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2018年9月15日のサイエンス記事一覧(全3件)
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ロボット

人工筋肉を組み込んだズボン「The Right Trousers」 24

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筋力 部門より
英ブリストル大学の研究グループが人工筋肉を組み込んだズボン「The Right Trousers」を開発しているそうだ(The Guardianの記事V3の記事)。

クレイアニメ「ウォレスとグルミット」に登場した「The Wrong Trousers」からヒントを得たというThe Right Trousersは、主に筋力の低下したお年寄りの利用を想定したもの。英国工学物理研究会議(EPSRC)から200万ポンドの研究資金を受けて2015年から開発が続けられている。既に歩行支援用や作業支援用のロボットスーツは実用化されているが、The Right Trousersは柔軟な素材で作られたソフトロボットで、軽量かつ履き心地の良いものを目指しているという。モックアップでは体にフィットするスパッツのようなデザインになっている。

The Right Trousersの人工筋肉は着用者の筋肉の動きを検出して動かす仕組みで、姿勢を支えるため筋肉の温度変化によって柔軟性が変化するグラフェン製の膝あても組み込まれている。また、フォーカスグループから情報を収集し、実用的で着脱しやすいようにズボンをデザインしたそうだ。現在のところまだ開発途中ではあるが、人工筋肉など多くのコンポーネントは実際にテストが可能な段階になっているとのことだ。
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火星

火星探査車Opportunity、復旧なるか 21

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覚醒 部門より
3月から観測されている火星全体を覆う砂嵐のため、6月以降の通信が途絶えていた火星探査車Opportunityだが、砂嵐が収まってきたことからNASAジェット推進研究所(JPL)のOpportunityチームが復旧計画を実行に移したそうだ(NASAのニュース記事SlashGearの記事The Registerの記事)。

Opportunityは砂嵐の中心近くにあり、6月10日を最後に通信が途絶えている。砂嵐で太陽光が遮断されて太陽電池パネルからの充電ができなくなり、省電力モードに移行したとみられているが、現在の状況は不明だという。

この砂嵐は8月から徐々に弱まっており、火星探査機Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)搭載のMars Color Imager(MARCI)からのデータによれば、Opportunity上空の光学的深さτ(火星の大気中の「もや」の量)は1.5未満まで減少しているとみられる。この付近の光学的深さは0.5だが、6月10日にOpportunityが測定したデータでは10.8まで上昇していたという。

より多くの太陽光が太陽電池パネルへ届くようになり、Opportunityが自動的に復旧処理を開始する可能性があることから、Opportunityチームはコマンドの送信頻度を週3回から1日複数回に増やし、Opportunityからの信号受信を継続していくとのことだ。
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Java

米スターバックス、環境負荷の低いGreener Storeを全世界で10,000店舗オープンする計画 72

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節約 部門より
米スターバックスは13日、環境負荷の低い店舗を設計・建築・運用するための「Starbucks Greener Stores」フレームワークを発表し、2025年までに全世界で10,000店舗のGreener Storeをオープンする計画を明らかにした(プレスリリースGeekWireの記事USA TODAYの記事)。

スターバックスは2001年に米国グリーンビルディング協会(USGBC)に参加し、小売店舗向け環境評価システム LEED for Retailプログラムの開発に参加。現在は1,500店舗のLEED認証店舗を世界20か国で展開している。Starbucks Greener StoresはLEED認証プログラムを基礎とし、持続可能性に関する第三者認証機関のSCS Global Servicesや世界自然保護基金(WWF)などとともに開発されたもの。スターバックスだけでなく幅広い小売業界で利用できるようオープンソースとして公開する計画だという。

Starbucks Greener Storesで注力する点としては、水と電力の使用量削減や100%再生可能エネルギーの使用、客と従業員の健康に配慮した環境づくり、持続可能素材の利用やごみ削減、持続可能性推進への関与が挙げられている。Starbucks Greener Storesにより持続可能性のある店舗運用が可能になるだけでなく、スターバックスでは10年間で光熱水費5,000万ドルを節約できるとのことだ。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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