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2018年5月3日のサイエンス記事一覧(全2件)
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アメリカ合衆国

ビル・ゲイツ、米大統領科学顧問就任の打診を断っていた 25

ストーリー by headless
雑談 部門より
ビル・ゲイツ氏が3月にドナルド・トランプ米大統領と会談した際、科学技術政策局(OSTP)局長就任を打診され、あっさり断っていたそうだ(STATの記事The Vergeの記事The Registerの記事)。

トランプ大統領の政策を強く批判するゲイツ氏だが、会談ではユニバーサルインフルエンザワクチンの話で盛り上がったようだ。あらゆるインフルエンザ株に効果を持つワクチンがあなたの肝いりで実現したら素晴らしいとは思わないか、とゲイツ氏に言われたトランプ大統領は、食品医薬品局(FDA)局長のスコット・ゴットリーブ氏に電話で質問するほど強い興味を持ったという。

OSTP局長(大統領科学顧問)はオバマ政権の終わりにジョン・ホルドレン氏が辞任して以来、空席となっている。会談の中で科学顧問が必要なのではないかと述べたゲイツ氏に対し、科学顧問になりたいかとトランプ大統領は尋ねる。ゲイツ氏はしかし、自分の時間の有効な使い道ではないと答えたとのことだ。
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変なモノ

英ロンドン自然史博物館、剥製の使用が判明した野生動植物写真コンテスト受賞作品への授賞を取り消し 16

ストーリー by headless
剥製 部門より
英国・ロンドン自然史博物館は4月27日、昨年10月に実施した野生動植物写真コンテスト「Wildlife Photographer of the Year 2017」の受賞作1点について、授賞を取り消し、失格扱いにすると発表した(自然史博物館のニュース記事The Vergeの記事)。

問題の写真「The night raider」は写真家のMarcio Cabral氏がブラジルのエマス国立公園で撮影したもの。満天の星の下、餌をおびき寄せるため生物発光するヒカリコメツキの光に包まれたアリ塚に向かうオオアリクイという構図で、「Animals in their Environment」部門の受賞作品となった。

ところが今年3月になって、写真のアリクイがエマス国立公園内に展示されている剥製にそっくりだという匿名のタレコミが寄せられる。Cabral氏はこの写真の前後に撮影した写真のRAWイメージファイルを提供するなど、調査には協力的だったが、剥製を使用したという疑惑は強く否定。前後の写真にアリクイが写っていない理由を説明し、彼が生きたアリクイを見たという証人も手配したという。

しかし、哺乳動物専門家2名と剥製術専門家2名を含む科学者5名の調査チームは各自で検討の末、ポーズや形態、頭と首の毛並みなどが酷似しており、個別の個体とは考えられないとの結論に達したとのこと。剥製を生きた動物のように見せかけることは、見るものに自然の現実であると誤解させてはならないというコンテストのルールに違反する。

その結果、写真の部門賞受賞は取り消しとなり、Cabral氏の受賞者およびファイナリストの資格も取り消し、今後同コンテストへの参加を認めないことになった。既にファイナリストが発表されてしまっている現在では本番と同様のブラインド審査が不可能なため、新たな受賞者は選ばないとのことだ。
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