ヘリウム危機、背景には需要増と供給減 71
資源争奪負け 部門より
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Anonymous Coward曰く、
エチオピア・ダナキル砂漠にあるダロル火山は食塩泉や酸性泉などが多数あることで知られるが、この環境を地球外の過酷な環境と見立てて、こうした環境下での生物の存在可能性を調査した研究結果が発表された(Engadget日本版、ScienceAlert)。
この研究はフランス国立科学研究センターのロペス・ガルシア氏らによるもので、ダロル火山から採取したサンプルを元に調査を行ったという(Nature ecology & evolution誌掲載論文)。その結果、水が存在したとしても、極度の塩分と強酸性がそろった環境ではどの細菌も生き延びられないことがわかったという。
一方で、有機物に似た構造を持つ、珪素が主成分の物質の存在も確認されたという。これは細胞ではないが細胞によく似ているため、同様のものが地球外から採取したサンプルにも存在した場合、研究者らが生命の痕跡を見つけたと思い込んでしまう危険があると警告している。
Anonymous Coward曰く、
放射性物質「アメリシウム241」を許可なしに保有していた会社員が放射線障害防止法違反などの容疑で逮捕された(NHK)。
放射性物質を(非合法に)持っているアレな方はお気を付けください
容疑者は今年3月に3Dプリンタ製の銃や爆薬、覚せい剤などを製造・所持していたとして懲役3年以上5年以下の不定期刑判決を受けた19歳男性や、4月に自宅でウラン鉱石からウラン精鉱を精製しネット販売していたとして摘発された男子高校生らと交流があったとのことで、そのため警察が関係先として捜索を行ったところアメリシウム241が見つかったという。さらに、その男子高校生も同じくアメリシウム241を所持していた疑いがあるという(日経新聞、産経新聞)。
近畿大学がニホンウナギの人工孵化と50日間の飼育に成功したと発表した(日経新聞)。
ウナギの完全養殖は困難で、現在行われている養殖は採取した稚魚(シラスウナギ)を育てている。しかし、昨今ではシラスウナギの漁獲量が減少していることから、完全養殖の実用化が望まれていた。
今回の研究では、養殖ウナギから合計約170万個の卵を採取して人工授精を行い、数万尾の仔魚を誕生させたという。その後発表時点で50日齢仔魚(全長約20mm)が約20尾、43日齢(約18mm)が約100尾、28日齢(約12mm)が約1,000尾生育する状況だという。
過去にも人工孵化や完全養殖の事例はあるが、コスト面の問題で実用化されていない。近畿大学はまずシラスウナギまで育てることを目標としているという。
コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell