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医療

ナノ発電機による電気刺激で傷の治癒を早める絆創膏の研究 28

ストーリー by hylom
使ってみたい 部門より
headless曰く、

米ウィスコンシン大学などの研究グループがナノ発電機(NG)による電気刺激で傷の治癒を早める絆創膏の研究成果を発表している(論文SlashGear)。

電気刺激で傷の治癒が早まることは以前から知られているが、大掛かりな装置が必要になるため通院が必要だった。今回の研究ではPET製のバンドに銅とPTFE(テフロン)を貼り合わせたNGでラットの呼吸による筋肉の動きを1Hz程度の交流電力に変換し、金の電極を通じて傷の両側から印加している。

その結果、NGの出力を接続しない対照群ではおよそ0.4cm×0.4cmの皮膚全層に達する傷が閉じるまでに12日かかったのに対し、NGを使用した場合には3日だったという。幹細胞による治療やナノ素材による創傷被覆材を用いた治療、レーザーによる治療では同様の傷が閉じるまで7日間を要するとのことで、NGを用いる手法では大幅に短縮可能となる。

線維芽細胞の培養実験では、NGに接続した場合に線維芽細胞の生存可能性が高まり、電界に沿って筋線維芽細胞への分化が進むといった現象が確認されており、これらが傷の治癒を促進しているようだ。従来の電気刺激による傷の治療では振幅が大きく周波数の高い電気パルスが用いられているが、NGによる手法では安全性が高く、治療時の不快感も少なくなる。この手法が発展すれば、いずれは慢性疾患の効果的な治療法にもつながるとのことだ。

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  • by iwakuralain (33086) on 2018年12月28日 15時59分 (#3541040)

    この時期は静電気ひどいから治るの早いかもしれん

  •  微小電力でいいなら、ナノマシンにも搭載できるんじゃないだろうか。

     例えばの話だけどナノマシンにこの機能をつけて、動脈硬化した血管内部のこぶを血中に送り込んだナノマシンで破壊して、この技術で素早く治療するとかできないだろうかね。

    • by Anonymous Coward

      アイデアはミクロの決死圏だね。

      ただ血栓のサイズは数ミリ、例えば5ミリとすると、5000000 nm
      ナノマシンを50 nmとすると、5000000/50=100000
      そうすると、1万メートル深さのマリアナ海溝を1メートルのブロックで埋めていく感じだからだいぶ非効率かも。

  • by ukenerai (36532) on 2018年12月30日 18時59分 (#3541785) 日記

    「パルス!」
    「目がー目がー……治った!?」

    --
    -- う~ん、バッドノウハウ?
  • by Anonymous Coward on 2018年12月28日 15時19分 (#3541023)

    なぜ生物は初めからそうなっていないのか?

    • Re:副作用は? (スコア:4, 参考になる)

      by hjmhjm (39921) on 2018年12月29日 11時02分 (#3541322)

      多少の傷の治癒速度なんか、進化の淘汰圧にならんからやろ。
      重大な傷なら、むしろ治癒速度よりも、そんな失敗をするような個体は死んだほうが種として得かもしらんし。

      副作用はたしかに気になるが、話が別。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        激しく同意。

        むしろそもそも怪我しないように、防御力を上げる方向への進化の方がめだってる気もする。

        分厚い皮とか、固い鱗とか、衝撃を受け流すフサフサの体毛とか。
        きわめつけが亀の甲羅かな?

        #動きが鈍重になったり成長に時間かかったりと言ったデメリットもあるから、最後はトレードオフの問題

    • by minet (45149) on 2018年12月28日 15時27分 (#3541026) 日記

      まだまだ進化の余地があるってことだな

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      つまりシックスパッドを貼っているのと同じ状態なので、副作用としては腹筋がバキバキに割れます。

      • by Anonymous Coward

        低周波治療器つかって傷は早く治るかな

    • by Anonymous Coward

      もとからそうなっていて、今回は電力を他から持ってきたから影響が強くなったのかもよ?

    • by Anonymous Coward

      そもそもげっ歯類は人間より皮筋が発達してて傷口がすぐ収縮するから
      人間向けの傷治療の実験動物として不適切とか何かで読んだ

    • by Anonymous Coward

      猫のゴロゴロは骨の再生を早めるという研究があるよ
      まだ解明されてないだけで他にも色々あるかもしれないよ

  • by Anonymous Coward on 2018年12月28日 16時07分 (#3541043)

    12日が3日に短縮というのは 凄いね

    • by Anonymous Coward

      次は傷跡にケロイドを生成しなくする研究かな

    • by Anonymous Coward

      細胞外マトリックスも併用すると、さらにいいかも。
      再生絆創膏とか

    • by Anonymous Coward

      No Good

      ちなみに、
      >NGでラットの呼吸による筋肉の動きを1Hz程度の交流電力に変換し、金の電極を通じて傷の両側から印加している。
      のだからナノサイズの発電機っていうのはちょっと疑問っすね。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月28日 17時44分 (#3541090)

    マイナスイオンって書いてあったから、眉唾だと思ってた。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月28日 23時02分 (#3541207)

    人間に適用するならボタン電池と直流交流変換回路でも良いではないか

  • by Anonymous Coward on 2018年12月29日 1時17分 (#3541247)

    整骨院でほとんど感じることのない微弱な電気を当てる治療を受けていますが。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月29日 9時02分 (#3541287)

    今回は表層の皮膚が対象だったと思うけど、例えば靭帯とか筋肉にも同様に効くのだろうか。

    サッカー選手なんかが靭帯をヤッて、1 年コースとか、見ててもツライ。
    そこら辺りに需要もあるだろうし、なんならリーガとかプレミアのチームなら 100 億円くらい出しても安いもんだろう。

  • by Anonymous Coward on 2018年12月30日 12時11分 (#3541625)

    癌を誘発する確率を増やすことにもならないだろうか?
    足の裏にほくろがあると、歩行などによる継続的な刺激で悪性黒色腫になる危険性が増すという話を何かで読んだが。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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