パスワードを忘れた? アカウント作成
13746212 story
NASA

チャンドラX線観測衛星もセーフモードへ移行 26

ストーリー by hylom
とりあえず復旧 部門より
headless曰く、

NASAは12日、チャンドラX線観測衛星が東部夏時間10日9時55分頃(日本時間22時55分頃)にセーフモードへ移行したことを発表した(NASAのニュース記事)。

セーフモード移行により、重要なハードウェアは予備のユニットへ切り替わっている。衛星の向きは太陽光パネルが最大限の太陽光を受けるように変更され、ミラーは太陽と反対方向に向けられた。すべてのシステムは正常に機能しており、科学調査機器は安全だという。セーフモード移行の原因は現在調査中だが、ジャイロスコープが関係している可能性もあるとのこと。10月5日(日本時間6日)にはハブル宇宙望遠鏡もジャイロスコープ故障でセーフモードへ移行している。ハブル運用チームは予備のジャイロスコープを起動したが、実際の回転速度よりも桁違いに大きい値が報告される問題が発生していることが13日に発表された。

その後セーフモード移行の原因が判明し、チャンドラは15日に復旧した。原因はジャイロスコープの故障による異常なデータが3秒間送られたことで、コンピューターが機体の異常な動きと判断してセーフモードへ移行していたとのことだ。

1999年に打ち上げられたチャンドラの設計寿命は5年だったが、2001年には10年に延長され、現在まで19年間観測を続けている。NASAでは今後さらに何年にもわたって観測が続けられることを期待しているとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by hgsdrk (13085) on 2018年10月17日 15時31分 (#3499310)

    モーターものはどうせ壊れるんだから、予備も含めて20個くらいあらかじめ付けときなよ、とか思うのは私だけでしょうか。
    重量厳しい分野なのは分かってるけど、1個3kgくらいみたいだし、余命延長の引き換えとして検討はできる範囲なんじゃなかろうか。。。

    • by Anonymous Coward

      設計寿命だいぶ超えてるんで、その発想も微妙な気が。機械的に動作する部品に関しては、故障確率がそれなりによくわかっているので、設計寿命に対し倍ぐらいはもつようにマージン(長寿命化&多重化)がとられています。
      今回はたまたまジャイロ周りとかが壊れてますが、長期運用すれば他の部分が壊れることもあるし、推進薬を使い果たすこともある。それらすべてを超多重化して対策をとるわけにはいきませんので、ジャイロだけ現状以上に無数に搭載する意味はないんじゃないかと。

      • by Anonymous Coward

        高度16000kmまで3kg持っていく費用って何千万円ぐらいかしら?

        • by Anonymous Coward

          設計寿命は5年って前提を無視して
          予備パーツやその費用を議論するのは不毛ですよ

          かりに3kg追加で運ぶ余裕があるなら、5年以内に実施可能な実験装置か測定装置を積むべきです

    • by Anonymous Coward

      いや
      むしろジャイロなしでもなんとかなるようにしたほうが確実では?
      バネ式の加速度計は角速度を測れないけど
      異常な回転してるのにGが発生しないわけないよね

      • by albireo (7374) on 2018年10月17日 20時09分 (#3499526) 日記

        ジャイロスコープの故障による異常なデータが3秒間送られたことで、コンピューターが機体の異常な動きと判断して

        一時的に異常なデータを受け取ったということなので、異常な回転してるというより回転を検出する側の異常の方がありそう

        --
        うじゃうじゃ
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        レーザーや光ファイバーなら故障は少ないので、機械式にこだわる必要はないのでは。

        • by Anonymous Coward

          高速回転のジャイロに比べると、レーザージャイロはまだ精度が足らない。
          バネはもっと論外だけど。

          • by Anonymous Coward

            高速回転でもレーザーでもない方法として、振動式ジャイロがありますな。スマホとかの加速度センサもこの方式。(ミクロで見れば動いてますが)大きな可動部がないので耐久性が高いのが売り。

            1997年の土星探査機カッシーニは振動ジャイロを積んでますし、
            延期続きでまだ打ちあげられてませんが、ハッブル宇宙望遠鏡の後継であるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡も振動ジャイロ採用

  • by Anonymous Coward on 2018年10月17日 15時36分 (#3499313)

    こう立て続けに同じようなことが起こると、私たちが知らないところで何かが起きているような気になってくる。
    そろそろ出てくるんじゃないかな、陰謀論

    • by Anonymous Coward

      ふつうに設計寿命超えたのを無理くりつかってるだけなんで
      原発と違うのは全く部品交換できないってこと
      # 誘導

      • by Anonymous Coward

        ハッブル28才、チャンドラ19才だもんなあ
        打ち上げたときを人間の20才、設計寿命5年を40才と勝手におくとチャンドラ80才。うん、そろそろ寿命かなと。
        ハッブルは何度か若返り手術を受けてるとはいえ、2009年に「2014年までは使える」ように若返ったのを最後に病院に行ってない。

    • by Anonymous Coward

      むしろ設計寿命を大幅に超えて長生きしたところに陰謀を感じる

    • by Anonymous Coward

      チャンドラつながりでチャンドラ・ボースのことを思い出した。

typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

読み込み中...