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医療

毒ヘビ「ヤマカガシ」の血清を開発した日本蛇族学術研究所の厳しい状況 51

ストーリー by hylom
貧すれば鈍す 部門より

7月29日、兵庫県で小学5年生が「ヤマカガシ」と見られる毒ヘビに噛まれる事故が発生した(ハフィントンポスト)。男児は一時意識不明となったが、血清を打つといった治療が施され回復したという。この血清を開発したのは日本蛇族学術研究所という一般財団法人であり、血清の研究は科研費で行われていたとのことなのだが、この研究所の経営はかなり厳しい状況で、また研究者も不足しているといった問題があるという(withnews)。

ヤマカガシの毒では、1984年に中学2年生が噛まれて死亡する事故が発生。当時は血清がなかったが、その後同研究所の研究に科研費が付き、血清の開発に至ったという。また、同研究所は血清作成に必要なマムシの毒の採取なども行っているそうだ。しかし、同研究所の運営は併設されているヘビ飼育展示施設「ジャパンスネークセンター」による収益に支えられており、経営や今後の人材育成などには大きな不安があるという。

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  • by Anonymous Coward on 2017年08月07日 15時45分 (#3257336)

    いっちゃなんだが、
    北里柴三郎の時代から基本的に作り方が変わっていない。
    昨今のバイオ技術(大腸菌に作らせるとかetc)で効率良く安くできないものか
    ポリクローナル抗体の効率的複製合成
    できたらノーベル賞か

    • by Anonymous Coward on 2017年08月07日 16時18分 (#3257356)

      モノクローナル抗体なら、ファージに作らせるとか、実験室ベレルではあるのですが。
      まぁ、抗体の作成を外注するのが安くなりすぎて、ラボレベルでも、みんな外注です。

      抗原の方は、それこそ合成とかで作ることもあります。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2017年08月07日 16時02分 (#3257347)

      下手に新しくなると、厚労省の手続きが煩雑になりそう。枯れてるからすんなり臨床まで行けるわけで、新薬扱いになったら、コストもすごくなって、こういう零細なところじゃ開発不可能になるんじゃない?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      いっちゃなんだが、金かけるほど切羽詰まった問題じゃないってことだろうな

  • by Anonymous Coward on 2017年08月07日 18時11分 (#3257418)

    蛇の展示施設で研究を支えられるほど黒字があるのが驚き
    人気なのかな

    • by Anonymous Coward

      立地がかなり悪いので集客も難しそうですね。
      蛇は餌代が他の生物よりは割と安く済みますが暖房とかが必要だったりと維持費もかかるのでかなりギリギリじゃないですかね。

      • by Anonymous Coward
        宗教団体にしようぜ
        蛇とか昔から神様の使いだろ、後は何か萌キャラ化すればガッポガッポ儲かってしかも宗教団体なら税金もかからない
        • by Anonymous Coward

          宗教団体でも利益とみなされると課税されるんじゃなかったっけ。
          いろんな神社の御朱印が転売された時の騒動で、そんな話を聞いた記憶が。

      • by Anonymous Coward

        やぶ塚温泉があって三日月村もあるのでそこまで立地は悪くないです。
        もうそろそろ三日月村ってなんだか分からないから足しになるかどうかわかりませんが。
        伊豆のバナナワニ園とくらべると、近くに来る人数は少なくとも他に行くところがない分有利かもしれません。

    • by Anonymous Coward

      香嵐渓ヘビセンターは閉鎖されちゃったのにすごいなぁ。

  • by Anonymous Coward on 2017年08月08日 0時32分 (#3257655)

    血清って,冷凍保存とか乾燥保存(あとで水で戻す?)とか出来ないもの,と思ってるんだけど,この理解で正しい?

    # いや,保存が効くならとっとけばいいよね…というだけの話なんだけどね.もしくは,保存するための研究を進めたほうが長い目で見て費用対効果が高いかも,という欲もあるけど.

    • by Anonymous Coward on 2017年08月08日 10時06分 (#3257778)

      乾燥血漿なんてのはあったし凍結血漿なんてのは今でもある様だけと
      #全血は冷蔵だったと思う。血球が壊れるだろうし

      グロブリン製剤は溶液のよう。インスリンなども。
      ヒト成長ホルモン製剤は溶液も凍結乾燥粉末もある

      ただ基本注射なんで「水」にも注意が必要、
      バイアルに封入しておいてシリンジで定量
      液体を注入してとけたらすいあげるなて風にやるんだろうけどとにかく面倒
      #手順が増えるということは間違い、汚染、後この場合は針刺し事故もふえる

      あと安定化・保存の研究は見合うようならやってると思う。インスリン製剤なんてかなり保存が利くようになってる。溶液の場合は単なる水ではなく緩衝剤も入っている模様
      (もちろん注射可能でないといけない)

      血清のままということはグロブリン製剤などにするまで金が回らないとか需要が少ないとか失効しちゃうとかかな

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ガンマグロブリンは1回射つと100万円って言われてるんで、金の問題じゃないかと。

  • by Anonymous Coward on 2017年08月08日 0時38分 (#3257660)

    蛇を題材にしたアニメでも作ってもらうといいんじゃない?

    • by Anonymous Coward

      よっし白蛇伝リメイクすっか!

    • by Anonymous Coward

      ミーアさん(not コンV 下半身だけ蛇、上半身は人間)とサスサススールさん(蛇に手足)とどちらにしますか?

      • by Anonymous Coward

        サーペントのナーガさんではだめですか。そうですか。

    • by Anonymous Coward

      コブラじゃねーか!

  • ヘビ飼育展示施設「ジャパンスネークセンター」に観光客が沢山くるようにすれば
    血清の研究や安定供給の問題が解決するのか、と思った。

    血清を研究、製造する人が信頼できるかということも、考えたほうがいいのかも。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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