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宇宙

国産有人サブオービタルスペースプレーンを開発する宇宙ベンチャー「SPACE WALKER」社が発足 17

ストーリー by hylom
HERE-COME-A-NEW-CHALLENGER 部門より
AC0x01曰く、

米国では民間宇宙旅行が秒読み段階に入っているが、日本でも国産の有人サブオービタルスペースプレーンの開発を目指す「SPACE WALKER(スペースウォーカー)」社なる宇宙ベンチャーが発足したようだ(TechCrunchCNET Japan日経xTECH)。

SPACE WALKER社は、2005年より続く九州工業大学の有翼ロケットプロジェクトをルーツに持つ宇宙ベンチャーのようだ。8月1日に行われたプロジェクト発表会によれば、開発している機体は滑走路で離着陸する有翼型のスペースプレーンのようで、2021年に小型の科学実験用の機体を、2023年にランチャーを搭載した小型衛星打ち上げ用の機体を、2027年には有人弾道飛行用の機体を打ち上げたいとしている。

有人弾道飛行用の機体には、IHI製のLNGエンジンを使用するということで、エンジンから独自開発のISTPDエアロスペースと比べると、既存の宇宙機メーカーに近い立ち位置なのかもしれない。

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  • HOPEの末裔 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2018年08月03日 17時39分 (#3454834)

    直近のルーツは九州工業大学らしいのですが、さらに遡るとHOPEに源流があるプロジェクトのようです。ちょっと驚き。

    宇宙ベンチャーSPACE WALKERが発足 - 有翼機による宇宙旅行を2027年に実現 [mynavi.jp]

    SPACE WALKERファウンダーの米本浩一氏(九州工業大学 教授)は、「この30年で有翼機を開発する技術が育ってきた」と述べる。米本教授は川崎重工業でHOPEに参画したあと、大学で有翼機の研究開発を継続。

    淺田取締役は三菱重工業時代、HOPEの最後のプロマネだった。HOPEに関わった2人が、SPACE WALKERで再び集合。

  • >IHIのLNGエンジン

    GXロケット用のLE-8の開発で設計段階で散々迷走したんでその轍は踏まないとしてるが
    大丈夫か
    2010年燃焼試験用施設完成の報があるから進んでると思うけど

    >滑走路に離着陸
    一般航空機並みに飛べるかどうか。これもロケットモーター次第
    空路分離して新設する?

    日本にエドワーズはない

  • スペースプレーン呼ばわりするのがもにょるのはいいとして、滑走路から離陸するような飛行経路を取る機体が本当に日本で作れるの?
    ヴァージン・ギャラクティックの……と言うかスケールド・コンポジッツのスペースシップツーですら離陸は母機で行うし、ロケットの燃料だって体積が小さく推進力の大きな固体燃料を使うんだよ。
    比推力はそこそこだけど、取り扱いが面倒で体積あたりの推力もぱっとしないLNGでそんな機体を動かせるの?

    • by Anonymous Coward

      >滑走路から離陸するような飛行経路を取る機体が本当に日本で作れるの?

      戦時中に飛ばしてた [wikipedia.org]じゃん

      • 秋水に搭載されるエンジン「特呂二号」は、(中略)燃料は燃料概念図を参考にし、濃度80%の過酸化水素を酸化剤に、メタノール:57%、水化ヒドラジン:37%、水:13%の混合液を化学反応させるというシステムである。日本軍では前者を「甲液」、後者を「乙液」と呼んだ(ドイツではT液とC液)。また安定剤兼反応促進剤として甲液にはオキシキノリンとピロリン酸ソーダを、乙液に銅シアン化カリウムが加えられた。

        って書いてあるだろう?常温の自己着火式燃料だし、推力大きいし。それにそもそも高度100kmまで行かないし。1万メートルだから高度10kmで10分の1だわさ。

    • by Anonymous Coward

      おいおい、マイナスモデなの?

      何が気にいらないのか分からないが、あまりにも余裕のない人だね。
      高野山の宿坊にでも行ってみたらwww

  • by Anonymous Coward on 2018年08月03日 18時14分 (#3454864)

    いったい誰がスペースプレーンを買ってくれるんでしょう?
    スペースプレーンを何に使うんでしょう?
    #趣味の開発やって遊んで暮らせる生活が羨ましい

    • 誰が乗るのか。
      石油王とかが買うならともかく、コレを使って儲けるのは無理ゲな気がするする。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2018年08月03日 19時43分 (#3454945)

        ビジネスの本命は2023年の無人スペースプレーンを一段目に使った小型衛星打ち上げでしょ。
        米のXS-1とかと同じ方向性だし普通に需要はあると思われ。
        0から開発じゃなくて、大学の研究成果を実用化って話っぽいから、結構いい線いくんじゃないか?

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      多分宇宙で鉄分を摂取するためじゃないかな

    • by Anonymous Coward

      スペースプレーンを売るのじゃない。
      スペースプレーンという夢を作る(と思わせた)会社を売るんだよ。

      上手くやれば傍から見れば採算性どころか実用性すら怪しいものでも、
      公的資金が得られるってのは、水ガソリン事件辺りから絶えていないし。

    • by Anonymous Coward

      それは私と雀が言った

  • by Anonymous Coward on 2018年08月04日 11時25分 (#3455223)

    羽つきの効率の悪さはシャトルのときに散々経験したのに、逆光してないか?

    • by Anonymous Coward

      羽つきの効率が問題になるのはシャトルみたいに衛星軌道に乗せたときだから、弾道飛行しかしないこいつにはあまり関係ないのでは?
      まあそれはそれで、そっから先のビジネスどうすんだ?という疑問ではあるんだが。

    • by Anonymous Coward
      逆光は勝利。
    • スペースシャトルこと宇宙輸送システムの運用費用が高額になったのは、完全再利用のシステムを開発する前の過渡期のシステムに、極軌道にあるソ連の大型偵察衛星を任意のタイミングで軌道1周以内で鹵獲し、それを実現するために長大な距離を滑空するって空軍の要求仕様を実装してしまったせいだな。そのせいででーっかい機体にでーっかい翼を打ち上げては戻すって無駄な打上機になってしまった。

      当初の計画案の様に貨物を打ち上げるのみで帰還時には空荷で帰って来るシステムだったら、もっと安価で実用的だったろう。今開発されてる有翼の打上機はその本来あるべきだったシステムを再構築してる感じだね。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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