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NASA

NASA、2069年に太陽系外探索を行うことを目指す計画を開始 36

ストーリー by hylom
次世代の計画 部門より

NASAのJet Propulsion Laboratoryが、2069年をめどに太陽系外探索を行う計画を進めているそうだ(GIGAZINEニューヨークポストSlashdotNew ScientistFuturism)。

ミッションについてまだ具体的な詳細は決まっていないようだが、地球から約4.4光年離れたケンタウルス座アルファ星系を目指すようだ。太陽系外に探査機を送る手法としては、宇宙空間で帆を展開し、そこにレーザーを照射して推進させるというものが考案されている(過去記事)。

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  • by hakikuma (47737) on 2017年12月29日 12時43分 (#3337819)
    こんな計画をする国はアメリカ以外にはNASAそうだ
    • by Artane. (1042) on 2017年12月29日 12時49分 (#3337825) ホームページ 日記

      ブレークスルー・スターショット計画 [breakthrou...atives.org]と言う、イギリスでホーキング博士を広告塔にして民間投資を募ってる探査計画がありまして、
      今回のNASAの発表は、事実上、この計画への相乗りなんじゃないかと思いますよ。

      余りに技術的難易度が高くて(数グラムの探査機を何十年間も眠らせた後に齟齬なく起動できるのかとか、星系感でレーザー通信が使えるのかとか、数万Gとも言われる初期加速に耐えられるのかとか)、計画実現性が怪しい話ではあるのですが。

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      • by Anonymous Coward

        技術的難易度が高いのはそうですが、スターショット計画は、可動部分がほぼない、半導体チップ単体を飛ばすような計画なので、時間とか加速度には強いでしょう。

        普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。
        低温状態なら数十年なんて半導体にとっては余裕。というか、低温低湿度なら数万年とかの設計寿命になります。

        • by Artane. (1042) on 2017年12月29日 14時35分 (#3337878) ホームページ 日記

          >普通の携帯電話向けの半導体センサでも、1万Gの耐衝撃試験とかやります。

          なるほど。
          最大問題は、半導体デバイスではなく、受動部品を含めた基板の実装的な意味での強度や、電源となるバッテリーの寿命だと思います。

          自己放電とか考えると、数十年間寝かせて突然起こして数分間大電流流して…というのは、非常に困難な気がしてならない。
          しかも、回路基板と合わせて数g程度に抑えないといけないようですし。

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          • by Anonymous Coward

            リンクまでされてるので、ご自分で調べたらどうかとは思いますが。
            電源としては太陽電池の話しか出てきませんし、さすがに化学電池を搭載することは考えていないでしょう。

            • by maruto! (18665) on 2017年12月30日 13時22分 (#3338239) 日記

              この手の探査機に向いていると思われるのはニッケル63のベーターボルタイック原子力電池。
              半減期100年でα線やγ線を放出しないのでとても扱いやすい。
              ベータボルタイック電池は出力こそ小さいが半導体チップに組み込めるほど小さく作る事が出来る。

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        • by Anonymous Coward

          半導体にとって、銀河宇宙線が一番の障害じゃないかなあ。
          宇宙システムに対する宇宙放射線の影響(pdf) [nict.go.jp]
          太陽系内だったら太陽磁気圏のおかげで高強度な宇宙放射線の影響を受けにくくなっている [u-tokyo.ac.jp](地球大気圏内なら更に受けにくい)けど、系外に出たら重防御しないと半導体ボロボロになりそう。

          • by Anonymous Coward

            パイオニアとかボイジャーとか太陽系外で活動?する例もありますし、
            そのあたりの知見は持ってるんじゃないですかね?

            ただ、目的地まで約40年かかるらしく、当時の開発者は残っていなさそうですし、
            開発当時のプログラムの解析とかで問題にはなりそう

            ボイジャーの件では、解析を行ってたみたいですし
            https://science.srad.jp/comment/3324507 [science.srad.jp]

            • by Anonymous Coward

              さすがに40年後に現地の探査機と通信して、プログラムをどうこうするつもりはないでしょう。
              通信に往復で8.8年もかかるのだから。

              40年後に必要なのは、40年前に探査機を送った事実を忘れないことと、送られてくるデータのプロトコルを残しておくこと。
              それすら忘れるようなら、多分40年後の人には必要ないデータなんでしょう。

    • by Anonymous Coward

      NASA ねばならぬ。何事も。 (C) コンタロウ

      • by Anonymous Coward

        波動エンジンの設計図がまだ届いてないから無理

        • by Anonymous Coward

          波動エンジンの設計図がまだ届いてないから無理

          そういう状況では、NASAもガミラスの攻撃で壊滅しているのでは?

  • NASAのJPLといったら、月着陸船から宇宙探査機ボイジャー [science.srad.jp]も手掛けたところ。次なるステップに太陽系外探査を目指すのは別に不思議じゃないね。

    # 「Jet Propulsion Laboratory」をなぜ訳さなかったのかは大いに不思議だけど

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
  • 多分生きてないでしょうね。

    生きてる間に、地球外生命体が今まさに生きてるという決定的証拠になる写真や動画と、他の恒星系の探査データを見たかったのですが…前者ですら、果たして出来るのやら。と言う状況ですしね。

    地球外生命体がリアルに生きているという動かぬ証拠が公にされたら、世界全体の価値観の相当が変革するでしょうし…

    • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 13時41分 (#3337853)

      >地球外生命体がリアルに生きているという動かぬ証拠が公にされたら、世界全体の価値観の相当が変革するでしょうし…

      地上(地球)以外でも生命が創られたことを宗教がどう解釈するかは興味ありますね
      他星系でなくても火星やエウロパやタイタンあたり可能性ないかな

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      • by Anonymous Coward

        宗教的には(騒ぎはあるだろうが)価値観的には対して何も変わらないですよ。
        価値観が変わるとしたら知的生命体、いわゆる異星人が発見された時。
        異星人の原罪はどうなるのっとか根幹にダメージがいくでしょう。

    • by Anonymous Coward

      地球温暖化くらいの扱いになりそうな気がする

    • by Anonymous Coward

      またそこから到達までに44年だしね
      全性の記憶残ったままで生まれ変わらんと無理やね

  • by the.ACount (31144) on 2017年12月29日 17時06分 (#3337959)

    到着まで存続してるか疑問だな。

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 9時36分 (#3337736)

    2069年までに世界征服を完成する!

  • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 12時51分 (#3337827)

    やっぱりアポロ計画の、1960年代に人類を月に到達させる、を意識しているんだろうな。
    今、計画を立てたやつらは死んでそうな先の話だな。

    • by hjmhjm (39921) on 2017年12月29日 13時30分 (#3337841)

      月面到達百周年記念事業なんだな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      アポロ計画は60年代に開始して、60年代に目標達成。それに比べてこれは・・・

      • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 14時58分 (#3337890)

        このプロジェクトがのんびりしてるのは、ある意味いいことなのかも。
        アポロのころの宇宙開発は軍事競争にもつながっていて、当時はソ連という競争相手が居たから頑張った。
        これがのんびりしている、ということは関連する軍事競争が無い・・・つまり、恒星間戦争の心配は当面無いということ!(飛躍)

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        • by Anonymous Coward

          つまり60年代は月ー地球間戦争が起きていたわけですね

          恒星間戦争の心配は当面無いということ!

        • by Anonymous Coward

          だが待ってほしい。
          当時は、軍事(大陸間ミサイル?)≒宇宙開発だったのに対して、
          現在は、軍事≠宇宙開発(求められる性能が変わった)もしくは、
          ミサイルより別のこと(PCのウイルスとか)のほうが重要になったという可能性はないだろうか?

    • by Anonymous Coward

      あまり近い将来にすると具体的に予算つけなくちゃならなくなるだろ。50年以上先のことなら言いたい放題だ。

  • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 17時13分 (#3337961)

    恒星間鮭の卵計画も思い出してあげてください。

    マツド・サイエンティスト研究所
    研究報告2 恒星間 鮭の卵計画 9th June 1998
    http://anoda.web.fc2.com/oldpage/space/mlab02/mlab02.htm [fc2.com]

    研究報告14 レーザー推進による『鮭の卵』方式の検討 the 8th of July 2002
    http://anoda.web.fc2.com/oldpage/space/mlab14/mlab14.htm [fc2.com]

  • by Anonymous Coward on 2017年12月29日 18時40分 (#3338014)

    鉛の塊、飛ばそうよ
    鉛で覆えば、少しは耐久力上がるんじゃないの?
    しかも磁界ドリル回転で前進させるのさ。
    磁石で覆った鉛のドリル?試せないとわからんなあ。
    とあてずっぽうに妄想してみる。

    • by Anonymous Coward

      そうやって防ぐのは簡単だけど、重くなるからね。そこのトレードオフになる

      • by maruto! (18665) on 2017年12月30日 13時30分 (#3338240) 日記

        ちょっと原始的な手段かもしれないが、電子機器をファラデーケージに詰め、ソーラーセイルに溜まった電子をレーザー加速器で捨てる事でセイル全体を正に帯電させるしかないのではないか?
        宇宙線は基本的に正電荷を持っているから。低エネルギーの宇宙線ならこれで防げるだろう。

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        • by Anonymous Coward

          低エネルギーの宇宙線でも1GeVを超えるので、その方法で探査機だけを保護するなら、1GV/mオーダーの電場が必要ですね。
          磁場で曲げるにせよ、電場で弾くにせよ、惑星とか太陽系とかがその方法で宇宙線を弱められるのは、巨大なエネルギーで広い範囲をカバーできているから。

          • by Anonymous Coward

            今の技術で、宇宙に磁界を展開しようとすると
            最大どこまで広げられるんだろう?。
            重量制限があるからそんなには積めないとしても、少しずつ載せていけば、
            それなりの数は展開できる?
            けど磁界ドローンとか安く作って大量生産しても、コストが合わないかな~。

            • by Anonymous Coward

              無駄に広げると減速要因になると思います

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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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