1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」、9月に引退。土星の大気圏に突入へ 18
今までありがとう 部門より
NASAは4月5日、土星探査機「カッシーニ」を9月15日に土星の大気圏に突入させる計画を発表した。この計画をもってすべての任務が終了する(NHK、ナショナルジオグラフィック、Popular Science、Slashdot)。
カッシーニは1997年に打ち上げられ、その観測によってさまざまな発見をもたらしてきた。しかし、まもなく燃料がなくなるとのことで、現在「最後のミッション」が行われている。このミッションは土星や土星の環に接近して観測を行うというもので、すでに12月には「F環」に最接近し、その様子の観測などが行われている。
また、今月26日には土星とその輪の間に入り、輪の詳しい仕組みや土星の大気の状態の観測などを行う計画だそうだ。。22回に渡って土星と環の間の狭い空間を通過する計画だが、このとき環の粒子がカッシーニにぶつかってトラブルが発生する可能性もあるという危険性もあるという。その後、9月15日に土星の大気圏に突入する。
大気圏突入によってカッシーニは破壊されるが、これは探査機に付着した微生物などが原因で今後の宇宙探査に影響が出ないようにするためでもあるようだ