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2018年12月20日のサイエンス記事一覧(全3件)
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地球

乱獲により激減するオーストラリアのサメ 44

ストーリー by hylom
これに動物保護団体は噛みつかないの 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

オーストラリア東部沿岸でのサメの個体数が大きく減少しているという(AFPCommunications Biology誌掲載論文Nature Asia)。

食用の捕獲ではなく、遊泳場所に向かわせないための駆除が原因とされている。サメの命は海生哺乳類よりは軽いようだ。

オーストラリア東部の沿岸部におけるサメの個体数は過去55年間で減少が続いており、回復する兆しもほとんどないという。この研究では、サメによる被害を防ぐために政府が設置した網や罠で駆除したサメの数を推定、ここからサメが減少したと結論付けている。

一方で人間がサメに襲われる件数は減っておらず、今年はすでに27件が発生しているという。ただ、サメ被害の増加は海を訪れるレジャー客の増加という要因もあるようだ。

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バイオテック

年齢や職業・年収などを一切明かさず行われる「DNA婚活」 43

ストーリー by hylom
ディストピア感ある 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

今、若い世代の間で『DNA婚活』なるものが話題になっているそうだ。パーティー会場のテーブルには、互いのDNAの相性をパーセンテージで表示した数字が書かれている。この数字は事前に行った遺伝子検査を元に表示され、70%以上だと「相性がいい」としている。向かい合った男女は、年齢や職業・年収などを一切明かさず、DNAの相性だけをたよりに交流するのがルールだとしている(NHK)。

婚活サービス会社が根拠としているのが、免疫をつかさどる「HLA遺伝子」。HLA遺伝子には、1万以上の型があり、この型が「似ていない」男女ほど相性がよく「似ている」のは相性が悪いとされる。人はHLA遺伝子の違いを匂いとして感じることができ、スイスで行われた実験では、女性は、自分と型が似ていない男性の匂いほど魅力を感じるとしている。

また、HLA遺伝子の型が似ていない人どうしが結婚すると、免疫の強い子どもが産まれやすいという説もあるようだ。

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バイオテック

人工肉は本物の肉と同じか? 宗教関係者の間で議論 80

ストーリー by hylom
技術と倫理の両方からの議論が必要 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

研究所で製造される人工肉は実用化に近づいている。いくつかの新興企業は、動物細胞を基にした培養細胞肉などもすでに存在する。市販にはまだ至っていないものの、肉に似せたチキンナゲット、ハンバーガー、ステーキのプロトタイプも登場している。しかし、この新しい技術は、新たな問題を引き起こしつつある。宗教もしくは倫理的な理由から肉を避ける人々の存在だ。

ユダヤ教などでは野ウサギの肉を食べることは禁忌とされている。このことから、イスラエルでは細胞培養によって作られたウサギ肉を従来のウサギ肉と同じ扱いにして良いのかといった議論があるようだ(WSJSlashdot)。

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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