パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2019年7月2日のサイエンス記事一覧(全2件)
13947894 story
EU

フランスで45.9℃を記録、ヨーロッパ各地の記録的暑さで死者や山火事 59

ストーリー by hylom
エアコンなしで30度後半はやばい 部門より

昨年欧州では記録的な猛暑が続いたが(過去記事)、今年もまだ6月にもかかわらず記録的な暑さになっているという(NHKBBCAFPCNNYahoo!ニュース)。

6月26日にはドイツやポーランド、チェコで最高気温が観測史上最高38度を超えた。28日にはフランス南部ガール県で45.9度を記録、国内の観測史上最高を更新した。欧州北部などではエアコンを設置していない家庭も多く、猛暑による死者も出ているという。

こういった猛暑は気候変動が関わっているとされ、フランス気象庁は2050年までに熱波に覆われる頻度が2倍に増えると見ている。

13948338 story
idle

長時間座って過ごす人の心血管疾患・早期死亡リスク、テレビ視聴で上昇し、仕事では上昇しないとの研究成果 19

ストーリー by hylom
テレビ視聴中って何時間も座ったままになるのか 部門より

headless曰く、

余暇に長時間座ってテレビを視聴する人は心血管疾患(CVD)・早期死亡リスクが高くなる一方、仕事で長時間座っていてもリスクは上昇しないという研究成果が発表された(論文コロンビア大学アービング医療センターのニュース記事SlashGear)。

座った姿勢(眠っている時を除き、横になった姿勢を含む)で過ごす時間が長い場合、CVDを含む疾病リスクや早期死亡リスクが高くなることが過去の研究で示されている(2010年の記事2012年の記事2017年の記事)。一方、最近の研究では同じ座った姿勢でも余暇の方が仕事中よりもC反応性タンパクや血中脂質といったCVDリスク要素が増加することも示されており、座った姿勢のすべてが同じではないとの見方も出てきている。

今回の研究は、米ミシシッピ州ジャクソンで行われたJackson Heart Study(JHS)参加者のうち、テレビ視聴時間と仕事中の座る頻度に関するデータのある3,592名を対象としたものだ。JHSはCVD・早期死亡リスクが高いアフリカ系アメリカ人を対象に実施され、中央値8.4年間の追跡調査が行われた。

結果としては、1日のテレビ視聴時間が4時間を超える人のCVD・早期死亡リスクは2時間未満の人と比べて80%高くなっている。テレビ視聴時間が4時間を超える人の場合はアルコール摂取量が多く、高喫煙率、不健康な食事、高BMI、高血圧、休暇時の運動量が少ないなどの傾向がみられるが、これらの要素と仕事で座る頻度を勘案しても50%高くなる。週150分以上中~強度の運動をしている場合、4時間を超えてテレビを視聴する人のCVD・早期死亡リスクは2時間未満の人よりも低くなっている。一方、仕事中にほとんど座っているという人の場合、ほとんど座らない人と比べてCVD・早期死亡リスクは30%低くなっている。ただし、上述の要素とテレビ視聴時間を勘案した場合の差は10%となり、(サンプル数が少ないこともあって)統計的に有意な差ではないとのこと。

このような違いが出る理由は明らかになっていないが、テレビ視聴中は何時間も座ったままになるのに対し、仕事中はしばしば立ち上がる人が多い点を可能性の一つとして研究者は指摘する。そのため、テレビ視聴中もずっと座り続けずに、時々立ち上がるだけでも悪影響を緩和できる可能性があるという。今後の研究では、長時間のテレビ視聴がCVD・死亡リスクを上昇させる理由や、夕食をたっぷり食べた後でそのまま座り続けるなどの生活習慣が与える影響を調べる計画とのことだ。

typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

読み込み中...