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宇宙

岡山天体物理観測所が国立天文台から離れます 17

ストーリー by yosuke
こどものころ、よく行ったところ 部門より
tori_sanpo 曰く、

国立天文台の岡山天体物理観測所が、今月いっぱいで国立天文台の施設としての運用を終了します。
60年近い岡山天体物理観測所の歴史とこれからが「岡山天体物理観測所 全史」として公開されました。
かつて東洋一と言われ、近年でも国内で初めて系外惑星を発見するなど、いまだに現役の188cm望遠鏡は、東京工業大学を中心とするユーザグループが使用するようです。
また、京都大学が建造中の3.8m望遠鏡も含めて岡山アストロコンプレックス(仮称)としての運用が始まります。
個人的には小学生時代に「天文台日記(石田五郎著)」を読んで天文学者に憧れました。

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  • by tori_sanpo (39645) on 2018年03月28日 6時05分 (#3383603) 日記

    宇宙科学研究所長の常田さんが国立天文台長になります。 [nao.ac.jp]
    近いようで 遠く感じるISAS(JAXA)とNAOJの協同が進むのでしょうか。

  • by junichi308 (15687) on 2018年03月28日 9時34分 (#3383708)

    子供が小さいときに一緒に望遠鏡覗かせて貰ったわ~
    もうこれからあんな機会減るんかなぁ

    • by Anonymous Coward

      研究者の共同観測施設のため、望遠鏡の利用スケジュールが超過密だったと聞いたことがあります。
      たとえ割当日が雨になっても、割当の順延はなしだとか。

      • by tori_sanpo (39645) on 2018年03月28日 21時06分 (#3384191) 日記

        「天文台日記」で印象に残っているのが
        ・スケジュール組むのが大変
        ・部屋がドーナツを区切った形なので家具の配置が大変
        ・年に1回の主鏡再メッキ大変だけどお祭
        あっ、天文学そのものじゃなく、間接業務だけだ。
        この本はそんな裏側の話がおもしろかった記憶があります。
        Kindle版買ったので四十数年ぶりに読んでみよう。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2018年03月28日 9時34分 (#3383706)

    ハワイの岡山なんてのができるのか
    基礎情報 [nao.ac.jp]の沿革より

    平成30年(2018) ハワイ観測所岡山分室発足(4月1日、予定)

  • by Anonymous Coward on 2018年03月28日 2時49分 (#3383586)

    金が尽きたのね

    • by Anonymous Coward

      防衛省に引き渡して人工衛星監視に使うとかは、国立天文台=日本学術会議傘下組織としてあり得なかったのでしょうなぁ。

      • by ikotom (20155) on 2018年03月28日 20時00分 (#3384151)

        > 人工衛星監視に使う

        人工衛星と恒星は、天球上を移動する速度がぜんぜん違うので
        転用は難しいらしいですよ。

        ここの望遠鏡の細かいスペックは知らないですが
        天体望遠鏡って基本「遥か遠くのゆっくり動くもの」向けなので
        「近くを速く動くもの」である人工衛星の追尾は
        ソフトとハードの両方が対応してないと至難のワザだそうで。

        以前にNECの人工衛星がぶっ壊れたとき
        全国の天文台へ、おたくの望遠鏡でトラッキング可能か、
        という問い合わせが(外野から)殺到したそうですが、
        ほとんどの天文台では無理だったそうです。

        親コメント
        • by LARTH (14573) on 2018年04月20日 2時23分 (#3396025) 日記

          188cm望遠鏡は元々の名称が「岡山天体物理観測所」でスペクトル分析方面に強く、系外惑星方面に重点を移したのもこの辺りが理由。ちょっと前の改修でさらに特化してる。

          人工衛星の追尾は…スペースガードセンターの担当ですね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          改造でクリアできないかな?

          記述は、天体観測用そのままでは不可能に過ぎない様に読み取れるのだが。

          • by ikotom (20155) on 2018年03月29日 6時05分 (#3384312)

            確かに改造すれば対応できる可能性が高いです。
            が、あえて費用をかけて改造するなら、おそらく
            衛星追尾用の望遠鏡を一から新しく作ったほうが安くつくような気もします。

            というのも(あくまで一般論ですが)望遠鏡は大きいほど「より遠くが見える」性能がありますが
            逆に、物体が大きくなるほど慣性によって「細かくキビキビした動作が苦手」になります。

            ですので人工衛星のような距離が近いものの追尾であれば、
            一般的には、小型の望遠鏡のほうが向いていることになります。

            この岡山のは188cmという超大型なので、わざわざ改造してまで
            もっと小型のものにこそ向く作業をさせるか?そこに予算をつぎこめるか?
            という話になってくるかと。

            今回のお話は、あくまで国立天文台としての運用が終わるって話であって
            民間主体?の運用は今後も続くということのようなので
            であれば大型でしかできない「宇宙のはるか遠くを見通す」という本来の仕事を
            頑張って続けてもらうのがベストなのは間違いないと思います。

            親コメント
      • by Anonymous Coward

        防衛省は新たにレーダー作るらしいし、スペースガードのお仕事は美星でやってるしね。

        • by Anonymous Coward

          軌道測定はレーダーや広角望遠鏡やライダーで済むが、それと併せて高倍率で対象人工衛星を撮影し、外形を把握する事は、その人工衛星の用途・技術的系列を推定する手掛かりとなり有用だと思う。
          まあだからこそ渡したくない=防衛省や内閣情報調査室(現在その中の内閣衛星情報センターが情報収集衛星を運用している)に照会しなかったに違いない。(邪推)

  • by Anonymous Coward on 2018年03月28日 7時48分 (#3383632)

    これ、大岡山天文台って言いたいためだけに、東工大が絡んできてると見た!

    • by Anonymous Coward

      東工 大岡山天文台

      # 東工(株)ってのが、神奈川県大和市にあるみたい

  • by Anonymous Coward on 2018年03月28日 8時05分 (#3383639)

    かこさとしさんの「宇宙」の本で「東京大学東京天文台岡山天体物理観測所」として覚えてました。

  • by Anonymous Coward on 2018年03月28日 19時46分 (#3384144)

    当初計画を大幅に遅らせて10年以上かけるとかいうの、酷すぎるんじゃないか?

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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