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日本

雑種のフグが増加中、有毒部位が分からないため多くが廃棄に 74

ストーリー by hylom
雑種だとそれも変わるのか 部門より

最近雑種のフグが増えてるそうだ。雑種は有毒な部位の位置が変わっている恐れもあるとのことで、問題視されている(産経新聞毎日新聞ギズモード・ジャパン)。

問題となっているのは、トラフグ属の「ゴマフグ」と「ショウサイフグ」の雑種。どちらも有毒ではあるが、毒のある部位は一部であるため毒のない部分が食用とされている。しかし、雑種では体のどこに毒があるかが分からないため食用にはできず、市場では手作業で選別して廃棄しているそうだ。

昨今雑種が増えている原因は、温暖化によってゴマフグの生息地が北に拡大していることがあるという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 食用のふぐの種類とその可食部位
    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/itiba/suisanbutu/fugu1.html [tokyo.jp]

    食用のふぐの種類とその可食部位は下表のとおりです。なお、下表は日本の沿岸域、日本海、渤海、黄海及び東シナ海で漁獲されたふぐに限り適用されます。

    一例

    クサフグ 筋肉〇 皮X 精巣X
    マフグ 筋肉〇 皮X 精巣〇
    トラフグ 筋肉〇 皮〇 精巣〇

  • by nemui4 (20313) on 2017年06月23日 17時28分 (#3233078) 日記

    その昔、釣りに行ってフグが上がると自分でさばいて食べてました。
    おかんは「もし当たったら救急車呼ばなアカンから」と絶対に箸をつけなかった。

    >岩手、福島、茨城の3県沖で平成24年から種が不明のフグが大量に取れるようになり、水産大学校の高橋洋准教授(集団遺伝学)らが252匹のDNAを解析すると、149匹がゴマフグとショウサイフグの間の雑種だった。うち4匹は外見がショウサイフグとほとんど変わらなかった。

    見た目わからないなら、出回っても当たらない限り気づかないだろうね。
    #鉄砲流出

  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 18時56分 (#3233125)

    フグ毒の大元は細菌の毒が生物濃縮されたものなので
    人工飼料で育てれば毒は無い
    完全に管理された水槽で育てればいいだけ
    天然フグを食べなければいいだけだろ?

    • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 19時29分 (#3233142)

      こんな話もあって [himaka.net]、フグにとって毒は生きるのに必要とか何とか

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        フグは完全養殖できてるんだし、数十年選別を繰り返せば無毒でも
        健康に影響のない品種は出来そう。味はどうなるかわからないけど...

        • 養殖の過程で毒化の可能性を確実に排除する方法を確立する必要もありますね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          家畜の様な品種改良を魚でやるのは難しいんかね。
          様々な魚の完全養殖の条件を探る研究が行われているが、
          逆に養殖しやすい、食べやすい魚を作ろうという研究は無いのだろうか。

          • by Anonymous Coward

            逆に養殖しやすい、食べやすい魚を作ろうという研究は無いのだろうか。

            肉は野生より肉質改善した家畜の方が好まれるのに対して、魚は養殖より天然物をありがたがるから
            その方向の研究はしてないか少ないんじゃないかな

      • by Anonymous Coward

        天然でも、あまり毒のない固体もそれなりにいるみたいなので、
        なんとかなるんじゃないでしょうか。

        "無害フグを養殖するメリットはない"と断言してるけど、特に根拠はないですよね、、、

    • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 19時24分 (#3233139)

      話はそこまで単純ではないらしい。まず毒のないフグは弱る。そして毒のあるふぐのほうが美味しい。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 20時12分 (#3233162)

    純血層
    雑種であるが元のルーツが分かる層

    --- 超えられない壁 ---

    自分の出自が分からない層

  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 18時24分 (#3233103)

    ショウサイフグであった

    • by Anonymous Coward

      猛毒を持つフグの天敵とは何だろうか。
      猛毒を持つフグを好んで摂取する恐るべき陸上生物が、この地球には存在する。
      奴こそが、フグの天敵と呼ぶに相応しい。

      混血河豚とは、その天敵に対抗すべく毒のある部位をわからなくするような
      対ホモサピエンス用の迷彩を獲得した、言わば進化したフグなのである。
      #ナ,ナンダッテー

      • まとめて捕獲されてしまうので、利用されないだけで結局死んでしまうという…。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          噛み殺して捕食するヘビなどと異なり、フグ毒の場合は
          「俺を食ったら死ぬぞ!」「食うなよ!絶対食うなよ!」型の毒なので、
          「食べられない」「利用価値が無い」ことは十分に意味のあることなのです。

          もし雑種型で利用価値の無いフグが100%を占めるようになれば、それは
          「人間が食べられるフグの絶滅」を意味し、もはやホモサピエンスがフグを
          食すためにフグを捕ることは永遠になくなるのですから。

          >サカナの場合、食べると死ぬのでその情報伝達が上手くいかないらしいんですよね。
          サカナの場合は、「威嚇のために脹れるサカナは、キモイから食わない」という習慣が遺伝子に
          刻まれてるのではないでしょうか。その遺伝子がないサカナは生き残りが難しく、遺伝子がある
          魚の方が、子孫を残しやすい。

          • 鮫あたりは違うけど(上顎側が90度近く開く)
            魚類は基本丸呑みというか、
            口の中に入らないと食いつくことすらできないから
            その意味で膨れると食われないというのはあるのでは
            #ふぐ毒を継承するというのは聞いた事が無いからあまり食う生物はいないとおもわれる

            烏賊あたりは外に出っ張った「嘴」を食いつかせていわば穿り出すことができるから
            大きさに関する限界は足で捕まえて置けるかになる

            ウニとカニも小さく刻んで食うことができるけど、
            泳いでいるのを捕まえてとまではいきにくい

            親コメント
          • おっしゃることはそうなんですが、今まで捕獲は続けられているたわけで、そうである以上、雑種が増えた理由は淘汰圧によるものではない、という趣旨でした。

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              それはどうだろう。

              ある漁場では雑種の比率が高く、ほかの漁場ではそうでないならば、漁師は後者の純血種が
              取れる漁場から優先的に獲ると思うよ。純血種の漁獲量の減少がそのまま売り上げ減になる上に、
              商品にならない雑種が多ければ多いほど選別の手間もかかり、いいことなんて何もない。

              その結果、雑種比率の高い漁場のフグは爆発的に繁殖し、純血種の漁場のフグは今まで
              以上に数が減る、かもしれない。

              自然界での生存競争の方が遙かに厳しく、それに比べたら人間が獲る漁なんてごく僅かで
              誤差みたいな物というなら関係無いだろうけどさ。でもウナギの前科もあるしなあ。
              #わざわざ猛毒のフグを好んで食べる動物なんて、人間くらいのもんじゃね?

            • by Anonymous Coward

              雑種が増えたのは単に今まで生息域が重なっていなかった二種類の魚の生息域が何故か重なったからだろ。交雑が可能で性的魅力に大きな差がなくなおかつ雑種の生命力が純血種と大差なければ雑種が増える。

      • by Anonymous Coward

        ホモ・サピエンスの場合、フグで死んだって因果関係を食べて死んだ本人はさておき、周囲が学習できますが、サカナの場合、食べると死ぬのでその情報伝達が上手くいかないらしいんですよね。

      • by Anonymous Coward

        ダーウィンが来たでやっていましたが
        フグの毒は強すぎて確実に相手が死ぬため、フグは食べると危険という情報は捕食者側の生き物(人間を除く)に蓄積されないそうです。
        この回です http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?sp=p225 [nhk.or.jp]
        なぜ毒を?という理由はまだ判明していないとのこと。

        • 他の方も指摘されていますが、フグを食べる傾向をもたらす遺伝子とフグを食べない傾向をもたらす遺伝子があった場合、後者が有利なので、そういう形で間接的に捕食されにくくなる可能性はあると思います。ただ、警告色などがないとそういう効果は得られにくいかもしれませんが。

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          • by Anonymous Coward on 2017年06月24日 5時45分 (#3233297)

            可能性としてもちろんは否定は出来ませんが、番組の実験ではウツボとフグを一緒に入れると躊躇なくフグを食べてウツボは死んでましたから、そういった遺伝子レベルの話は可能性としては低いのではないかと思います。

            見た目で判断できるほどの情報を遺伝で伝えられるとは思えず、有りうるとしたら匂いかなあと言う感じ。
            脊椎動物だとこれは食べては駄目という複雑な情報は遺伝では伝わらないかなあと言う感覚もありますが。

            親コメント
            • ふぐはわりと地味ですからね。まあ、他の方が指摘されていた、膨らむ、というのは(捕食者側の遺伝子レベルで伝わることがあるかもしれない)警告色に替わる1つの特徴かもしれませんが。いずれにせよ、少なくともウツボには効果はなかったということですね。

              親コメント
      • by Anonymous Coward

        イルカがフグ毒を摂取してラリってる [ggsoku.com]と言う話がありましたな

  • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 20時21分 (#3233166)

    現代の科学の粋を結集して毒を安全に食べるってできないんですかね。

    テトロドトキシンなら人工呼吸器を付けながら食べるとかすれば・・・

    • by taka2 (14791) on 2017年06月23日 21時37分 (#3233196) ホームページ 日記

      > フグを食べた祖先に敬意

      私は過去の偉業として「ふぐを二番目に食べた人」を尊敬してます。
      最初に食べた人は「この魚、ものすごくうまい…バタッ」で終わってるだけでしょうけど、
      それを見てそれでも食べようとするなんて勇気ありすぎ。

      #あと「なまこを初めて食べた人」も。なんであんなもん食べる気になるの?

      閑話休題。

      > 現代の科学の粋を結集して毒を安全に食べるってできないんですかね。
      科学的には全然わかってないですが糠漬け [wikipedia.org]にすれば食べられますね。
      これをを発見した人の神経も信じがたいですが…

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2017年06月23日 22時35分 (#3233222)
        >これをを発見した人
        おそらくは漬け込んで1年目のを食って即死したのを見たうえで2年目のを食って安全だと発見したんだろうからな…
        どんな天才だったんだろうか
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2017年06月24日 1時48分 (#3233274)

          逆かもしれん。
          最初の一人はつけて2年ほどわすれてて思い出して食ってみていけた。
          二人目がそれでいけるんだ、と思って1年で食って死んだとか

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          宇宙人、異世界人、未来人等から教わったのかもしれない

      • みんなで食べたところ、死んだやつとピンピンしているのがいて、「こいつが食べた部位はやばいかも」という話では。

        親コメント
      • 戦いで捕まえた捕虜で実験してたりして

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      • by Anonymous Coward

        飽食の時代には狂気の沙汰でも
        当時の餓えた人にとっては
        正に死活問題だったんでしょう

        • by Anonymous Coward

          毒を持ってることでも有名なヒガンバナの体験談だと、
          「ちなみに、球根910gからすりおろした部位が約800g、
          そしてできたヒガンバナ粉は乾燥重量で約17g
          ジャガイモなら200gからもっと簡単に作れる分量です。
          手作りはまったくもって割りに合いませんね。」
          「一言で言えば「食える!」」
          「でも面倒くささ半端ないから、飢饉でもこなけりゃもういいわwww」
          http://zazamushi.net/higanbana/ [zazamushi.net]

          だってさ。今じゃ滅多に食わんわけだ。

        • by Anonymous Coward

          救荒植物とか(自生しているが、普段は美味しくない or 毒があるものを食べる)ならまだわかりますが、
          いちいち網を投げるか釣りでもしない限り取れず、かつ毒のあるようなものを、
          わざわざ飢えをしのぐ目的で取ったり保存したりはしないでしょう。

          それならまだ、最悪の場合の土食(土を食べる)のほうが現実的でしょう。

    • by Anonymous Coward

      むせるんじゃないですかね?

    • by Anonymous Coward

      その手があったか!

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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