度の予測を待つまでもなくエネルギー計画が立てられます。
Re: (スコア:0)
大気の代りに海が熱を抱え込んで海水温が上がっているという話がなかったっけ?
Re:いつの間にか (スコア:1)
最初からそう言ってたと思うが?自分の無知と科学的思考能力の欠如を他者のせいにしてはいけないよ。
Re:いつの間にか (スコア:1)
トランプ御一行様を温暖化進行中の北極海とツンドラツアーにご招待して実情を説明してさしあげても信用してくれ無い気がする。
Re: (スコア:0)
主張の変更は多々やっているんだ、旗色見て前言翻しそうな気もしないか?
Re: (スコア:0)
温暖化で、アメリカが何に困るかを説明しないとだめだと思う。
とても賢い人のようなので、事情は理解してくれると思う。
でも、理解したと発言してもらうには、利害が一致しないと無理。
Re: (スコア:0)
利害って何だろうね?大金持ちだから金じゃないよね。4年後の再選かな?
Re: (スコア:0)
まずは再選のための支持でしょう。
そのためにも、アメリカの利益になるかどうかで合ってると思うよ。
世界の利益とか、地球の利益ではなくてね。
Re:いつの間にか (スコア:1)
彼は再選したいのかな。
案外途中で辞め(させられ)たりして。
Re: (スコア:0)
振れ幅が大きくなったからじゃないの?
Re: (スコア:0)
地球温暖化は正しいよ
だって冬は寒くて夏は暑いものだもの、今は地球が暑くなる季節。(間氷期)
長い目で見れば、地球は冷えた岩の塊になると思うのです。
(しかし、赤色巨星化した太陽に飲み込まれる地球の最後を否定するつもりはないのです)
#ただ、CO2を削減すると太陽の赤色巨星化を防げると言うのはちょっと眉唾
#そんなことは言ってないって?
Re: (スコア:0)
> #ただ、CO2を削減すると太陽の赤色巨星化を防げると言うのはちょっと眉唾
> #そんなことは言ってないって?
そんな話は初耳だし、少なくともここでは誰も言ってない。
地球の気候が太陽の活動に影響を与えるって一体どんな理論でそうなるの?
いや、本当に煽り抜きで聞きたい。
Re: (スコア:0)
ES菌のパワーで太陽の活動も制御できます
Re: (スコア:0)
さすがES菌や!
俺の周りでも、ハゲが治ったとか彼女が出来たとか色々効果出てるで!
Re: (スコア:0)
「地球の気候が太陽の活動に影響を与える」これこそ誰も言ってないんじゃないかと思いつつ。
地球は温暖化するのか寒冷化するのか
・氷河期/間氷期を繰り返すのは季節は巡る程度の話なので問題にするような事でもなし。
(温暖化対策に囚われたアリさんは冬支度が間に合いませんでしたとさ、めでたしめでたし)
・誕生時に火の玉だった地球は表面が薄皮の様に固まり窪みに水が貯まっている状態
いずれは冷えた岩の塊になる→地球寒冷化(この状態になる頃には人類は死滅してるはず)
・年老いた太陽が赤色巨星化して地球が飲み込まれる→地球
Re: (スコア:0)
確かに”疑似科学”(似非科学でなくて、昔の科学哲学で意図してたような意味で)の定義にぴったりあてはまるわな。
Re: (スコア:0)
誰が「すり替えている」の?
「三丁目の八百屋のおっさん」とかいうオチ?
こういう文脈で、主語を書かず、例示すらしないのは不誠実極まりないですよ。
Re: (スコア:0)
信頼できる100年程度のデータで十分に「自然現象では説明できない、人為的影響がある」ことがハッキリわかることが問題です。
また、数百万年の気候データも研究され、過去の地球と大気組成との関係も分かってきていますし、
人工衛星による大気の吸収スペクトルといった基礎的な物理化学的研究からも「地球温暖化」の理論は確かめられています。
現在は、むしろ「人為的二酸化炭素排出によって温暖化が起きていないとしたら、現代科学に何か重大な欠陥がある」レベルです。
そして、経済的な陰謀論ですが、現実には
・エクソンが40年前から地球温暖化を予測し、それをもみ消して石油の商売を続けるために「懐疑論者」に金を配っていたこと
http://www.gizmodo.jp/2016/01/exxon-knew-all-along.html [gizmodo.jp]
・石炭会社も同様に、金を配って懐疑論を言わ
Re: (スコア:0)
https://www.skepticalscience.com/translation.php?a=190&l=11 [skepticalscience.com]
Re: (スコア:0)
ああ、あれも酷い言いがかりでしたね…
The Christian Science Monitor誌など、早い時期に「あれは捏造ではない」と説明していましたが、大手紙はこぞって「科学者の不正」扱いして。
http://www.csmonitor.com/Environment/Bright-Green/2009/1215/Climategat... [csmonitor.com]
おかげで、科学者たちの中には脅迫まで受けた人もいたらしいです。
大企業の捏造によって扇動された大衆により科学が圧力を受け、その結果、必要な対策が取られず人類が自滅に向かうのは避けたいところです。
その後、公開されたメールを様々な団体が精査した結果、「捏造の証拠ではない」と結論が下されましたが、
未だに「クライメートゲートで科学者がねつ造していた」
Re:またマスゴミか (スコア:2)
で、噂されているEPAのトップは懐疑論者の中でも有名なMyron Ebell [scientificamerican.com]だとか。
この人物は気象どころか理系は全くの素人で大学では哲学、政治学と歴史を学んだそう。クライメートゲート事件の時もテレビ [youtube.com]に出演してもっともらしく語っていましたが、これがFox Newsでなければ全く相手にされていない議論でした。
ブロック経済化 (スコア:0)
地球温暖化懐疑国からの輸入高関税化と報復関税で、地球温暖化説認定国群と地球温暖化懐疑国群の間で、ブロック経済化が進むのでは?
Re: (スコア:0)
それ、欧州vsその他になるだけでは?
Re: (スコア:0)
今の時点でも進んでいる様に思うけど。
それに中国、アフリカ、インド辺りを野放しにしておいて、他の先進国を牽制するために環境云々言ったところで説得力の欠片も感じないねぇ。
ルイセンコを思い出した (スコア:0, 興味深い)
けど考えすぎだね。
まだ。