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2018年11月13日のサイエンス記事一覧(全2件)
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地球

新たな地球の衛星が見つかった? 31

ストーリー by hylom
宇宙雲 部門より

地球の衛星と言えばが唯一のものと言われているが、これ以外にも地球の衛星は存在するという研究結果が発表された。この衛星は地球から約40万kmという距離にあり、すべてちりでできているという(ナショナルジオグラフィック)。

この天体はコーディレフスキー雲と名付けられており、1961年に存在が報告されているものの、不規則にしか確認されておらず、本当に実在するかどうかは分かっていなかったという。

この天体の存在が確定していなかった理由は、天体を構成する粒子(ちり)のサイズが直径1マイクロメートルほどと小さいため、観測が難しかったからだという。また、この粒子は地球や月の重量によって増減している可能性があるようだ。

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EU

学術論文出版社による反競争的行為の調査をEU競争総局に求める訴状が提出される 38

ストーリー by hylom
寡占を突破できる何かが必要 部門より
headless曰く、

Elsevierなどの学術論文出版社が反競争的なビジネスを行っているとして、研究者や欧州大学協会(EUA)が相次いでEU競争総局に調査を求める訴状を提出した(TorrentFreakJonathan Tennant氏とBjörn Brembs氏の訴状EUAの訴状PDF)。

10月26日に提出されたJonathan Tennant氏とBjörn Brembs氏による訴状ではElsevierの親会社RELXが対象となっている一方、10月30日に提出されたEUAの訴状ではRELXに加えTaylor & FrancisやWiley-Blackwell、Springer Nature、SAGEも対象となっているが、訴えの趣旨は同様だ。

2件の訴状が指摘している問題点としては、学術論文出版市場が寡占状態にあること、公的な補助金を受けることも多い学術論文で出版社が多額の利益を上げていること、購読契約にNDAが含まれるため価格の透明性がないこと、手数料を取ってオープンアクセスにした論文も購読料に含めていることなどが挙げられる。

作者に原稿料を払う一般的な出版社とは異なり、学術論文出版社は大学や研究者が無償で提供した論文を扱うため、大きな利益を上げることが可能となる。出版社は編集者に給与を支払うが、編集作業で重要な位置を占めるピアレビューは研究者がボランティアベースで行う。論文となる研究が公的な補助金を受けていることや、ピアレビューを行う研究者が公的機関から給与の支払いを受けていることも多い。

一方EUAによれば、欧州の大学は学術論文を購読するため、控えめに見積もっても年に数億ユーロを支払っているという。このような状況について、EUAでは酪農家が乳製品メーカーに無料で牛乳を提供し、高価な紙パック入りの牛乳を購入するようなものだと述べている。

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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