家畜のオスとメスを産み分ける新技術が開発される 29
人間に対して使えるかは倫理的な問題が出てきそう 部門より
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米食品医薬品局(FDA)が「Miracle Mineral Solution (MMS)」「Chlorine Dioxide Protocol」「Water Purification Solution」などという名称で販売されている亜塩素酸ナトリウム製品(MMS製品)を使用しないよう呼び掛けている(ニュースリリース、 消費者向け記事、 Ars Technicaの記事)。
MMS製品は亜塩素酸ナトリウム水溶液であり、クエン酸と混ぜてから服用するよう指示されている。FDAでは効果も安全性も確認されておらず、漂白剤を飲むようなものだとして2010年から注意喚起しているが、がんや自閉症、HIV/AIDSなどさまざまな病気の治療に効果があるとソーシャルメディアで宣伝され、オンラインでの販売が続けられているという。亜塩素酸ナトリウムや酸との反応で発生する二酸化塩素を服用すれば嘔吐や下痢を引き起こすが、これらの症状も効果の表れだと宣伝されているとのこと。
FDAではMMS製品の服用が嘔吐や下痢のほか、脱水症状や脱水症状による血圧低下、急性肝不全なども引き起こすとし、これらの症状が現れた場合はできるだけ早く医療機関に相談することを推奨している。FDA長官代行のNed Sharpless氏はFDAの規制を逃れて未認可で危険性のある製品を販売する行為には適切な処置を行うと述べ、これらの製品が深刻な被害を引き起こす可能性があるという強く明確なメッセージを送るとも述べている。
なお、Amazon.comではMMS製品の販売やMMS製品による治療法を解説する書籍の販売が批判され、たびたび出品を取り消しているようだが、同様の製品は現在も販売されている。
Amazonは14日、Fulfillment by Amazon(FBA)で商品を販売する出品者が売れ残りの商品や返品された商品を慈善団体へ寄付できるようにする新プログラム「Fulfilled by Amazon(FBA) Donations」を発表した(The Amazon blogの記事、 CNBCの記事、 The Vergeの記事、 SlashGearの記事)。
現在、FBAで売れ残った商品や返品された商品は出品者への返送またはAmazonによる廃棄処分を選択できる。1月にフランスのテレビ局M6が放送したドキュメンタリー番組「Capital」では、フランス国内のAmazonの倉庫で大量の商品が廃棄される様子が紹介されており、5月には英国でも同様に大量の商品廃棄が行われていることをMail on Sundayの記者が潜入リポートしている。
FBA Donationsは埋め立て地へ送られる商品を減らし、それを必要とする人へ提供できるようにするもので、Amazonが長年行なっている非営利組織や慈善団体への商品の寄付を出品者も利用できるようにするとのこと。本プログラムによる寄付は9月から米国と英国で開始される。
CNBCによるとプログラムは全出品者が対象で、廃棄を選んだ場合には寄付がデフォルトのオプションになるという。現在、Amazonは在庫の返送に1点あたり50セント、廃棄に1点あたり15セントを課しているとのことだが、寄付の場合も15セントの負担が必要になるように報じられている。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家