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医療

インスリンの経口投与を可能にするカプセル、ヒョウモンガメの甲羅をヒントに開発される 15

ストーリー by hylom
インスパイア 部門より
headless曰く、

MITを中心とした研究グループがインスリンの経口投与を可能にするという、ブルーベリー粒ほどの大きさのカプセルを開発した(MIT NewsSlashGearArs Technica論文概要)。

インスリンなどの生体高分子は病気の治療に高い効果を持つ一方、消化器官で分解されやすく、吸収効率も悪いため、経口投与で効果を発揮させるのは困難だ。研究グループのメンバーの一部は数年前、胃壁や腸壁に注射可能な多数の細かい針を備えたカプセルを開発しているが、針が確実に刺さるとは限らないのが難点だったという。

研究グループでは今回、ひっくり返っても元に戻るヒョウモンガメの甲羅をヒントにカプセルSelf-Orienting Millimeter-Scale Actuator(S.O.M.A.)をデザインした。これにより、カメの腹に相当する注射針を備えた部分が確実に胃壁へ着地するという。注射針はフリーズドライのインスリンで作られており、糖で作られたディスクで固定されている。カプセルが胃に入ってディスクが溶けると、針がスプリングにより押し出されてインスリンが注射される。

インスリンは服用から1時間ほどで血管内に送り込まれ、カプセルは便と一緒に排泄される。胃には痛点がないため、患者の不快感も少ないとみられる。ブタを使用した実験では300マイクログラムのインスリンを注射することに成功しており、後に1型糖尿病患者が必要とする5ミリグラムまで増やすことに成功しているとのことだ。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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