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バイオテック

iPSから血小板製剤を量産へ、2018年に臨床試験開始 9

ストーリー by hylom
ついに実用化へ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

京都のバイオ系ベンチャーメガカリオンが、ヒトiPS細胞由来の血小板製剤について臨床試験用製剤の製法を確立した発表した(発表PDF)。2018年に臨床試験を開始し、2020年を目処に量産体制を構築するという(日経新聞朝日新聞時事通信)。

血小板を用いた血液製剤の製造には、従来は献血で集めた血液が使用されていた。しかし、血液の有効期間は採決後4日間と定められており、需給調整が難しいという問題や、少子高齢化による献血不足などが懸念されている。さらに、血小板輸血を受けた患者で「HLA抗体」が産生されるという問題もあるという。HLA抗体は血小板上のHLA抗原の存在によって発生し、この抗体が産生された患者はHLA型が適合する血小板を輸血する必要があるが、この適合確率は非常に低いという。iPS細胞を使った血小板製剤はこのような問題を解決できるとされている。

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  • by misz (9022) on 2017年08月09日 17時44分 (#3258724)
    「採血」ですよね? (献血して良いかの会議を開いて採決し、議決後4日間の間に採血をする光景が...)
  • by Anonymous Coward on 2017年08月09日 17時15分 (#3258699)

    成分献血が不必要になるん?

    そういえば日赤からまた「成分献血おねがいね」手紙が来てたような気が。

    • by Anonymous Coward

      でもお高いんでしょ?

      • by Anonymous Coward on 2017年08月09日 19時15分 (#3258787)

        血小板減少系は難病(あるいは原因不明だったり)が多いし、少々の値段のことは言ってられないと思う。
        https://en.wikipedia.org/wiki/Thrombocytopenia [wikipedia.org]

        血小板の培養自体はいろいろ研究成果がある(投薬でどうやって増やすかが今までの主目的)から、そんなに難しいわけじゃないんだと思う。幹細胞を用意するのが一番大変だろうから、そこをiPSでやれるんなら。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2017年08月09日 20時10分 (#3258826)

        インシュリンについていえば、豚の膵臓から抽出していた頃より、
        バイオテクノロジーを駆使して大腸菌に(?)作らせる方が随分お安くなったんだとか。

        #天然物より養殖物の方が安いんだよ。たぶん。
        ##血漿だとそこまではいかないかなー。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      成分献血は血小板と血漿の二種類あるから
      血漿の方は残るね

      • by Anonymous Coward

        新鮮凍結人血漿は一年の保存ができるから不良在庫抱えちゃうことになりそう

        • by Anonymous Coward

          余る状況が続くなら最大年24回可能な血漿成分献血の回数を
          全血400mlと同じ年3回に下げればいいだだけのことだし
          そもそも今でも血漿余ってる時は血液検査の基準高くして供給絞ってる

          • by Anonymous Coward

            免疫グロブリンが欲しい患者はいくらでもいると思うけどね。

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