JAXA、2019年春にも再使用型ロケット実験を再開へ。2020年代中の実用化を目指す 13
ストーリー by hylom
日本も続けるか 部門より
日本も続けるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
JAXAが再使用型ロケットの実験を再開するそうだ。早ければ2019年春にも秋田県で実施、2020年代の実用化を目指すとのこと(日刊工業新聞、日本経済新聞)。
JAXAでは90年代から再使用型のロケットを研究していたが、2008年を最後に実際に発射を伴う実験は予算が途切れていた。それでもJAXA/三菱重工では、エンジンの燃焼実験などでロケットの主要部材は繰り返し使用ができる結果をえるなど、地道に実験をしている。その後、2013年にはビジョンが発表され、最新の宇宙基本計画にも「再使用型宇宙輸送システムの研究開発を推進する」などと記載されていた。しばらくは文章だけで具体的な動きがなかったが、予算が付いて実験を行うことになったようだ。
日本が停滞している間に国外ではSpaceXが安定的に一段目を再使用する技術を獲得し、EUのアリアンも新しい再使用型の構想を出すなどしていた。スラドでも、過去何度も 話題になっているが、かなり厳しいコメントも多かった。一方で、再使用型はコストが高くなるという結果を生み出し世界的に再使用型の計画が消えたスペースシャトル後から、SpaceXがFalcon 9で再使用型で安く打ち上げる方法を示して時代もJAXAの計画も変わっている。
果たして上手くいくだろうか。
無駄 (スコア:0)
日本は再使用ロケットを必要とするだけの打ち上げ需要が無い
衛星コンステレーション等のために、少々信頼性を犠牲にしても多数回打ち上げのトータルのコストが下がれば問題ないという用途でなければ意味は無いだろ
Re: (スコア:0)
今ないからといって将来(再使用型が実用になるころ)にもないとは限らんだろう。
各衛星の老朽化や冗長性のなさがすでに問題となっているのに。
他国のロケットを使わせてもらえば良いという意見もあるが、
現状それで打ち上げ順序を後回しにされているのでは?
Re: (スコア:0)
技術的に困難でもいつまでも海にエンジン捨てまくりとはいかないと思います。
JAXAも先見の明はあったはずだが、相変わらず欧米でやっていないと予算降りないんですかね。
Re: (スコア:0)
日本のロケットで問題なのは、原材料コストや製造工数じゃないからなぁ。
製造コストを圧縮したいとか生産ラインが追い付かないというなら再使用にも意味があるけど、そこは余裕があるでしょう。
Re: (スコア:0)
なんかこの辺の発想がSpaceXやらの先駆者との差だなーって感じる。
彼らは「価格が大幅に下がれば、これまでは使えなかったような分野でも宇宙を活用できるようになり、需要も大幅に増える」と考えて価格を下げようとしている。
それに対して、日本の批判意見は「需要が無いから価格を下げる必要はない」と考えている。
発想が根本的に違うんだよ。これじゃどう足掻いたって勝負にならない。
Re: (スコア:0)
そんな批判意見は日本にかぎらんでしょ
本家スラドでもよく見るやん?
そんなに日本が特別だと思ってると恥かくよ
Re: (スコア:0)
上の意見のどこに「日本が特別」だなんて話が書いてあるのだろう。
日本がこういう態度をとってきて、他にもそういうところはあったとしても、ダメなものはだめじゃん?w
Re: (スコア:0)
というか
需要がある方が量産効果で価格が下るから
むしろ使い捨てのほうが効率がいいと思う
変わった…? (スコア:0)
時代もJAXAの計画も変わっている。
2010年に発表された再使用観測ロケットの構想そのままですよねこれ。
選択と集中でIHIからMHIに鞍替えした結果LE-9に開発リソースとられて当初予定より5年遅れただけの話であって。
Re: (スコア:0)
最後に行われた実験からは変わってるってことではないかと
Re: (スコア:0)
先行者があり、実用化した例がある。
出来るか出来ないか判らない事からすると、この差は大きい。
# 現在韓国が開発中のKSLV-IIロケットの更に次の後継機は、一段目が五発になるかも(現在四発を予定)。ソ連・ロシア系の離床時五発ロケットは、途中ゼロ段(周囲の四発)分離を止めるかも。
Re: (スコア:0)
ロケットについては韓国は何の参考にもならんでしょ。
Re: (スコア:0)
まあ、実のところは「予算を承認するところの認識・態度が変わった」ということやね。
誰もやってなかったときの「そんなこと誰もやってないだろ。成功するわけがない。無駄な金を使うな」
から、SpaceXがやって成功しだしてからは、「なんでウチはあれをやらないんだ!!」へねw