英ロンドン自然史博物館、剥製の使用が判明した野生動植物写真コンテスト受賞作品への授賞を取り消し 16
ストーリー by headless
剥製 部門より
剥製 部門より
英国・ロンドン自然史博物館は4月27日、昨年10月に実施した野生動植物写真コンテスト「Wildlife Photographer of the Year 2017」の受賞作1点について、授賞を取り消し、失格扱いにすると発表した(自然史博物館のニュース記事、
The Vergeの記事)。
問題の写真「The night raider」は写真家のMarcio Cabral氏がブラジルのエマス国立公園で撮影したもの。満天の星の下、餌をおびき寄せるため生物発光するヒカリコメツキの光に包まれたアリ塚に向かうオオアリクイという構図で、「Animals in their Environment」部門の受賞作品となった。
ところが今年3月になって、写真のアリクイがエマス国立公園内に展示されている剥製にそっくりだという匿名のタレコミが寄せられる。Cabral氏はこの写真の前後に撮影した写真のRAWイメージファイルを提供するなど、調査には協力的だったが、剥製を使用したという疑惑は強く否定。前後の写真にアリクイが写っていない理由を説明し、彼が生きたアリクイを見たという証人も手配したという。
しかし、哺乳動物専門家2名と剥製術専門家2名を含む科学者5名の調査チームは各自で検討の末、ポーズや形態、頭と首の毛並みなどが酷似しており、個別の個体とは考えられないとの結論に達したとのこと。剥製を生きた動物のように見せかけることは、見るものに自然の現実であると誤解させてはならないというコンテストのルールに違反する。
その結果、写真の部門賞受賞は取り消しとなり、Cabral氏の受賞者およびファイナリストの資格も取り消し、今後同コンテストへの参加を認めないことになった。既にファイナリストが発表されてしまっている現在では本番と同様のブラインド審査が不可能なため、新たな受賞者は選ばないとのことだ。
問題の写真「The night raider」は写真家のMarcio Cabral氏がブラジルのエマス国立公園で撮影したもの。満天の星の下、餌をおびき寄せるため生物発光するヒカリコメツキの光に包まれたアリ塚に向かうオオアリクイという構図で、「Animals in their Environment」部門の受賞作品となった。
ところが今年3月になって、写真のアリクイがエマス国立公園内に展示されている剥製にそっくりだという匿名のタレコミが寄せられる。Cabral氏はこの写真の前後に撮影した写真のRAWイメージファイルを提供するなど、調査には協力的だったが、剥製を使用したという疑惑は強く否定。前後の写真にアリクイが写っていない理由を説明し、彼が生きたアリクイを見たという証人も手配したという。
しかし、哺乳動物専門家2名と剥製術専門家2名を含む科学者5名の調査チームは各自で検討の末、ポーズや形態、頭と首の毛並みなどが酷似しており、個別の個体とは考えられないとの結論に達したとのこと。剥製を生きた動物のように見せかけることは、見るものに自然の現実であると誤解させてはならないというコンテストのルールに違反する。
その結果、写真の部門賞受賞は取り消しとなり、Cabral氏の受賞者およびファイナリストの資格も取り消し、今後同コンテストへの参加を認めないことになった。既にファイナリストが発表されてしまっている現在では本番と同様のブラインド審査が不可能なため、新たな受賞者は選ばないとのことだ。
うーん・・・? (スコア:2, 参考になる)
https://petapixel.com/2018/04/30/a-closer-look-at-the-stuffed-anteater... [petapixel.com]
にて詳しい比較がされてるが、結構違いがあるような・・・。
確かに酷似してる部分はあるんだけど素人目では嫌疑不十分かなあ。
Re: (スコア:0)
一目見比べてみて別物じゃね?と思ったのですが、ご紹介のリンクを見るとやっぱり同じには見えませんねぇ。
剥製を持ち出してポーズをつけさせたんならともかく、3次元的な姿勢変更を果たしてフォトショで作れたんだろうか?
(フォトショップで加工したことは無く、プロの技は知りませんので、間違ってるかもしれませんけど)
Re: (スコア:0)
その写真はあくまで告発のもの(博物館提供)で使用素材そのものではないのでは?
剥製の写真は(本人に限らず)ある程度好きな時間・角度から撮れるように思います。
技術力は要りますが合成・レタッチは不可能ではありません。
勿論剥製を持ち出した可能性も十分にあります。
その場合技術力は要りませんが大胆さが必要ですね。
Re: (スコア:0)
動画の比較の仕方だと別物(角度が違う?)ですよね。
剥製といえば動かないイメージがあるのですが、ポージングできるのでしょうか?
動機がわからん (スコア:0)
コンテストにリスクに見合うほど力があるとは思えないし
確信犯なら疑惑を否定する必要はないし……
納得できるとしたら炎上マーケティング?
Re: (スコア:0)
虚言癖の人はどこにでもいるものです
Re: (スコア:0)
どうせなら同じものとばれないように剥製にポーズ付けたり細工すれば良かったのに。
そこは剥製は壊さないようにするという良心なんですかね。というかそう言う条件で持ち出した?
Re: (スコア:0)
「前後の写真にアリクイが写っていない」そうですし
CG合成じゃないでしょうか。
Re: (スコア:0)
なるほど…というかなおさら加工しないとw
Re: (スコア:0)
本人がバレるわけがない思っていれば「予想されるリスク」はほぼ0だし、
コンテストに大した力ないのであれば、そこで失脚することを恐れる必要もない。
バレてもノーダメージで、上手く行けば棚ぼた。ためしてみる価値はありますぜ。
プロ選手に対して「ドーピングがバレたら、メダル剥奪の上、今後10年の間は公式大会への出場禁止」
なんて厳しい処罰だと選手生命は終わったような物だけど、もともと本業は別にあって
選手の方が「遊び」だったら出場禁止になっても痛くも痒くもない。
そういえばこんな話もあったな。
「ドンキーコングの伝説の世界最高得点は不正操作に
Re: (スコア:0)
炎上狙いの可能性は低いでしょう
このようにコンテストなんかで不正を行うのは単純に名誉狙いかと
コンテストの力云々は関係なく、本人が箔が欲しいってのが一般的です
今までの、天文写真で写真合成しちゃったとか、発掘で偽物をあらかじめ埋めてたっていうのと同じなんじゃないかな
良かった、ヒカリコメツキにおびき寄せられて餌になったオオアリクイはいなかったんだ (スコア:0)
こうですか?分かりません!
主人がオオアリクイに殺され ネタから10年が過ぎました (スコア:0)
こっちも
Re: (スコア:0)
主人はオオアリクイに社会的に殺されたわけか
自然の現実であると誤解させてはならない (スコア:0)
エマス国立公園のような区域を人工的に作ることは自然の現実なのだろうか
Re: (スコア:0)
そもそもの訳が変ですね。
見るものを欺いてはならない。また、自然の現実を歪曲しようとしてはならない。
くらいでしょうか?
見るものが勘違いしやすいかどうか(リアルっぽいかどうか)は関係ないですね。
自然の現実とは何かについては鋭い問いかけだと思います。