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サイエンス

スルホキサフロルはネオニコチノイド系殺虫剤と同様ハナバチのコロニーに悪影響を与えるとの研究結果 19

ストーリー by hylom
まだまだ見つかる新データ 部門より
headless曰く、

スルホキサフロルがネオニコチノイド系殺虫剤と同様に、ハナバチのコロニーへ悪影響を与えるという英ロンドン大学ロイヤルホロウェイの研究結果が発表された。スルホキフサルはスルホキシイミンベースの殺虫剤で、ネオニコチノイド系殺虫剤の置き換えとして有力視されている(ロイヤルホロウェイNatureArs Technica論文概要)。

研究では野生のセイヨウオオマルハナバチの女王バチ332匹を採集し、寄生虫のいなかった249匹を選別。うち52匹がコロニーを作った。この半数にスルホキサフロルを10億分の5混ぜた砂糖水(スルホキサフロルを噴霧した作物の花蜜と同程度の濃度)を、もう半数は対照群として砂糖水をそれぞれ2週間与え、その後野外にコロニーを移動して観察を続けた。

その結果、スルホキサフロルを与えたコロニーでは対照群と比べて働きバチの生まれる数が少なく、オスの生まれる数も54%少なかった。また、新たな女王バチは合計36匹生まれているが、生まれたのは対照群の3コロニーのみだったという。そのため、幼虫時代にスルホキサフロルにさらされた個体が長期にわたってコロニーの健康状態に影響を与えた可能性を示唆するとのこと。

スルホキサフロルはネオニコチノイドと同様に神経伝達物質受容体に働いて効果を発揮することから、同様の結果になることは予測されていた。しかし、ネオニコチノイドを使用した実験では餌を集める能力が低下していたのに対し、スルホキサフロルでは餌を集める能力への影響は確認されなかったそうだ。

研究者は今回の結果について、新たな殺虫剤の認可と禁止の繰り返しになることを避けるため、政策や規制を決定する前に幅広いデータを基にした評価が必要だと述べている。

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  • いずれにせよ完全に安全であることは証明できないでしょ

    害があってもマシなら置き換える価値はあるんじゃないの
    どれだけマシならどうとか評価できるもんなのか

    • by Anonymous Coward

      殺虫剤である以上、害虫も益虫も区別なく殺してしまうのは当たり前では。
      それどころか大抵の殺虫剤は人間や哺乳動物にも毒。
      (体のサイズが違うから致死量が違うにすぎない。節足動物だけに効く毒なんて都合のいいモノはそうそうない)

      • by Anonymous Coward

        × それどころか大抵の殺虫剤は人間や哺乳動物にも毒。
        ○ それどころか大抵の物質は人間や哺乳動物にも毒。

        水だって塩だって致死量はある
        今時の殺虫剤はその辺の何か、たとえば重曹とか食塩とか、に比べて特に危ないわけではないよ

        • by Anonymous Coward on 2018年08月23日 19時05分 (#3467166)

          http://lib.ruralnet.or.jp/nisio/?p=3254 [ruralnet.or.jp]
          ネオニコチノイド系であるイミダクロプリドの陸生動物への致死量は13.9〜475 mg/kg
          http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_sinsa/attach/pdf/index-24.pdf [maff.go.jp]
          スルホキサフロルは1450とかそのあたり。
          通常50mg/kg程度で毒物、300mg/kg程度で劇物扱いだったと思う
          (↑目安。実際には物質名での個別指定なので)
          食塩は体重50kgの人間が何グラム食ったら死ぬだろうか?
          10gでは死なないのは明らか。50~100g?だとすると1000mg/kg程度ということに。
          なるほどスルホキサフロルについては食塩と同じと言えるかもしれない。
          しかしネオニコチノイドはそうではなさそう。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            適当に拾った資料
            http://www.shizen-ok.co.jp/data/m1318839044-rams7q-5-20.pdf [shizen-ok.co.jp]
            塩は3000-5000程度の模様

            カフェインが150mg/kgあたりらしいのでネオニコチノイドはそれぐらいですかね
            意外と酢酸が高いが氷酢酸だったりするのかな

            • by Anonymous Coward

              で、新たなギモン。
              スルホキサフロルの毒性が食塩の半分~1/3程度しかないなら、
              よっぽど大量に撒かないと効かないのでは?
              それとも人間含む哺乳動物には効かないが虫には効く「都合のいいモノ」なんだろうか?
              そのへんの作用機序とかどうなってるんだろう?

              • by Anonymous Coward

                おっと失礼。
                >スルホキサフロルの毒性が食塩の半分~1/3程度しかない
                この表現は不適切。毒性の強さは致死量の数値が小さいほど大きいので
                「スルホキサフロルの毒性が食塩の倍~3倍程度しかない」
                とすべきでした。

              • by Anonymous Coward

                そういう都合の良いものです

              • by Anonymous Coward

                ですか。
                しかし大元コメントの「害虫も益虫も区別なく殺してしまう」については、おそらくどうしようもないよね?
                それともフグが自分のフグ毒で死なないように、さがせばそういう物質も出てくる?ミツバチだけに効かないとか?

              • by Anonymous Coward

                研究者はその微細な違いで挙動を変える物質を探し続けていて、その多くは失敗するわけだけど、それを雑に「どうせ全部ダメなんでしょ」って言われても「めんどくせぇ奴が来たな」としか。

                ひっくり返して言えば、たまには特定種のみに効く毒もあるし、それを単離して利用できることもある、としか言いようがないよ。

                例えるなら、哺乳類の中で豚とヒトには効いてサルには効かないもの、とかがあってもおかしくない、けど見つけて利用できる状態にするのはとても難しい、毒物や医薬なんてそういうもんだ。

  • by Anonymous Coward on 2018年08月23日 20時16分 (#3467234)

    イチゴ農家は花が咲くと農薬が使えないから大変なんだが
    ある農家が夢にヤクルトが出てきたので
    試しに薄めたヤクルト400を撒いたところ
    病害虫がなくなったらしい
    理由は不明なのだが何故か真菌性の病気がなくなり
    ハダニやカメムシの幼虫が死ぬらしい
    わけがわからないのだが…
    乳酸菌が原因なら
    女性の局部で乳酸菌がカンジタ菌の日和見感染を防ぐことが知られているので
    無い話ではないのだが
    ハダニがなぜ死ぬのか…
    シロタ株以外の乳酸菌ではどうなのか?
    今のところわからないことだらけだが
    ホントだとすると大変な大発見につながるかもしれない

  • by Anonymous Coward on 2018年08月23日 15時18分 (#3467015)

    単位は?
    トン? グラム? モル? %?
    ppm? ppb?

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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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