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中国

中国、12月8日に月最大のクレーターに探査機を投入予定。植物育成が可能などを調査 47

ストーリー by hylom
さてどうなるか 部門より
taraiok曰く、

中国は12月8日に、月探査機「嫦娥4号」を搭載した「長征3号B型ロケット」を、四川省の衛星打上げセンターから打ち上げる予定だ。システムには月面着陸機とローバーが含まれており、月面の軌道に乗ったあと月面に着陸する。目的地は月の裏側の南極付近にある「南極エイトケン盆地」。直径約2500キロ、深さ約13キロに及び、巨大な小惑星がぶつかった後だとされる太陽系有数の巨大クレーターだ(ScientificAmericanGBtimesSlashdot)。

探査機の主な任務は、クレーターの側面部の影になっている部分の調査。嫦娥4号の着陸機とローバー探査機には、低周波ラジオ観測、太陽風活動と月面との相互作用、地質学および地下調査などに必要な8種類の探査機器が搭載される。月面の環境下で植物の育成が可能かどうかなどを調べるそうだ。なお、打ち上げに関しては中継予定はなく、公式発表は宇宙船が月面軌道に入った段階で行われるとされている。探査機の月面着陸は2019年1月3日頃だと予想されているが、こちらも中国政府からの公式発表は今のところはないとのこと。

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  • by Anonymous Coward on 2018年12月08日 9時13分 (#3529392)

    同じ内容の記事でも見出しで印象変わりますね。
    嫦娥4号は5年前に打ち上げられた3号の予備機だったのですけど、ずいぶん間が空いちゃいました。

    • by Anonymous Coward

      中国の計画の目標は月面基地建設だからね。

      人間が行くより先に長期滞在できるよう植物工場を作れるようにしておかないと。
      それとも人間が先に行って畑開拓するとか思ってた?

      • どちらかというと、月表面にふんだんにあるヘリウム3 [wired.jp]の染み込んだ砂や石を地球に持ってこれれば、彼らは有人探査にこだわらないんじゃないですかね。
        彼らからすれば月の鉱物・特に次世代核融合の鍵になるヘリウム3が含まれた鉱物を半独占的に地球に持ってきて資源化するために、有人探査どうこう言ってる訳ですし。労働者の代わりにロボットを使ったほうが有利だと考えれば、我々が考えるような月面基地の必要性を撤回するでしょう。

        親コメント
        • どちらかというと、月表面にふんだんにあるヘリウム3 [wired.jp]の染み込んだ砂や石を地球に持ってこれれば、彼らは有人探査にこだわらないんじゃないですかね。

          まだ活用できないヘリウム3の採掘は後回しにして、植物栽培プラントの実験や、そもそも月面上に長期利用ができる施設を設ける経験を積むなど、将来の基地建設に何かと役立つ目標を立てて、今回の計画を実施するのではないかと。

          中国の宇宙開発計画は、100年先の目標に向けて、道筋をブラさずに着実に進めていく印象ですね。(歩みが遅いのは、失敗したら「無かったこと」にするからかも知れませんが)

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        今の段階で確定しているのは月面サンプルリターンまで。
        基地計画は構想はあっても確定していないし、中国は一足飛びに有人計画はしない。

        月面の裏への着陸は米ソもやっていないので、中国が史上初となる快挙。

        • by Anonymous Coward

          影の部分では太陽電池は使えないよね?
          やっぱ原子力電池?
          打ち上げ大丈夫かな?

          • by Anonymous Coward

            ちなみに、「月の裏側」=影 じゃないです、念のため。
            極付近のクレーターの内部だから年中日照がない可能性はあるけど。
            というか、日照がないから氷がある⇒植物プラントを作るのに都合がいいかも
            ってことだろうと思うけど。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月08日 16時35分 (#3529579)

    >ローバー探査機には、低周波ラジオ観測、太陽風活動

    月には電離層があることは知られていたが、地球のシューマン共振あたる電磁波の存在はまだ確認されていない。月の重力は計算値より強いらしいが、原因を探るんだろうか? 中国にはかなり優秀な研究者がいると見える。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月08日 7時49分 (#3529359)

    月は地球と同様の組成の大気がないので植物育成は不可能

  • by Anonymous Coward on 2018年12月08日 15時35分 (#3529554)

    国防科工局新聞宣伝中心 製図 ってのがなんとも・・・
    http://www.cnsa.gov.cn/n6758823/n6758838/c6804671/content.html [cnsa.gov.cn]

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