パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2019年8月17日のサイエンス記事一覧(全3件)
13982718 story
テクノロジー

家畜のオスとメスを産み分ける新技術が開発される 29

ストーリー by hylom
人間に対して使えるかは倫理的な問題が出てきそう 部門より

広島大学の研究者らが、牛や豚などの家畜について「オスとメスの産み分け」を行える技術を開発したそうだ(広島大学の発表日本農業新聞朝日新聞NHK)。

発表によると、X染色体をもつ精子(X精子)とY染色体をもつ精子(Y精子)には潜在的な機能差があり、こうした機能差を利用してX精子とY精子を分離できるという。この技術を使った牛や豚を使った雌雄産み分けにも成功したそうだ。

13983157 story
アメリカ合衆国

米食品医薬品局、漂白剤の成分を有効成分とする「治療薬」を使用しないよう呼びかけ 29

ストーリー by headless
危険 部門より

米食品医薬品局(FDA)が「Miracle Mineral Solution (MMS)」「Chlorine Dioxide Protocol」「Water Purification Solution」などという名称で販売されている亜塩素酸ナトリウム製品(MMS製品)を使用しないよう呼び掛けている(ニュースリリース消費者向け記事Ars Technicaの記事)。

MMS製品は亜塩素酸ナトリウム水溶液であり、クエン酸と混ぜてから服用するよう指示されている。FDAでは効果も安全性も確認されておらず、漂白剤を飲むようなものだとして2010年から注意喚起しているが、がんや自閉症、HIV/AIDSなどさまざまな病気の治療に効果があるとソーシャルメディアで宣伝され、オンラインでの販売が続けられているという。亜塩素酸ナトリウムや酸との反応で発生する二酸化塩素を服用すれば嘔吐や下痢を引き起こすが、これらの症状も効果の表れだと宣伝されているとのこと。

FDAではMMS製品の服用が嘔吐や下痢のほか、脱水症状や脱水症状による血圧低下、急性肝不全なども引き起こすとし、これらの症状が現れた場合はできるだけ早く医療機関に相談することを推奨している。FDA長官代行のNed Sharpless氏はFDAの規制を逃れて未認可で危険性のある製品を販売する行為には適切な処置を行うと述べ、これらの製品が深刻な被害を引き起こす可能性があるという強く明確なメッセージを送るとも述べている。

なお、Amazon.comではMMS製品の販売MMS製品による治療法を解説する書籍の販売が批判され、たびたび出品を取り消しているようだが、同様の製品は現在も販売されている。

13983367 story
ビジネス

Amazon、出品者が商品を廃棄する代わりに慈善団体へ寄付できるようにするプログラムを発表 8

ストーリー by headless
寄付 部門より

Amazonは14日、Fulfillment by Amazon(FBA)で商品を販売する出品者が売れ残りの商品や返品された商品を慈善団体へ寄付できるようにする新プログラム「Fulfilled by Amazon(FBA) Donations」を発表した(The Amazon blogの記事CNBCの記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

現在、FBAで売れ残った商品や返品された商品は出品者への返送またはAmazonによる廃棄処分を選択できる。1月にフランスのテレビ局M6が放送したドキュメンタリー番組「Capital」では、フランス国内のAmazonの倉庫で大量の商品が廃棄される様子が紹介されており、5月には英国でも同様に大量の商品廃棄が行われていることをMail on Sundayの記者が潜入リポートしている。

FBA Donationsは埋め立て地へ送られる商品を減らし、それを必要とする人へ提供できるようにするもので、Amazonが長年行なっている非営利組織や慈善団体への商品の寄付を出品者も利用できるようにするとのこと。本プログラムによる寄付は9月から米国と英国で開始される。

CNBCによるとプログラムは全出品者が対象で、廃棄を選んだ場合には寄付がデフォルトのオプションになるという。現在、Amazonは在庫の返送に1点あたり50セント、廃棄に1点あたり15セントを課しているとのことだが、寄付の場合も15セントの負担が必要になるように報じられている。

typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

読み込み中...