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2019年2月22日のサイエンス記事一覧(全4件)
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バイオテック

モモンガに紫外線を照射するとピンク色に光ることが判明 28

ストーリー by hylom
放射線のせいではない 部門より
yamajun88曰く、

北米に生息するモモンガ3種には、紫外線を当てるとピンク色に光る性質があるという(ナショナルジオグラフィック)。

ノースランド大学の生物学者・林学者たちがJournal of Mammalogyに1月23日付けで発表した。このような発光は「生物蛍光」と呼ばれ、例えばニシツメドリの嘴やカメレオンの骨が紫外線下で青く光ることが知られているが、哺乳類の毛が生物蛍光するケースは稀で、これまで20種あまりのオポッサムでしか確認されていなかった。モモンガとオポッサムは近縁関係にはなく、生息している生態系も食べ物も異なっているが、どちらも夕暮れ時に活動するという共通点がある。薄暗いときに地上に到達する太陽光は紫外線の割合が多いため、夜行性の動物にとって紫外線視覚は重要と考えられているが、モモンガがピンク色に蛍光する目的は今のところ不明だ。

また、今回の発見はまったくの偶然だったという。論文の共著者で林学者のジョン・マーティン氏が夜のウィスコンシン州の森で紫外線ライトを照らし、蛍光するキノコやカエルを探していたところ甲高いモモンガの鳴き声が聞こえ、その方向にライトを向けるとピンク色に光ったのだという。哺乳類の生物蛍光は、研究者たちが考えているよりもずっと一般的である可能性がある。

ナショナルジオグラフィックにモモンガがピンク色に蛍光する写真が掲載されているので、是非ご覧いただきたい。

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バイオテック

ブタの体内で人間の膵臓を作製する研究、東大が今年度にも実施へ 86

ストーリー by hylom
臓器工場は実現できるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

東京大学などの研究チームが、人間の膵臓をブタの体内で育てる研究を2019年度にも始めるという(日経新聞)。

人間のiPS細胞をブタの受精卵に注入してブタの子宮に入れ、胎児まで育てた後に脾臓を取り出すという手法。将来的にほかの臓器での応用も検討しているという。

海外では研究が進んでいたものの、国内では規制があり研究が進んでいなかった。このため厚生労働省などは動物と人間の細胞が混ざった「動物性集合胚」とよばれる受精卵を動物の子宮に戻して出産する行為について、4月にも解禁する方針を決めたという。

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ビジネス

Amazon、2030年までに全出荷の50%で「ゼロカーボン」化へ 28

ストーリー by hylom
ハードルは高そうだ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

Amazon.comが、2030年までに全出荷の50%で二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン」を目指すという(CNET JapanSlashdotAmazon公式ブログ)。

この試みは「Shipment Zero」と名付けられている。Amazonはすでに電気自動車での配送やバイオ燃料の利用、再利用できるパッケージの使用、再生可能エネルギーの利用といった試みを行なっており、これをさらに発展させる方針だという。

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バイオテック

沖縄の研究機関、リュウグウノツカイの人工授精・人工孵化に世界で初めて成功 19

ストーリー by hylom
育てるのは難しいのだろうか 部門より
yamajun88曰く、

沖縄美ら島財団総合研究センターが、リュウグウノツカイの人工授精と人工孵化に世界で初めて成功したと発表した (FNN沖縄タイムス)。

同研究センターによると、定置網にかかっていた全長およそ3mのリュウグウノツカイ2匹から精子と卵子を取り出し、人工授精に成功。卵からおよそ20匹が孵化した。稚魚は全長およそ7mmまで成長し、特徴である長く伸びた背びれも確認されたが、その後、19日までにすべて死んでしまったという。

同研究センターは、今回の飼育で得られた情報をもとに、さらに研究を進めるとのことだ。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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