northern 曰く、「メンデルの法則」で使われている「dominant」「recessive」の日本語訳としては「優勢」「劣勢」が今まで使われていたが、日本遺伝学会がこの訳を改定、今後は「顕性」「潜性」にするとした(朝日新聞)。「優性」「劣性」は「優れている/劣っている」といった誤解や偏見を生む可能性があるための変更。そのほか「変異」は「多様性」に、「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」となる。
色弱色盲について (スコア:3)
ふつうの人と比べて見え方が違い、それで不都合があるのは確かなので
呼び名を変えるのはどうなのかなーと思ったのですが
(弱視・盲目との対応もあると思うので)
Wikipediaの色覚異常の項 [wikipedia.org]いわく
ということなので、それだけ高かったらまあ、多様性と言ってもいいかもしれないと
思いました。同性婚を認めるように、色弱でも不都合がない色の使い方をする社会に
なったらいいですね。
ただ、色弱の人→色覚多様性の人、と言い換えるのかな?色覚多様の人?
ここのところがよくわからない…。
ちなみに自分は色弱です。
Re:色弱色盲について (スコア:3)
私も色弱です。
色弱って言い方もだいぶ前に色盲に統一する動きはあったですが。
色弱だと、ちょっとだけ見えないってイメージですが、最近のExecelで作られた文書、結構見えにくいですよね。グレーのバックに赤って、絶対ダメなパターンだ。
Re:色弱色盲について (スコア:2)
多分、私も色弱で、「赤い背景に緑の字、またはその逆」と云うのを見て、気分が悪くなった事が……
Re:色弱色盲について (スコア:2)
多分、脳内で「こう見えるはず」って修正が入るけど、目から認識されるものが違うので「酔う」んでしょうね。よくなります。
ちなみに「石原式」を全部覚えて、検査の時にそれで答える、ってテクニックを身につけたことがあるのですが(小学校からちゃんと通知が着てるのに何の意味があるんだ!)嘘を言うときに、自己嫌悪が…
#「これ見えヘンの?」とか「違うのが見えるの?」って言われるのが嫌で嫌で。
Re:色弱色盲について (スコア:1)
フォントを開発しているときグリフのカーブのある外周とか内周の曲がり方を
画面の拡大縮小切り替えたりフォントサイズを変更して熟視したりして
形が設計どおりか目視でためつすがめつ確認するときも気分悪くなることが
あったりするのでしょうか?それはヒントのついているプロポーショナル限定?
Re:色弱色盲について (スコア:3)
そんな感じじゃなくて、たまたま、「緑の背景に赤字」か、その逆、と云う配色のWEBサイトを見て気分が悪くなった事が有って、調べてみたら、軽い色弱(自分でも色弱と気付いてない位の)だと、そう云う配色の場合に気分が悪くなったりする事が有るみたいで……
Re:色弱色盲について (スコア:1)
全然別件ですけど、
暗記用小道具に透明緑色/透明赤色のシートと、同色組み合わせのマーカーペン
が市販されていますが、ああいうのを使って緑の背景色/赤の背景色でマスクした
暗記ネタを読んで覚えようとするのも却って逆効果?
Re:色弱色盲について (スコア:2)
そのパターンは試した事無いです
Re:色弱色盲について (スコア:1)
>グレーのバックに赤って、
色覚異常ではありませんが、グレー濃度の階調しだいでは黒でもつらいもの。
グレーを256階調で 235/235/235(使っているteratermのBGがこうだった)
くらいでも赤/グレーで抵抗があるものでしょうか?
照明なしで晴天の日陰室内で黒字でこのBGでもちょっと辛い印象だったので
先刻251/251/251に上書き保存。格段の改善。手元スラド画面とほぼ同程度。
部屋全体が暗くて天井からの照明なら問題ないが明るさ次第なんだろうな。
それはそうと、Androidスマートフォンのプライベート画面設定の
グレー千鳥格子が平気な人ってどれほど多いのだろう?わたしはまるでダメ。
Re:色弱色盲について (スコア:3)
デザインの分野には「色覚バリアフリー」ってのもあって、こういう色やハッチング等の組み合わせにすると、「健常者も」見やすいってのあるんですが、広まりませんね。
石原慎太郎が東京の地下鉄路線図を変えると言ってから何年になるだろうか。
あれ、赤系の路線が多すぎて、どことどこがつながっているのかまるでわからん。。
Re:色弱色盲について (スコア:2)
ソフト [google.co.jp]でありますよ。
カラーユニバーサルデザインをちゃんと理解している人の必須アイテムです。
逆に、リンクされてるのはほぼ詐欺商品ですね。子供の頃からこんなのに引っかかりまくってます。結局何の意味もないです。
Re:色弱色盲について (スコア:2)
コーカソイドはニグロイドやモンゴリアンより、ずっと色盲が多いんですが、何でですかね…
ベネトンのカラーリングなんかは、色盲にもアピールしやすいようになってるんですが。
Re:色弱色盲について (スコア:2, すばらしい洞察)
色覚多様性というと、色覚が正常な人も含まれている風に受け取れるけど、含まれていないんだろうな。
単なる言葉狩りにすぎないんだよね。
Re:色弱色盲について (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:色弱色盲について (スコア:1)
そもそも色覚多様性と色覚異常というのは、概念としてそもそも異なるような気がします。
色覚異常というのは色覚正常という状態との対比した考え方で、
色覚多様性というのは、いろいろな色覚(を持った人が)混在している様子(たとえば色覚正常と色覚異常の人)
を示しているような気がします。
ついでにいうと、「変異」を「多様性」と言い換えるのも同様に、「変異」した結果「多様性」が生まれる
と思うので、しっくりきません。
じゃあ、どんな言葉がいいのか、というと思いつかないのですが。
Re: (スコア:0)
アメコミなら「ミュータント」、モンハンなら「亜種」、ガンダムなら「角付き」、ソシャゲなら「UR」
「変異」と「多様性」の言い換えは、元の状態の方が安定的で良さそうなイメージがあるけど、元の状態だって何らかの変異を気の遠くなる回数で積み重ねてる流動的な状態だから、ってことじゃないかな。
バージョンにキリ番を振るリリース形態と、機械的に番号が増えていくRapid releaseの違い、とでもいうか。「変異」した部分は差分として記録されてるけど、大体新しい方がいいっていう価値観が共有されてる。
Re: (スコア:0)
異常性欲者はや異常倒錯性癖の人は性欲多様性保持者とかにになる?
Re: (スコア:0)
デブは食欲多様性、ハゲは毛髪多様性とでもするか!
Re:色弱色盲について (スコア:1)
Re:色弱色盲について (スコア:2)
一方ソビエトロシアでは、ハゲは隔世遺伝である(指導者という意味で)。
Re:色弱色盲について (スコア:1)
#自分は禿げてないから正確でないかもしれない。
Re:色弱色盲について (スコア:1)
Re: (スコア:0)
多様性というと「正常」も「異常」もひっくるめた混合状態全体を指すような気がしちゃうよね
そのうちそういう多様性という言葉も何か違う言葉に言い換えられそう
Re:色弱色盲について (スコア:1)
もし、世の中の人が「色弱」と「それ以外」に分けられるんだったら、ユニバーサルにできるんだろうし、まあ、そこを狙ってるんだろうけど、所詮は統計的なピークが2つあるだけで、どちらでもないパターンを考慮するから「多様性」って言い方になるんじゃないかな。
サッカーのユニフォームは「白黒テレビで見てる人がチームを間違えない」ことを条件にマッチングするらしいので、第3ユニフォームの蛍光イエロー [google.co.jp]を着たりすることがたまにあるけど、そういう経済的な理由がないかぎり、社会を変えるのって難しいと思う。
Re:色弱色盲について (スコア:4, すばらしい洞察)
左利きってざっくり人口の10%前後居るのだけど、自動改札機からおパンツの真ん中の穴の向きまで世の中全部右利き用にできてやがるざますよ。
色覚多様性如きで変わるわけなかろう。て言うか左利き向けを先ず対応してくれよ。
Re:色弱色盲について (スコア:1)
4色型色覚みたいな色強もいますし
Re: (スコア:0)
見えるスペクトル広い人も居るんですかね
聞こえる音域が広いみたいに
Re:色弱色盲について (スコア:1)
少々近赤外線や近紫外線が見える人がいてもおかしくないですが...
Re:色弱色盲について (スコア:1)
呼び方なんてどうでもいいんですよ。
それよりも家電製品のステータスをLEDの色で表すのを変えてほしい。
オレンジと緑を見分けられずに何度家族から馬鹿にされたことか。
# やっぱり色弱は「弱」であってるような。
Re:色弱色盲について (スコア:3, 興味深い)
いや、あれは信号機メーカーでLEDも作るようになったメーカーが、わざわざ従来の色に合わせて特製で作ったものです。LEDは青より純色の緑の方が高いです。
何故青じゃダメだったかというと、国際的な取り決めが緑だからです。そこで従来と同じ色だからという言い訳で、緑みの青を押し切った形です。
Re:色弱色盲について (スコア:3, 参考になる)
信号機の色は国際照明委員会の規定に則ったもの。
標識の形や色はウィーン標識条約で規定されてるけど日本は批准してない。
要するに別の話。
Re:色弱色盲について (スコア:2)
全部読んだけどさっぱりわかんないんですが、
どこかに解説あるんでしょうか
Re:色弱色盲について (スコア:1)
分野は全然違いますが、ここ最近(10年くらい前に数冊買って知った)の英和辞典は
多色刷りになっているものが多数あって視覚的にやかましいと感じました。
昔のインク色は黒っぽい一色使いだったのに。
あーゆうのは読み辛く感じるものでしょうか?問題にはあたらないのでしょうか?
用語の訳は難しい (スコア:1)
専門で研究してる方はそもそも間違えないと思うのですが、一般に誤解されるから変更するってのが目新しいと思いました。
以下用語集からですが、確かに誤解や偏見を生む可能性がありますね。
劣性遺伝子(今後は潜性遺伝子)
http://www.weblio.jp/content/recessive+allele [weblio.jp]
>>遺伝で、遺伝子型がヘテロでは発現せず、ホモの場合にのみ形質が発現する遺伝子。逆が優性遺伝子。
pokuri
Re:用語の訳は難しい (スコア:1)
いっそカタカナ表示にしちゃえばいいのにと思っている
変に漢字を当てはめようとするから誤解が生まれるんじゃないかな
カタカナだろうが間違える (スコア:1)
スマートとか一部の外来語は誤訳のまま受け入れらたりしてたし、
「表記方法をこれにすれば誤解が生まれない」というのはないのかも
後は、英単語自体が誤解を与える意味の可能性もありますし(例えば、recessive [weblio.jp]は劣勢とか、退行という意味ですし)
#今は、某知事含め日本語に英単語を混ぜるルー表現が流行ってそうですし、どんな誤訳が流行るかわかりません
Re:用語の訳は難しい (スコア:1)
てか、遺伝する可能性があるのか?
やおい穴で妊娠したり、出産したりするのか?
# やおい穴過激派 [cakes.mu]? マライヒ?
すごくいいこと (スコア:1)
ぜひこのまま進めていただきたい
遅すぎたくらい
方向性は支持するにしても、用語が重なりすぎる (スコア:3, すばらしい洞察)
方向性は賛成できても、 異なる概念に同一の語をあてているものが多く、 混乱をまねく部分もあると考えます。 例えば、 遺伝学会の用語一覧 http://genetics.ibio.jp/fast/index.php/main/list_terms [genetics.ibio.jp] で「多様性」と訳すものが、複数あり、しかも概念として別のものです。
遺伝系では variation「変異」とmutation「(突然)変異」が混乱するというのは、 そうでしょうが、 他の分野のことを考えた提案だとは思えません。
「多様性」と「変異」は同じ文脈で出てくる関連する概念なので、 用語を分けないと混乱を招きます。 また、variationの別提案「変動」は「変異」について、 時間軸で変化することと誤解されすいことを悪化させると思います。
有理数無理数もやっておくんなまし (スコア:1)
title only
メタルギアソリッド (スコア:0)
あのゲームの中でも劣性・優性の使い方が間違っていると話題になった記憶が。
# リキッドォォォォォォォ!!
アルコール耐性も (スコア:0)
にぶい・びんかん ぐらいで
Re:アルコール耐性も (スコア:1)
意味的に分かりやすくはなるね (スコア:0)
漢字の意味が判って居れば、だけど。
DQNは優性遺伝なのですか? (スコア:0)
子孫を残すことなら繁殖率が高いため
優性遺伝と考えるべきでしょうか?
Re:DQNは優性遺伝なのですか? (スコア:1)
核戦争後の世界において、放射能に耐えて生き残り、ヒャッハーを構成するための、遺伝子多様性の一つです。
世紀末救世主や、Vaultのアイツが築く核戦争後のあたらしい秩序の礎のための、血の生け贄となるために必要なのです。
Re:DQNは優性遺伝なのですか? (スコア:1)
ちがう。濃く出るのが顕性(優性)で出にくいのが潜性(劣性)。
DQNとオタクがくっついた時、生まれてくる子供がDQNばかりならDQN形質が顕性。
生まれてきたDQNが子供を作った時、オタクの孫にオタクの形質が急に出てくることがある。これが潜性の形質で、この血の引き方を隔世遺伝とかいう。
Re:先天性の赤緑色覚異常ですが・・・ (スコア:2)
これによって日本全体で呼び方が変わりますよ
すぐって事はないでしょうが「障がい者」ぐらいのペースでは変わるんじゃないかな
「もう少し何とか」
と言うのはどういうのを想像されてるんでしょうか
Re:先天性の赤緑色覚異常ですが・・・ (スコア:2)
反動保守
Re:多様性っていうのは (スコア:3, 興味深い)
前にNHKスペシャルでやってたけど
そもそも、人間の色覚神経の遺伝子配列って1色分は輪郭検出の神経に乗っかってるんですよね。
逆に色弱の人は、輪郭検出の神経が色覚神経で上書きされてない分、物の輪郭を捉える事が容易なので
物陰に隠れた獲物を見つけ出す事が得意であり、狩猟採集時代には欠かせない才能であったため、淘汰されずに一定の割合を保ったまま現代に引き継がれているとか。