あるAnonymous Coward 曰く、
故グレース・ホッパー女史はリアル「COBOLのおばさま」として有名ですが、もうひとりの「COBOLのおばさま」、Jean E. Sammet氏の訃報が伝えられました(GIGAZINE)。89歳でした。恥ずかしながらジーン・E・サメット女史のことは下記のGigazineのニュースを見るまで知りませんでした。
# 個人的にはこの時代にこの業界で多くの女性が活躍していたということも大きな驚き
Sammet氏はプログラミング言語FORMAC(FORmula MAnipulation Compiler)の開発者であり、COBOLの開発にも携わっていた(New York Times)。
氏は米Mount Holyoke CollegeおよびUniversity of Illinois at Urbana-Champaignで数学を学んでいたときにコンピュータに初めて触れたそうだが、そのときはコンピュータは「腹立たしいハードウェア」だと思ったそうだが、その後パンチカードを使ってとある計算をプログラミングして実行させたことからコンピュータに興味を持ち、コンピュータ業界に進んだそうだ。
1969年にはプログラミング書籍「Programming Languages: History and Fundamentals」を出版するなど精力的に活動、1974年には女性として初めてコンピュータ科学関連の国際学会であるAssociation for Computing Machinery(ACM)の会長に就任している。