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2018年6月19日のサイエンス記事一覧(全2件)
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月

1970年代に観測された月の温度上昇は宇宙飛行士の活動が原因の可能性 23

ストーリー by hylom
月も温暖化 部門より
headless曰く、

1970年代に観測された月の温度上昇は、月に着陸した宇宙飛行士の活動が原因となっていた可能性があるそうだ(CBC NewsLive SciencePhys.org論文概要)。

1971年のアポロ15号ミッションと1972年のアポロ17号ミッションでは、月の地表および地表下にセンサーを設置し、温度変化を調べる実験HFE(heat flow experiment)が行われた。実験が1977年に予算不足で終了するまでセンサーからのデータは地球に送信されていたが、NASAが保存していた記録は1974年までのもので、以降の記録は紛失したと考えられていた。

温度変化の謎を解明するため、テキサス工科大学などの研究グループは2010年に記録の追跡を開始。440本の磁気テープをワシントン国家記録センターで発見し、数年にわたってデータの復元を進めていたという。HFEの担当者は1974年まで緩やかな温度上昇が確認されたと注記していたが、以降も温度勾配は小さくなりつつ温度上昇が続いていたそうだ。

NASAの月探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)搭載カメラが撮影した2着陸地点周辺の高解像度写真を取得して調べたところ、宇宙飛行士が歩いた跡や、探査車が通った跡がはっきりと確認でき、斜長岩主体の白い表層土が乱されて黒っぽくなっていることが判明する。その結果、これらの場所では太陽熱の吸収が大きくなり、温度が上昇したと考えられるとのことだ。

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教育

福井県立大学、恐竜学部新設へ 25

ストーリー by hylom
地方でも戦える学部ではある 部門より
clay曰く、

福井県立大が、「恐竜学部」を新設するという(福井新聞)。

福井県と福井県立大が6月15日に発表した次期中期目標・計画(2019〜2024年度)骨子案で言及されていたもの。福井県立大学は2013年に恐竜学研究所を開設しており、これを発展させて恐竜学部とするようだ。

多くの男の子が一度はハマる恐竜。保育園や小学校で恐竜博士のあだ名を持つ同級生もいただろう。しかし、本当に古代生物学で博士になろうとすると、どの大学・学部に行けば良いか良く分からないケースも多いと思われる。今回の恐竜学部(正式名称は違うだろうけど)は、非常に明快で小さなお友達憧れの学部になりそう。

ただ、大学側も認識しているようだが、卒業後の進路に関しては受け皿が少なさそうなのが問題のようだ(福井新聞の別記事)。

ともかく恐竜博士、懐かしい響きである。

福井県立大学は恐竜系の学部に加えて、「地域経済のリーダーを育てる」学部も設置する。

福井県が今年高校2年生を対象に行った調査では、少なくない数の生徒が「県内に希望する学部・学科がない」という理由で県外への進学を希望していたことが分かったという。一方で県内の国立・私立大学は交付金や財政上の問題から定員増が難しい状況とのことで、これを踏まえて福井県立大学の改革に踏み切ったという。

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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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