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バイオテック

セントラルドグマは必然、東大の研究者らが実証 28

ストーリー by hylom
分子生物学は難しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

地球上に存在するすべての生命は、DNAがmRNAに転写され、このmRNAが細胞を構成するタンパク質を作るという構造を持っている。これをセントラルドグマと呼ぶ。このような仕組みになっているのには必然性があるということを発見したと東京大学の研究者らが発表したProceedings of the Royal Society B掲載論文)。

DNAからRNAへの転写や、RNAからのタンパク質の合成には、それぞれ酵素となるタンパク質が関与している。これらタンパク質も細胞によって合成されるわけだが、一方でRNAが最終的に生成するものもタンパク質だ。このように細胞を構成するタンパク質は、次世代に情報を伝えるものと、それ以外の触媒となるものに分化している。今回発表された論文では、この「情報と機能の分業」がなぜ発生するのかを説明している。

具体的には、タンパク質の複製には触媒が必要で、触媒は他のタンパク質を複製させている間は自身を複製できない。そのため、触媒となるタンパク質と、複製される側になるタンパク質に機能が分かれることになるという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2019年10月04日 14時40分 (#3696241)
    分子生物学の難しい話を専門の方に深めていただいて別のタレコミに移動するのか、
    セントラルドグマという中二っぽい名称をみんなで弄ぶのか・・・
    • by Anonymous Coward

      難しいといってもものすごく単純化したモデルだしなあ。
      最初になんでもできるレプリケータがありますよってのはちょっと都合良すぎるんじゃないの。

      • by Anonymous Coward
        最初になんでもできるインテリジェントデザイナーがありますよってモデルとどっちがいい?
        • by Anonymous Coward

          > 最初になんでもできるインテリジェントデザイナーがありますよってモデルとどっちがいい?

          そりゃレプリケータの方がマシでしょ。
          議論の余地なし。

          • by Anonymous Coward

            今のような微生物がいなくて酸素も無い環境なら、様々な裸の高分子がスローライフを送ることができたと思われます。そんななかで自己複製ぽいことのできる何種類かの高分子が進化したのでしょう。

            材料になる低分子が薄く溶けた洞窟の水中で粘土の表面の有機物の染みの面積が倍になるのに百年かかってもいいじゃない。

            • by Anonymous Coward

              自己複製ぽいことだけでなくもっと色々できるという仮定だけど

      • by Anonymous Coward

        まぁだから「ドグマ」とか称して自嘲してるんだろうなw

        • by Anonymous Coward

          スーパーワンがいれば無問題

          • by Anonymous Coward

            ファンから借金したという別の問題が発生しています。
            バイク2台持ってて、昭和ライダーの中では金持ち呼ばわりだったのになあ。

    • DNA ・・・ 様々なツールのコードをまとめたtarボール
      RNA ・・・ ツールのソースコード
      酵素 ・・・ 各種コマンド

      セントラルドグマ
        ・・・ tarボールから必要なソースコードを解凍しコンパイルし
            実行ファイルを作成する作業

      ①DNAからRNAへ転写作業をする(圧縮ファイルを解凍しソースコードを取り出す)
      ②RNAをリボソームへ持ってく(ソースコードをコンパイラが読込できる場所に移動する)
      ③RNAの内容をもとにタンパク質を合成(みんな大好きコンパイル)

      論文では、

      • DNAからタンパク質へ
      • by Anonymous Coward

        セントラルドグマはRPMのスクリプトってところだね

    • by Anonymous Coward

      は自由だ!(by犬井ヒロシ)

  • by Anonymous Coward on 2019年10月04日 14時55分 (#3696246)

    「セントラル・ドグマとパシフィック・ドグマの生命の覇権をかけた戦いが 繰り広げられるに違いない!」
    「いわゆる日本シリーズですね!」

    「HAL」Byあさりよしとお

    • by Anonymous Coward

      「人気​のセ、実力のパ」

      このネタが通用する場所がsrad

  • by Anonymous Coward on 2019年10月04日 15時25分 (#3696267)

    「缶詰を開ける道具の設計図は缶詰の中にある」
    というのは解決したのかな
    鶏と卵がどちらが先か、みたいな話で、
    「同時にできた」ということなのかな
    ちょっとちがうか。

    • by Anonymous Coward

      苦労して開けても設計図は入っていなかったそうです。
      このため缶切りの発明は缶詰めの実用化から半世紀近く遅れてしまいました。

      • by Anonymous Coward
        実際欧米ではまだ発明されてないらしく使いにくい缶切りモドキしかない場合が多いしね
        • by Anonymous Coward

          だから、握りつぶしてホウレン草を食べてるのか。

    • by Anonymous Coward

      別々に生まれたものが出会って互いに利用することで効率的なって、ある時点からは互いが不可欠にまで進化したのでしょう。
      単体で完結していた残されたグループはその非効率さゆえ、進化した複合型と喰い合いになれば負けてしまい、また増殖も遅いので絶滅したのでしょう。

      • by Anonymous Coward

        さらっと言ってるけど
        それってめちゃくちゃ難しそう (コナミ

    • by Anonymous Coward

      最初は同じ分子が情報役と機能役を両方持っていたんじゃないかと、前から言われていた。
      つまり缶切り機能付き缶詰みたいな。
      そんなことができる分子はタンパク質かRNAだろう、っていうのでプロテインワールド仮説やRNAワールド仮説が生まれた。
      現在は情報を伝える分子はDNA、機能を持つ分子はタンパク質に分業している。(この辺、タレコミの文はちょっと違うと思う。)

      プレスリリースを読む限り今回の発表は、最初に缶詰兼缶切りの分子が細胞の中にいっぱいいて、
      それが缶詰役と缶切り役に分かれていく過程をシミュレーションしてる。
      缶切り機能というより、開けて増やすまでの機能だけど。
      缶詰にとっては、他の缶詰を開けて増やすより、増やしてもらうのを待ったほうが増えるので、缶切り機能を捨てたい。
      でも集団(細胞)にとっては、缶切り役が多い方が効率よく増殖できる。その兼ね合いの結果、分業が進んでいくって話らしい。

  • by Anonymous Coward on 2019年10月04日 19時14分 (#3696394)

    そういう名前の熊がいるのかと思ったよ。

    🐻<セントラルドグマは、クマ科に属する哺乳類である。

    • by Anonymous Coward

      俺はアニメのエヴァンゲリオンに出てくる施設である、セントラルドグマがネルフ本部にあるのは必然という意味かと思ったよ。

    • by Anonymous Coward

      マグマが中心に集まったやつがセントラルドグマだと思ってたよ。

  • by Anonymous Coward on 2019年10月05日 10時40分 (#3696663)

    DNAから直接たんぱく質作ろうとせずに、わざわざコピー作ってそこから作ってるのは意味があるよって話なの?

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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