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2017年4月10日のサイエンス記事一覧(全2件)
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NASA

1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」、9月に引退。土星の大気圏に突入へ 18

ストーリー by hylom
今までありがとう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

NASAは4月5日、土星探査機「カッシーニ」を9月15日に土星の大気圏に突入させる計画を発表した。この計画をもってすべての任務が終了する(NHKナショナルジオグラフィックPopular ScienceSlashdot)。

カッシーニは1997年に打ち上げられ、その観測によってさまざまな発見をもたらしてきた。しかし、まもなく燃料がなくなるとのことで、現在「最後のミッション」が行われている。このミッションは土星や土星の環に接近して観測を行うというもので、すでに12月には「F環」に最接近し、その様子の観測などが行われている。

また、今月26日には土星とその輪の間に入り、輪の詳しい仕組みや土星の大気の状態の観測などを行う計画だそうだ。。22回に渡って土星と環の間の狭い空間を通過する計画だが、このとき環の粒子がカッシーニにぶつかってトラブルが発生する可能性もあるという危険性もあるという。その後、9月15日に土星の大気圏に突入する。

大気圏突入によってカッシーニは破壊されるが、これは探査機に付着した微生物などが原因で今後の宇宙探査に影響が出ないようにするためでもあるようだ

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サイエンス

「学歴の高い人ほど子供が少ない」という問題 100

ストーリー by hylom
学歴なんていらない、という人が増える問題 部門より
aruto250 曰く、

既に旧聞となってしまったが、アイスランドの研究チームがより多くの時間を教育に費やす傾向のある遺伝子群が減少傾向にあるという研究結果を発表した。この発表についてのNewsweekの記事によると、つまりは高等教育を受けるために時間をかけたことにより婚期が遅れるということであるようだが、ニュースリリースには

However, it appears that higher POLYedu scores have a substantial effect on delayed reproduction that is independent of the actual education attained. The effect is stronger in women than men.

《POLYedu(研究チームが算出した教育レベルに関する遺伝子群のスコア)の高さは、実際の学歴とは関係なく生殖時期の遅れをもたらしている》

との一文もあり、単純に時間的な制約だけの問題ではないことを示唆している。

個人的には、人間も未だに生存と繁殖の競争に生きているものの、医療の発展によって知恵を絞って生き残るタイプの有利さが(相対的に)失われ、繁殖力の高いタイプの人々が圧倒的に優勢になってきているように見える。現代の社会はPOLYeduスコアの高い層が有利になるシステムのために勢力の不均衡が目立たないが、誰の目にも明らかになった時には衝突が避けられないんじゃないだろうか。

結局は、結婚するのが当然という圧力のもと、見合いや縁組みで一律早々に結婚し繁殖する方式が、結果的には遺伝的な多様性を維持することに寄与していたのかも知れない。だとすると今は学問の発展と引き換えにそのボーナスを取り崩している段階ということか。

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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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