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2019年9月18日のサイエンス記事一覧(全2件)
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アメリカ合衆国

ここ10年間の異常気象はアメリカに7,610億ドルもの被害をもたらしている 27

ストーリー by hylom
急増 部門より

taraiok曰く、

ここ10年ほどの間、米国内では異常気象などが多発している。今月の9月上旬にはハリケーン「ドリアン」が発生。大きな被害をもたらした。国立海洋局の1980年以降の調査データによると、1980年代のハリケーン発生数は93件だったのに対し、1990年代は110件、2000年代には151件にまで増加した。これにより、極端な気象現象が人々や財産に大きな影響を与えているとしている(NBCNewsSlashdot)。

さらに異常気象の増加はハリケーン以上にハイペースだ。この異常気象ハリケーンのほかに、洪水、干ばつ、凍結、激しい嵐、山火事、冬の嵐などが含まれる。国立環境情報センターがおこなった気象災害の分析結果によると、1980年代以降、10億ドル以上の被害をもたらした気象災害が大幅に増えているという。

1980年代は28件だったのに対し1990年代は52件に、2000年代には59件だった。ところが、ここ10年間では111件が発生している。1980年以降に発生した10億ドル越えの異常気象は250件件発生しているが、そのうちの半数がここ10年間で発生したことになる。

1980年代に発生した被害の大きな気象災害は28件。インフレ調整後のドルで合計約1,720億ドルの被害が発生した。しかし、この10年間に発生した111件の気象災害では、合計で7,610億ドル以上の費用がかかっているとしている。現在のペースでは、2020年代に1兆ドルを超えると見込まれている。

これらの気象災害による死亡者の数は、1980年代は2,800人であったのに対し、この10年間はほぼ5,200人にまで増加したとされる。なお、この中には先のハリケーンドリアンの被害は含まれていないとのこと。

14005893 story
ニュース

天然痘を保管しているロシアの研究所で火災、ウイルスなどの拡散はないと当局は発表 21

ストーリー by hylom
フィクションならその後大トラブルになるやつ 部門より

旧ソ連時代に生物化学兵器の開発を行い、現在はウイルスの研究を行なっているロシアの「ベクター研究所」が爆発・炎上したことが報じられている(RTAFPTogetterまとめForbes JAPAN)。

この研究所は世界に2箇所しかない、天然痘の貯蔵を行なっている施設の1つで(過去記事)、またHIVやエボラ熱、炭疽菌などのウイルス試料も保管されているという。この事故で建設作業員1名が火傷を負ったが、ロシア当局は迅速に消火活動が行われて建物に被害はなく、バイオハザードの恐れはないと発表しているが、過去にロシア政府は軍事実験施設での事故を隠蔽したこともあり、疑念の声もあるようだ。

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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