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2018年5月24日のサイエンス記事一覧(全2件)
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テクノロジー

産総研、「痩せるホルモン」を分泌させる物質をミドリムシから製造 37

ストーリー by hylom
夢の物質か 部門より
acountname曰く、

産業技術総合研究所(産総研)が、「痩せるホルモン」を分泌させる物質をミドリムシから作製し、これがメタボリックシンドロームに関連する指標を改善する作用を持つことを確認したと発表した

ミドリムシの中で作られる「パラミロン」という物質は植物で言うところのセルロースにあたるもので、ブドウ糖がおよそ2000個つながったもの。ミドリムシの細胞の中に乾燥重量で80%も作られ収量も多く、糖鎖の長さも揃っていて純度ほぼ100%と言う特徴がある。

このパラミロンのままでは水に溶けないのだが、カチオン化することで水溶性にできる。これをネズミに食べさせたところ、痩せるためのホルモンである「GLP-1」の分泌が3倍ほど増え、5週間ほどで内臓脂肪量が35%ほど減ったという。

胆汁は腸に流されてからまた腸で吸収されて再利用されているのだが、カチオン化パラミロン(HTAP)はこの胆汁に結合して再吸収させないため、体は胆汁を作る材料(コレステロール)を多量に消費しなければならなくなる。また、腸のL細胞がHTAPに反応してGLP-1を生産、そのGLP-1がインシュリン分泌を促進させたり食欲を抑制させたりする(満腹感が得られる?)ために結果的に痩せていくということだそうだ。

# 胆汁が多いと便が真っ黒になりそう

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サイエンス

磁性体中で電流を曲げることで温度変化が発生する「異方性磁気ペルチェ効果」の観測に成功 17

ストーリー by hylom
なぜ今まで観測されていなかったのだろう 部門より

物質・材料研究機構(NIMS)と東北大学が、「異方性磁気ペルチェ効果」の観測に世界で初めて成功した(発表資料NHK)。

異なる2つの金属を接合して電流を流すと、接合点で熱の吸収や放出が発生する。これは「ペルチェ効果」と名付けられており、吸収・放出される熱量は電流およびペルチェ係数と呼ばれる物質毎に異なる係数で決定される。今回観測された異方性磁気ペルチェ効果は、磁性体においてこのペルチェ係数が磁化の角度に依存して変化すると言うもの。例えば磁化が電流と平行な場合と直行している場合とではペルチェ係数が変化する。

これを利用すると、磁性体中の磁化の分布を変えるだけでペルチェ係数が異なる物質を接合したような状態を作り出すことができ、そこに電流を流すことで発熱・吸熱を発生させることができると予測されていた。

今回研究グループはニッケルをコの字型に加工して一様に磁化させることで、場所によって磁化の方向が異なる状態を作り出し、そこに電流を流した。その結果、コの字型の角の部分で温度変化を観測することができたという。

この現象は50年前に予測されていたものの、今まで観測されてはいなかったそうだ。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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