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2019年10月22日のサイエンス記事一覧(全3件)
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月

政府、米国の月探査計画への参画を決定 19

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参画 部門より
AC0x01 曰く、

政府は18日に開催した第20回宇宙開発戦略本部会合で、米国が提案する月探査計画への参画を決定した(参画方針: PDF米国提案による国際宇宙探査について: PDFNHKニュースの記事soraeの記事)。

米国は2022年より月周回有人拠点(ゲートウェイ)の建設を開始し、2024年には有人月着陸を計画している。日本には昨年参画を提案していた。

宇宙開発戦略本部では以下の4点を協力項目としてまとめている。

  1. 第1段階ゲートウェイへの我が国が強みを有する技術・機器の提供
  2. HTV-X、H3によるゲートウェイへの物資・燃料補給
  3. 着陸地点の選定等に資する月面の各種データや技術の共有
  4. 月面探査を支える移動手段の開発

具体的な参画にあたり、日本人宇宙飛行士が活躍する機会の確保など、宇宙先進国としてのプレゼンスの確保を図ることが留意点の一つとして挙げられている。

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国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーション船外からのファクトチェック 40

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確認 部門より
NASAのジェシカ・ミーア宇宙飛行士は18日、国際宇宙ステーション(ISS)の外側からドナルド・トランプ米大統領の発言をファクトチェックした(ホワイトハウスの記事The Vergeの記事中継動画)。

当時ミーア宇宙飛行士はクリスティーナ・コック宇宙飛行士とともに、史上初となる女性だけの船外活動の最中だった。マイク・ペンス副大統領やNASAのジム・ブライデンスタイン長官、イバンカ・トランプ氏とともに中継を見守っていたトランプ大統領は、電話で2人と会談。トランプ大統領は原稿のようなものを見ていたが、史上初めて女性がISSの外に出たと述べ、2人の歴史的な活躍を称賛した。

これに対しミーア宇宙飛行士は、既に何人もの女性が船外活動しているので自分たちが名誉を独占したくないと述べ、今回は2人の女性が同時に船外に出るのが初めてというだけだと説明した。船外活動についても外に出て仕事をするだけで大したことではないと述べつつ、歴史的な達成の名誉を先人に贈りたいとも述べている。トランプ大統領との会談から約2時間20分後、7時間17分に及ぶ船外活動は無事完了した。

女性宇宙飛行士2名による初の船外活動は3月にコック宇宙飛行士とアン・マクレイン宇宙飛行士による実施が計画されていたが、サイズの合う宇宙服がそろわず取りやめとなり、それぞれが男性宇宙飛行士と船外活動を実施していた。ミーア宇宙飛行士は18日が初の船外活動、コック宇宙飛行士は4回目の船外活動だった。
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スポーツ

マラソンで高記録を出した選手が使用するNikeのレーシングシューズに厳しい視線 212

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反発 部門より
マラソンで次々と高記録が生まれる中、選手が使用しているNikeのレーシングシューズに厳しい視線が注がれているそうだ(The New York Timesの記事GeekWireの記事HYPEBEASTの記事BJSM Blogの記事)。

12日に非公式ながら男子マラソンで初めて2時間を切る記録を出したケニアのエリウド・キプチョゲ選手、翌13日に女子マラソンの世界新記録を出したケニアのブリジット・コスゲイ選手はともにNikeのレーシングシューズ「ZoomX Vaporfly NEXT%」を使用していた。ZoomX Vaporfly NEXT%はミッドソールに反発力が高く軽量なZoomXフォームとエネルギーロスを抑えるカーボンファイバープレートを採用。2017年に前モデル「Zoom Vaporfly 4%」が発売されて以来、使用選手が数多くの高記録を生んでいる。The New York Timesによると、過去13か月間で男子マラソンの歴代トップ5の記録を出した選手はみなVaporflyを使用していたという。キプチョゲ選手は公式の世界記録保持者でもあるが、昨年9月に世界記録を出した際に使用していたのもVaporflyだ。

かつて薄いソールが主流だった長距離用レーシングシューズだが、Vaporflyのソールはかかと部分で31mm。他社も厚いソールのレーシングシューズを発売しているが、特許の壁に阻まれてNikeに追いつけないでいるそうだ。シューズに関する国際陸上競技連盟(IAAF)の現在のルールでは不公平なアドバンテージを与えないこと、すべての人が入手しやすいことが規定されているものの、具体的な基準は設定されていない。そのためBJSM Blogの記事では、ソールの厚さを最大31mmに制限すべきだという意見が紹介されている。最大31mmに設定すれば現在のレーシングシューズはすべて条件を満たす一方で、将来的に靴と認識できないような体の拡張に進化していくことを防ぐことができるとのこと。

IAAFは「ある形のテクノロジーがスポーツの価値に反する補助をアスリートに提供しているのは明らか」だと述べており、この問題を検討するワーキンググループも立ち上げたそうだ。一方、IAAFが規定を強化すれば一般ランナーのためのランニングシューズを改良する機会も失われるという意見も出ているとのことだ。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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